後にも先にも、oasisの曲の中でいちばん好きな曲がこれ、「Don't Look Back In Anger」。
きっとみんな好きだろうから、当然と言えば当然かも知れないが、“oasisの曲でいちばん好きな曲を一曲だけ” と言われた時には、全く迷わずに答えられる。
まあ普通、好きなアーティストの曲の中で、いちばん好きな曲を一曲だけ挙げるのは至難の業だったりするが、ことoasisに関してはこの曲以外にない、今のところ・・・。
2ndが断然好きだし、「Some Might Say」 も 「Whatever」 も大好きだが、やっぱりこの曲なのである。
彼らのステージは94年と95年しか見ていないし、95年のライヴの時はまだこの曲で大合唱という雰囲気にはなっていなかった。
その後のステージでは、オーディエンスの大合唱が恒例になっていると言う。
きっと今回のサマソニでこの曲を演ったら、いつもの如く大合唱になるだろう・・・。
でも私は、じっくりと彼らの歌を聴きたい。Noelの歌声に耳を傾けたい。
短いけど、イントロのピアノに絡まるNoelのギターに胸が熱くなる。
のびのびと歌い上げるNoelの魂のこもった声、ドラマティックなストリングスのアレンジ、しっかりと支えるビート。
インターバルでのNoelのギターが冴え渡り、そして再びサビ “So Sally can wait...” のリフレイン。
そして頂点へと向かい、重厚なストリングスで締める・・・。
もうどこをとっても、文句なし申し分なしの本当に美しいメロディとアレンジ。
Noelのソングライティングの才能には、もう敬服するしかない。
ライヴで一緒にくちずさみたくなる、大合唱で盛り上がりたい・・・その気持ちはよ~くわかる。
かく言う私も無意識に歌っていたりする。
しかし、真横で音の外れた大声が耳に入ってきたりすると、それはそれはもう幻滅もいいところで、“アンタの歌を聴きに来てるんじゃないんだ!” と怒り心頭だ。
今回のサマソニでこの曲を歌ってくれるかどうかはわからないけど、じっくりと耳を傾けて聴かせて欲しい。
(まあ、ムリなことだけどね・・・ともうひとりの自分が囁く・・・苦笑)