日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

8月20日(土)全日本マスターズ陸上まであと1週間

2011-08-21 08:02:15 | マスターズ陸上(オス)

今年の全日本マスターズ陸上競技選手権は8月26日から和歌山県は紀三井寺陸上競技場で開催されます。

あとちょうど一週間。思い通りにならないなりに、ケアとトレーニングを続けてきた体が、

せめて参加することに意義ある状態までは持って行けるかどうか、今日は判断のしどころです。

 

朝10時、Sコーチとの練習は、織田フィールです。

まずは一人で30分かけて、JOGと体操、そして静的ストレッチと動的ストレッチをして

全身の筋肉をゆるめていきます。

ややアキレス腱に突っ張りがあったので、コーチと相談し、走りは芝生の上で、40%程度の流しから

スタートしました。

芝のように不安定な表面ですと、着地はよりシビアになります。

痛い右足より、左の方がつぶれてしまうのは、17年前の古傷のため。

極端な話、左でぴょん、右でぐわ、左でぴょん、右でぐわ、というリズムの繰り返しでありながら、

左の強い足の返しを使った力のベクトルを、右は支えるだけで前へ進んでいたのが

私のこれまでの走り方です。

しかも今は左足の跳ねが十分にはできないので、右もあるていど力を出さないと止まってしまいそうな

感触です。

でも、長年支えるだけに慣れた右足は、うまいタイミングで、十分に地面をつかむ方法がわかりません。

そのため、芝生の流しで体が傾いたようになってしまっています。

この点をコーチに指摘され、2本目はまず、右のけり返しをやめるように走ります。

そうそう、先週もその「右足首を返してアキレス腱で跳ねるのではなく、地面を強く下に押して

素早く前へ太ももから返していく走り」を一週間の旅行ですっかり忘れていました。

意識すれば5本目くらいからは、うまく右足も地面を押すタイミングをつかんでくれて、

また左のアキレス腱もほぐれてくれて、左右のバランスがとれるようになってきます。

 

となると、次はトラックコースにでます。

しかもスパイク付き。

トラックは芝と違ってまっすぐ平坦です。

スパイクを履けば、着地は固定され、自然に地面からの反発を受けとります。

ただし、負担も大きいので、うまくやらないとアキレスの傷は深まります。

不安と期待のトラック走り、でも今日これをクリアしておかなければ

来週の全国大会でのレースが走れるわけがありません。

 

そんな思いもあり、70m×5本の加速走。コーナーで助走をつけつつ、地面からの反力を

すぐに前へのベクトルにすべく、太ももを素早く前へ返します。

何とかなったかと思っていると、コーチからは”石”を持って走るように指示が出ます。

足に意識が行くあまり、上半身を使えていないというのです。

石を握って走れば、否応なく腕にやや大きな力をいれて走る必要がでるので、

上半身を使うようになるという寸法です。

ただやりすぎると全身が固まったフォームになるので、石を握るのは2本だけ。

やってみると、確かにこれまで腕をうまく使ってないことがわかります。

着地の反力は、太ももで返すと同時に、腕で前へ押すこともできるのです。

 

加速走で走りのリズムをつかんだあとは、120Mのテンポ走。

加速後のスピード維持はフォームを崩さない機械的な動きをめざし、

仕上げは250mの快調走で、心肺に負荷をかけて走る練習は終わりになりました。

 

息を整えたあと、スタートの3歩をうまくでる、腰の高いクラウチングの練習を行います。

実際にスタート練習をすれば、筋肉への負荷は、加速走などの非ではありません。

タイミングだけつかんで、あとは本番の一発勝負です。

 

2時間の練習は、夏休み最後の10日となり、クラブ活動も復活したらしい、

多くの高校生の波の中、涼しくなった空気に助けられ、心地よい汗で

終わることができたのでした。

 

あとは、マッサージと整形外科でのリハビリが待っています。

そんな体のための一日です。

 


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