日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

弘前の夜

2013-09-15 22:17:02 | ふさおまき(オス)日記
八甲田山から雨のドライブは、黒石市でのこけし見学を経て弘前市へとやって来ました。

まづは、上から下までぐしょ濡れの、服から鞄からカメラまで乾かすために部屋中に広げます。日が落ちて結構気温が低いのに、湿度を下げるためにクーラー全開です。
ようやく一段落ついた一時間後、夕方6時の弘前は、すでに一日の最終版となり、気になっていた、小物やさんや洋服屋さんを覗きます。縦横に伸びる商店街は、この街がかなりの時間をかけて大きくなり、ただ今はその大きさをどのように扱うべきか模索していることを感じさせます。あちこちにコミュニティーゾーンがあるのがその象徴で、人や情報の交流は望む一方、そのスペースを提供できてしまう現実があるわけですから。

一時間後、物品販売の店はほとんど閉まってしまい、残るのは飲食店の光、あまり多くないのは弘前の人は休日に外食を当たり前とするわけではないからでしょうか。

私たちが伺ったのは、お城前に伸びる通りに面したイタリアン<ダッシーノ>、自家製モッツァレラが食欲を引き上げてくれました。



本格釜やきピザは薪の香りもふくよかに、子どもに若者、三世代家族と多彩な客層が楽しんで食事をしていました。
自家製ソーセージのクミンシードがおいしかったのと、やはりピザ!
フレッシュトマトソースと自家製モッツァレラが素敵にマッチしてアンチョビがキリリと引き締め、薄いけどもっちりした生地の上で味を踊らせていました。



ごちそうさま。腹ごなしに「コンビニ見つけるまで散歩」を宣言したら、中心部と離れた弘前駅まで30分を越える歩きとなりました。

そうそう、一つ書き忘れ。
ガイドブックで、あのオーボンビュータンで修行したパティシエが今年開いた<ル ブルジョン>というフランス菓子店があると知りました。


私たちが知る、小布施のロントに続く弟子の店です。覗いてみると、次々に若い女の子がガラス窓の店に吸い込まれて行きます。生菓子とパンが半々、そして壁の一方に焼き菓子が並びます。色の綺麗なケーキはさすがに親方譲りで、どれも美味しそう。私たちは旅先なのでケーキはクリーム物を一つだけ買って、後はガトーピレネーをいただきました。バターの香りが長く店の外まで尾をひいて、また来ますねと言いたくなるのでした。






雨と三時間半

2013-09-15 14:31:33 | ふさおまき(オス)日記


八甲田山登山は無事終了しました。
途中で避難小屋に入って栄養補給もして、赤倉岳、井戸岳の北八甲田山二峰を
まるでカッパのようにぬるりと、ハイマツ帯、トドマツ、湿原を抜け、
1000メートル付近のブナ林を歩く三時間半でした。


びしょびしょで帰ったら、八甲田ホテルの方が、温泉に入らせてくれました。苦行のあとの優しさは、ことに身に染みます。