フグカツカレーパスタ

　大阪暮らしで何が嬉しいかと言うと、外食で食べる昼食がおいしくて安いこと。

　品川の事務所の近辺で、昼食の相場は１０００円を越えます。しかし、大阪では７００円前後が普通。８５０円出すと、今日は奮発したなあ、という気分になります。

　最近、大阪でとてもいいランチを見つけました。ジャポニカという創作和食のお店です。

　絶品なのが、海鮮丼「極（きわみ）」。９８０円と、大阪にしては高いけれども、その内容がすごい。

　毎日、その日の朝に入荷した新鮮な素材で作るため、日によって載っている刺身が違う。マグロ、サワラ、タコ、サーモン、生ウニ、甘エビが定番で、カニやカニ味噌が載っていることもあります。運んできたときに、魚の種類とその産地を説明してくれます。

　ローストビーフ丼というのもあって、これもボリュームタップリ。

　「裏メニュー」もあります。これはメニューの裏側に書いてあるという意味。主に和風パスタのメニューで、王様パスタ（限定５食）はサワラ、アサリがたっぷり入っているうえに、ドーンとブリの頭部が鎮座している。

　スープパスタ系が多く、パスタを食べ終わったあとに残ったスープで、リゾットを作ってもらうこともできます（100円追加）。

　最も安いランチは鶏唐丼で５９０円！

　そのほか、女性限定２食限りの手鞠寿司などという幻のメニューもあります。

　お釣りの小銭が足りないときは、気前良く、百円未満を切り捨ててサービスしてくれたりもする。

　この日は、日替わりカツのカレーパスタというのも食べました。

　この日のカツはなんと河豚！　

　このぜいたくな食材を使って、７８０円というのはすごい。河豚カツ、カレー味のスープにパスタという異次元の取り合わせが不思議な味覚を形作ります。昔、韓国で食べた「トンカツ・スントゥブ鍋」というやつ（→リンク）を思い出しました。

　この店、３か月ほど前にオープンし、最初は夜だけやっていたのですが、最近、ランチも始めたそう。まだ知られていないので、いつ行っても並ぶということはありません。内容からして、ランチは赤字かせいぜいトントンだと思いますが、末永く続けてほしいものです。