犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ひなまつり

2023-03-04 22:29:30 | 日々の暮らし(2021.2~)

 私は男兄弟だったので、親から雛人形を買ってもらうことはありませんでしたが、3月3日には、同居していた伯母が持っていた雛人形を飾っていたので、馴染みはありました。

 伯母は大正12年生まれでしたので、人形もそのころの作品と思います。ただ、伯母が生まれたのは関東大震災の一週間後。初節句に雛人形を買う余裕があったのか。数年後に買ったものかもしれません。

 私に長女が生まれたとき、私の母が雛人形を贈ってくれました。

 狭いアパート暮らしだったので、豪華〇段飾りというわけにはいかず、男雛と女雛だけのシンプルなものでした。この雛人形は今も私の家にあり、同居している三女の娘のために、今年の節句にも飾りました(冒頭写真)。

 ところで、「うれしいひなまつり」という童謡がありますね。

 作詞はサトウハチロー。1936年の曲と言いますから、戦前の作品です。

歌詞に、

お内裏様とお雛様
二人並んですまし顔
お嫁にいらした姉さまに
よく似た官女の白い顔


というくだりがあります。

 お殿様をお内裏様、お姫様をお雛様と表現しているようですが、これは間違っている、という説明を、テレビ(チコちゃん?)で見た記憶があります。

 お内裏様は天皇と皇后の二人を指し、お雛様は雛人形全部を指すんだそうですね。

 今回、この歌について調べていたら、サトウハチローさんのお姉さんは、嫁ぎ先が決まった矢先、18歳で結核で亡くなった。歌詞には、この姉のことが歌われている、という説があることを知りました。

 童謡「シャボン玉」の歌詞の悲しいエピソードを思い出しました。

赤い靴は海外入養の歌?


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