犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

韓国フィーバー!

2006-06-14 07:47:31 | 日々の暮らし(韓国~2007.7)
 いや~,羨ましい。

 前夜の日本の悪夢のような敗戦から一夜明けて,韓国。逆転勝ちというもっとも気持ちのいい勝ち方で快勝しました。
 李天秀,安貞桓と,役者も揃っている。韓国じゅうがいやがうえにも盛り上がりました。

 最初,市庁周辺のBARで酒でも飲みながら見ようかと思ったのですが,市庁前広場の様子を見たら,ただごとじゃない。試合開始は夜10時なのに,3時ごろからドンチャカやってる。
 私が通り掛かった夜7時は,各方向から人の波が市庁前広場に向かっていて,道路はすでにマヒ状態。これじゃあ,12時に試合が終わっても家に帰れない。あしたは普通に会社に行かなきゃならないし。

 ということで,おとなしく帰って,家で見ることに。
 家のそばでもどこかに街頭テレビがあるんでしょうか,若者たちの嬌声と「デーハンミンクク」の合唱が聞こえる。

 前半,トーゴに先制され嫌な雰囲気のまま前半終了。
 焦りの気持ちが出てきた後半10分ほどで,李天秀の鮮やかなフリーキック。応援団の気勢が一気にあがります。
 そして,2002年のワールドカップのスター安貞桓の投入。
 後半30には,まさにその安貞桓のロングシュートが決まり,最高潮に。
 残り15分は余裕をもってリードを守る。

 前半適度にハラハラし,後半多いに盛り上がり,余裕をもってゲームセットを見守る。まさに理想的な試合運びです。

 今朝ニュースを見て,市庁前広場にいなくてよかったと思いました。市庁前広場周辺の人出はなんと50万人(ちょと誇張だと思いますが)。明け方まで大騒ぎしていたそうです。あれに巻き込まれていたらたいへんだった。

 集まっていたのは主に若者ですね。それも10代が相当数。みな,にわかサッカーファンでしょう。
 韓国に本当のサッカーファンはそれほど多くない。サッカーというより韓国の勝敗だけに関心があるんですね。その証拠に,2002年のワールドカップで,地方で行われた予選リーグは,空席が目立った。そういう関心の低さが外国に知られると恥ずかしいので,途中からは,近所の学校の学生を動員して空席を埋めたりしていました。
 今回も,KBSでは全試合を中継しますが,韓国戦以外の競技の視聴率は低いんじゃないかな。韓国戦以外は,韓国と同じ組の試合の結果だけが知りたいんですね。

 あの50万人の中で,はたして「オフサイド」というルールを知ってるのが何パーセントか。たぶん半分以下でしょう。

 日本はもう絶望的だけど,がんばってほしいです。

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