かなり気に入ったweezerの 『make believe』 を一旦お休みして、今はoasisの新譜、『Don't Believe The Truth』 を聴き続けている。
今回のアルバムは、聴き込まなければ良さがわからないと悟ったからだ。
それにしても、先行シングル「Lyla」を初めて聴いた時、Stonesの名曲 「Street Fighting Man」と歌い出しがまるっきし同じだ!と思ったものだが、アルバム全部通して聴いても、今回のアルバムはStones色がかなり濃い。
・・・というのは私の個人的な感想で、私なんかよりもずっとずっと彼らに精通している友達は、“Liamって本当にBeatlesが好きなんだな~” と言っていた。
でも、どうしても私にはBeatlesの音より、Stonesの音がイメージされて仕方ない。
ギターのリフや、アコギのストローク、メロディ・ラインまでもがそう感じてしまうのだ。
だからなのか、聴き続ける程に、Stones派の私の中にすんなりと入り込んできた。
アルバム全体を通して、後半に進むにつれて良くなって行く感じがする。
個人的に感動したのは、「Keep The Dream Alive」、Andyの書いた曲。これ、正にRideなのだ。
最後のギター・ソロなんか、特にそう感じさせる。
Rideファンの私は、Liamの声にMark Gardenerの顔を思い浮かべてしまったくらいだった。
同じAndyの曲でも、一曲目の「Turn Up The Sun」はそうは感じないのに・・・。
後半が好きというのは、そんな要素も含まれているからなのかも知れない。
きっと “え~っ!? そうかなぁ・・・” って反論する人もいると思う。
でも私にはRideを彷彿させてしまうのである。
もちろんoasisの音なのだが、メロディ・ラインがRideなんだよなー、これが・・・。(余談だけど、もうAndyはギターを弾かないのだろうか・・・)
予想はしていたが、やはり私にとってのoasisのベストである2ndを越えることはないが、今回のアルバムはかなり味のある、渋い仕上がりになっていて、落ち着きのある、大人のカッコ良さみたいなのが、要所要所ににじみ出ている。
あのやんちゃなギャラガー兄弟も大人になったのね(笑)。(それにしても、スリーヴの中の写真のLiam、怖いなぁ・・・)
この渋さをステージでどう料理するのか、かなり楽しみである。
手を後ろに組んでぶっきらぼうに歌うLiamは相変わらずだろうけど、新メンバーになってから、私は彼らのステージを見ていないし、なんてったって、Andyがベースを弾く姿を見れるのだから楽しみだ。
・・・とは言っても、サマソニのステージは、まだThe La'sを諦めきれずにいるのだが・・・。