日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

牛かつ、かビフカツか

2016-05-06 16:40:58 | ふさおまき(オス)日記
新宿あたりで一人飯、となると何とか新しい店を開拓したくなります。
ニューオープンの店は歩いてクビをグルリと回せば事欠きませんが、それだけで飛び込むにはやや決断が必要です。
ならば馴染みの店にしようかとやや弱気になりますが、せっかくの平日のお休みですから、もう一踏ん張りしようと思ったところで、小滝橋側で気になる店を発見。一つは骨付き鶏の丸揚げ、もうひとつは牛肉のカツ。
店が並んでいたので悩みは深かったのですが、牛肉のカツは最近都内に店が増え、
昨日も渋谷で大行列が出来ていたのを見たばかりでした。
しかし今日のこの時間、カウンターは席が開いていました。
ならばと扉をあけると、なかなかに威勢の良い来店歓迎の声をかけていただきます。
牛のカツを定食で1300円程度(肉の量で値段設定のみ違いがあります)に抑えているのですから、何かに無理があるのではないかという、直感的な斜め目線と、
京都の牛カツ、と名乗る違和感に、期待は高めずに料理が来るのを待ちました。



お願いです、ビフカツと自称して下さい。
分厚く二センチは有ろうかという迫力の顔は、薄いパン粉のカリッとした食感を伴って、実に食べ応えがあります。レアに近い揚げ具合は、ちゃんと中心部まで温もりがあり、アミノ酸が旨味に変性していて、生の部分はありません。

衣に香辛料が入っているのでそのままでも良し、
小皿にはわさび醤油、塩、ソースが並ぶので、変化を楽しむこともできます。

味噌汁が赤だしなのも大きな加点、カツには豆味噌のコクが似合います。

肉は並みで130グラム、十分です。
お店の名前は『京都 勝牛』
自分の中でビフカツ気分になったら、きっとまた来ます。

牛カツを提供する店があちこちに増えているので、どこもこのレベルを味わえるのであればと願います。