カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【タイ風カレー】お招き屋 ディデアン(門前仲町)

2009年08月22日 17時58分27秒 | タイ・ベトナム系カレー




なんとも素敵なお店でカレーを食べてきました。
それが門前仲町にある薬膳料理のお店、『お招き屋 ディデアン』です。深川不動尊へと続く参道の途中に存在するという粋なお店。深川不動尊や富岡八幡宮に詣でたことのある人なら、その参道の途中で「愛玉子」(オーギョーチ)の吊り下げ看板のかかるお店に気付いたことがあるかもしれません。

薬膳料理を供するお店だけあって、お客さんの中心は団塊世代やそれより少し上の年配客。また台湾を代表するスィーツ「愛玉子」も名物とあって、それを目当てとした若いカップル客も何組か見えます。

我々が到着した時は生憎と店内は満員。ならばとういうことで表のオープンカウンター(というより順番待ちのためのベンチに近い)で食べることにしました。蒸し暑い夜でしたので通常ならば「涼しい店内でゆったりくつろぎつつ辛いカレーに舌鼓を」となるのですが、なんせへそ曲がりで辺鄙な場所を好む我々だけに、実はこちらの方が嬉しかったりします(笑)。足下では蚊取り線香の煙がたなびき、顔を上げれば照明の灯りを目指して羽虫がブンブン飛び交う。こんな状況でカレーを食べるというのもオツなもんです(笑)。







チーズが中に入った『変わり春巻き』や『えびしゅうまい』を肴に冷たいジャスミン茶で乾杯。凄かったのが同行者が頼んだベリージュース。ブラジルのアサイージュースのような濃厚さを持つジュースで、砂糖を加えればそのままジャムとして通用してしまいそう。



そして1時間近くの時間を要してカレー到着。薬膳カレーということでインド系のカレーを想像しましたが、出てきたのはタイ風カレー。ライスの上に散らされたクコの実が実に鮮やかです。味の方ですが、丁寧にとられたスープがベースとなっているようで、あっさりとした中にも深い味わいがあります。辛さの方も意外とパンチが効いていて、食べ終わったときにはうっすらと汗をかいていました。クーラーの効いた店内より、蒸し暑く羽虫がブンブン飛び交う表で食べる方が似合うカレー。断じて負け惜しみではありません。



食後のデザートに白桃と桜桃を剥いてもらいました。天然のジュースをたっぷり含んだこの上なく美味しい桃。黄桃の密に惹かれてカナブンまでやってきました(笑)。料理も美味しかったし、変わった状況下で過ごす時間もまた楽し。自宅からも近いので、今度は愛玉子を食べに寄らせてもらうことにします。

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