風土記の丘だよりinかい

やまなしの考古博物館やmaibunCの活動のこと
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少し遅れ気味で、ハコネウツギの花

2010年05月29日 | 草や木そして花・実


 今年もハコネウツギに花が見られるようになりました。
今年もというのは、そしてそれが遅れ気味だというのは、
昨年のこのブログの記事が前提にあるからです。
それは、2009年5月19日付けの「ハコネウツギの花」であります。
 それから、このハコネウツギが咲いている場所ですが、
次の地図でご確認ください。



 それからこのハコネウツギ、白に近い色のものと紅色をしたものと、
2つの色で咲くように見えますが、咲き始めが白っぽく、徐々に薄い紅色から
濃い目の紅色へと変化していくのだということで、そのことには、昨年もふれています。
 同じような樹木にニシキウツギがあります。漢字表記では「二色空木」で、
ハコネウツギとよく似ています。ハコネウツギは、海岸近くの山に多く自生が見られ、
一方、ニシキウツギの方は、内陸部の山地に多く見られるということで、
最初は、これも生育環境からニシキウツギかもと思いましたが、これは自生のものではなく、
園芸種が植栽されたものということで、筒状の花の形状などから、
ハコネウツギで間違いないと考えられるものであります。
本日、別な場所でも見かけまして、ハコネウツギは人気があり、
山梨でも公園や庭などに好んで植栽されていることがわかってきました。



 こちらは、咲き始めたばかりのハコネウツギの花が多いところを写したもので、
つぼみやその近くの若い花は、白色をしています。



 こちらのように、色が濃い花の部分は、咲いてから日数が経過したものです。
そう上から下へ、より大人のハコネウツギの花となっているのです。

(撮影:2010.5.25)
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