3月4日、狭山市国際交流センター主催の「多国籍フェス2023」があり、娘の家族といっしょに行ってきました。
西武線狭山市駅前のちょっとした広場に、アジアのさまざまな屋台やキッチンカーが並んでいました。
狭山市とか入間市には、アジア出身の人たちがけっこうたくさん住んでいるようです。
タイ、ベトナム、フィリピン、韓国、台湾、香港、ネパール、インド、トルコ、スリランカ…
フィリピンの屋台は、娘婿のDがときどき行くフィリピン料理屋で、顔なじみ。孫の誕生日に、フィリピン料理をデリバリーしてもらったこともあります。
私はまず、台湾の「ねぎパイ」というのを食べました。パイといっても、ソーセージ入りの台湾風お好み焼きみたいなもの。おばさんが一人でやっていました。
「台湾の方ですか?」
「そうですよ」
「台北ですか」
「いや、そこより東のほうの海沿いの〇△です。台湾に行ったことありますか」
「はい、台北と高雄、台南にも行きました。台湾語、できますか?」
「もちろん。台湾人ですから」
台湾には戦前から台湾に住んでいる人(本省人)と、戦後、国共内戦で共産党に敗れて台湾に渡ってきた人(外省人)がいて、外省人 は台湾語(福建語に近い)ができないと聞いています。このおばさんは本省人のようです。
「台湾語、一つ知っています。ボヤキンマー」
台湾人と結婚した伯母から教えてもらったのです。
「ハハハ、「大丈夫」っていう意味ね」
そこへ若くてきれいな女性がやってきて、おばさんとしゃべり始めました。
「うちの娘なんですよ。日本の学校に行きましたから、日本語もできます」
「もちろん、台湾語も中国語も?」
「英語もうまいよ」
「すごい!」
次に行ったのは、インド・ネパール・トルコ料理というかなり強引な組み合わせの屋台。
シシカバブ(鶏のスパイシー焼き)とケバブバーガーを注文。
飲み物は、タイの国旗のある店でコーヒーを頼みます。女性が一杯ずつ淹れてくれます。
「タイコーヒーって、どういう特徴があるんですか」
「タイのコーヒー豆を使っているんです。チェンライの近くに、コーヒーの産地があるんですよ」
チェンライは、タイ北部の、チェンマイの近くの町です。ドリップで淹れてくれている間、少しおしゃべり。
「タイの方ですか?」
「いえいえ、タイが好きな日本人です。タイに行かれたことありますか?」
「30回ぐらい行きました。もっぱらバンコクですが」
「そんなに! 私は海が好きなので、リゾートに行くことが多いです。狭山に住んでいるんですか?」
「いえ、飯能です」
「飯能、いいですよね」
「そうですか?」
「おいしいカレー屋さんがあるんですよ」
「駅前のインドカレー?」
「いえ、市役所のそばの…」
ローカルな話題になりました。
このほかにも、ベトナムのフォーとか、スリランカカレーなどが食べたかったのですが、お腹いっぱい。
七夕の時期にも、同じようなイベントがあるそうなので、また来ようと思います。
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