風土記の丘だよりinかい

やまなしの考古博物館やmaibunCの活動のこと
そして周辺の甲斐風土記の丘の四季折々のようすをご紹介します

カラスビシャクの花(?)

2010年05月26日 | 草や木そして花・実


 maibunCの裏手は、風土記の丘の公園の中の標高差100m近くのお山の入口となります。
maibunCの敷地は、そのお山の入口を少し切り込んで造成されていて、
少し切り込んだ部分が、芝張りののり面(バンク=土手状)になっています。
その芝生の中に、このカラスビシャクが伸びているのに気付きました。
 カラスビシャクは、サトイモ科の多年草で、地下に球根に似た「球茎」があり、
そこから葉茎が出て、3枚の小葉をもつ葉が開きます。
この写真でも、根元の方に見える明るい緑色の小葉が見えていますね。
5~8月に高さ40cmほどになる花茎の伸びますが、それがこの状態です。



 伸びた花茎の上の方に、仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれた花序がつきます。
そして花序の先にカーブしながら上にスーッと伸びる付属体がつきます。
それがこの写真の状態です。
 難しいお話しになりましたが、実際の花は、この仏炎苞に包まれていて見えないですね。
仏炎苞とは、聞き慣れない、イメージしにくい存在ですが、
同じ仲間のミズバショウの白いそれを思い出していただければ理解しやすいかと・・・。

(撮影:2010.5.25)
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