日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

12月29日 京都旅行1日目 高山寺と神護寺 夕食は菊の井 露庵

2010-12-31 19:16:38 | 旅行記

さらに神護寺では薬師如来と左右に日光月光菩薩が並ぶ鎌倉時代の重要文化財を拝観。
お楽しみはかわらけ投げです。
はるかな谷に向かって、他に競う人も無いので思い切り2人で直径3センチほどの素焼きの皿を
投げるのでした。結構飛んで、空に溶けいるように消えたか?とおもったら、
ブーメランよろしく戻ってきて、足元の樹林に入って音を立てておちました。
3枚ずつ 祈りとともに空高く



参拝の後は清滝川沿いのハイキングコースを緑に透明な川を下り1時間。
バスで1時間乗って、嵐山渡月橋などをわたりつつ出かけます。
烏丸御池で下車して、御池煎餅を買います。

18時過ぎにホテルへチェックイン。
1泊2万円のデラックスルーム。
ヘブンリーベットが嬉しい広々とした部屋。

夕飯は彼女が12月早々に予約しておいてくれた
「菊の井 露庵」。
懐石の有名店、菊の井の入門店のような位置づけで、
安くはありませんが、払えないでもない料金でいただくことが
できます。
お店の場所は、四条木屋町を少し下ったところ。
歩道にでた店名を書いた明かりを頼りにのれんをくぐります。



間口が狭く奥に長いのは京都らしい風景。
ただ何とも口では説明しにくい配置で、店に入っても
キャッシャーしか見えず、一瞬どこに食事の場所があるのか
戸惑うつくりになっています。
案の定、妻は違ったほうに足をすすめ、女将から、
「あっちからどうぞ」と、やんわり方向転換をしなければ
なりませんでした。

さて、ようやく中にはいると、カウンターが10席ほどに、
4人用の小上がりが2席となってまして、ゆったりとした配置に
明るく光が輝いて、男の調理人さん10人ほどが奥と店を
忙しく立ち回って、なかなかの活気です。
もちろん、満席。

そして始まる懐石劇場。
入門編のこの店の特徴は、若い職人さんがお運び役も兼ね、
一品一品大きな声で「お料理の説明をさせていただいてもよろしいでしょうか」
と言ってくれること。
そして、素材はさすがで質が高く選び抜かれているということ。
さらに、量がもうすごい・・全て私たち胃壁面積が江戸流に
狭い私たちには、2倍の量が供されるのです。

ああ、美味しい夢の庵。写真を取れるような雰囲気でも
気分でもなく、滅多に飲まないお酒もいただいたので、
頭が天国になったまま、次々料理をいただきました。
記憶をたどるのも難しい、口の幸せをもたらしてくれた
料理の数々を、覚えているだけ順不同に書いてみますと・・


①くみ上げ湯葉を陶器のグラスで。海鼠腸が隠し味。
②8寸はからすみのイカ巻きにたらこカラシナ、アンキモの奈良漬風味
③蕪蒸しは、グジがしいてあり、ウニトッピング
④てっさ 中皿一枚ぐるり
⑤カンぶりの刺身に卸した辛味大根
⑥焼きホタテしょうゆ味
⑦カニの味噌ソース内子
⑧焼きゆず釜の中はエビイモとカキ
⑨鴨鍋はたっぷりの九条葱と
⑨いくらご飯とにんじんのすり流し



⑩水菓子は生姜の飴炊きくだき入りバニラアイスかゆずシャーベット

ああ、大満足。ご馳走様という必要も無いほどの緩んだ顔をしていたはず。
ホテルまで歩いて腹をこなしながらも、胃に回った血液は帰ることなく、
頭に来る血液は少なくなり、部屋に入ってすぐにネムネム、ベッドに入り込んだのでした。







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