日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

下山時間の方が長い訳

2017-04-02 13:50:51 | ふさおまき(オス)日記
登りは稲荷山自然道、
下りは六号路を選びました。
ビジターセンターの指導員からアドバイスを貰ったからです。



六号路は沢沿いの歩道です。
沢音を友に緑のトンネルを駆け下る、のも夏なら快適でしょうが、
春に入ったばかりの今は、
走る風が身にしみて、歩いても体が冷えてしまいます。

それでもこちらを選ぶのは、
湿度も高くガレ場の多い沢沿いは、植生が独特になるから。
指導員の勧めも、ある早春花が六号路なら見られるかもしれないことにありました。



こちらは最初の方に見つけた『ヨゴレネコノメ』
ほんのり黄色が浮かぶ、暖かい花で、直径は1センチほどでしょうか。

探すのはどれも小さな花ばかり、下り道で常に足元を見ているとはいえ、
慎重に歩いて行くとどうしても時間がかかります。



こちらは多分ユリワサビ。
花は詳しくないので、ガイドブックの受け売りです。
こちらはさらに小さく、五ミリあるかどうか。
その名の通り、小ぶりなわさびの葉に囲まれているので、
慣れてくると少し足早に歩いても見つかるようになります。

しかし。
その、私たちが探す花はなかなか見つかりません。
その名は『ハナネコノメ』。
可憐な白い花弁に、
すっくりたつ赤い雄花が目立つと言います。
これがしかし見つからない!

他の花は見つかるのに。
あきらめかけた、下山開始一時間15分。
彼女が歓声を上げました。



大群落です。



何か特定の環境を好むのでしょう。
他の花を見ることなく、
切り通しの斜面を埋め尽くすようです。

そして、顔を近づけて観察します。





ん、雄花が赤くない。
花粉が飛んだのでしょう。
一生懸命探索。
違いが写真に写っているといいのですが。



小さな小宇宙を楽しんで二人は大満足。
駆け下りて、蕎麦屋に着いたのは二時近くなってからの事でした。



体は冷え切ってましたが、
胸は暖かく、空腹一杯で、
とろろそばはことのほか美味しく頂けたのでありました。



初山2017

2017-04-02 11:46:27 | ふさおまき(オス)日記
日曜の朝、起きたら晴れ間が見えました。
京王線に乗って西へ、
10時35分に山麓を歩き始めいつもの稲荷山自然道を昨日のぬかりと戦いながら、
 11時45分に山頂です。
汗も程よく、花はまだだけど気持ち良い今年の初山です。



今日の目的はもう一つ。
大型連休に石鎚山に登る予定なので、
久しぶりに履く軽登山靴の足馴らしです。