写真：韓国中央日報より
日本―コスタリカ戦で、日本人観客が旭日旗を掲げて撤去される一幕があったんだそうです。
おもしろいので、これに関する韓国の報道を二つご紹介します。
どちらの記事にも、日本のネット上のコメントのキャプチャー画像が日本語のまま張り付けられていますので、興味のある方はリンク先をご覧ください。
「マネートゥデー」11月28日付
「韓国だけが神経質…何が問題なのか」旭日旗指摘に日本のネットユーザー困惑の反応
28日、日本のデイリースポーツ、フットボールチャンネルなどは「韓国メディアが前日行われた日本－コスタリカ戦で旭日旗を持って現れた日本観衆を批判した」と報道した。
27日、ワールドカップE組日本－コスタリカ戦で戦犯旗である旭日旗が観客席に掲げられた。FIFA関係者は旭日旗を見つけるとすぐに撤去を指示した。旭日旗はFIFA関係者と日本ファンの小競り合いの末、結局撤去された。
デイリースポーツは「懸念したことが起きた」と報道した韓国メディアの記事内容を伝えた後、「韓国ファンもその前のドイツ戦の観客席で太極旗を振って批判を受けた」と書いた。23日の日本－ドイツ戦で日本が失点すると観客が太極旗をはためかせたが、そのときの状況と今回の旭日旗事件を比較したわけだ。
フットボールチャンネルは「旭日旗に神経質に反応するのは韓国とFIFAだけだった」、「イギリスの日刊紙などほとんどの海外メディアは日本人観客が競技終了後にゴミを拾う姿だけを報道した」と書いた。
（日本のネット上のコメントのキャプチャー画像）
日本のネットユーザーたちは日本のメディアの記事に「韓国が論理的な根拠なく旭日旗を問題にしている」と反応した。
1832個の「いいね」がついたあるコメントは、「FIFAが政治的だという理由で旭日旗を撤去したのなら、われわれも正式に抗議しなければならない」、「旭日旗は国家に慶事があるときとか国を応援するときにいつも使われているではないか」、「旭日旗が撤去されたのは、日本の伝統が批判されたのに等しい」、「ワールドカップに勝つことよりも、こうした行為に正面から対応することのほうが重要だ」と書いた。
672個の「いいね」がついた別のコメントでは、「旭日旗の何が問題なのか」、「論理的根拠を提示せよ」と要求した。このコメントでは、「旭日旗は現在海上自衛隊で正式な旗として使っている」、「左翼メディアと偏見に満ちた教授たちに扇動された人たちだけが感情的に反応して旭日旗を問題にしている」と主張した。
このほか、「目に入るだけでも不快だという韓国人たちの主張がワールドカップ精神に合致するものなのか、首をかしげざるをえない」、「日本政府が韓国の言いがかりに対してはっきりと抗議すべき」、「旭日旗に政治的意図はない」など、旭日旗を擁護するコメントがほとんどだった。
（後略）
つぎは『スポーツ韓国』11月28日付
「振るな」太極旗に怒った日本、旭日旗を掲げて滅んだ
ドイツを破った日本がコスタリカに敗北した。ドイツ戦で太極旗に怒ったが、思わず旭日旗を掲げてコスタリカの鉄槌をくらった。
日本は27日午後７時、E組第二戦のコスタリカ戦で0－1で負けた。
日本は第一戦で優勝候補のドイツを制圧し、得意になっていた。しかし、コスタリカ戦で敗れ喜びはすべて悲しみに変わった。
特に日本はこの日、旭日旗を振った観客のせいで恥をかいた。旭日旗は日本が1940年代にアジア諸国に侵攻したときに使った軍旗で、日本帝国主義を象徴するものだ。グラウンド内での政治的中立性を強調するFIFAの意志に反する行動だ。ドイツ戦にはなかった旭日旗が突然現れた。
前兆はあった。日本がドイツ戦で先制点を入れられたとき、観客席で太極旗がひるがえる場面があった。日本はこれを韓国人ファンが自分たちを嘲笑した行為と受け止めた。
日本の「デイリースポーツ」は25日、「日本の失点シーンで韓国の太極旗が振られたことが波紋を呼んでいる」、「日本のSNSでは「不愉快」、「本当に意味が分からない」と怒りの声が上がっている」と伝えた。
あるネットユーザーはこの記事へのコメントで、「旭日旗はだめだが太極旗は振ってもかまわないのか」と書いた。これには4000を越える「いいね」がついた。まるですぐにでも旭日旗を掲げそうな勢いだった。そして実際にコスタリカ戦で旭日旗が掲げられた。
けれども、今回は競技場関係者によって旭日旗が撤去された。旭日旗がドイツのハーケンクロイツと同じ意味の「戦犯旗」と判断されたのに違いない。
そして日本はコスタリカに敗北した。日本はまともに恥をかかされた。
（日本のネット上のコメントのキャプチャー画像）
思えば、韓国が旭日旗にいちゃもんをつけ始めたのもサッカーの試合がきっかけでした。
中央日報「記事削除」の顛末
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