11/3 朝の6時に出発。
今回は、FちゃんとH君との三人です。
前日から冬型の天候となり、今朝もとても寒い。
福井県小浜西ICから舞鶴若狭道に乗り、空いた道を快調に走っていると、
舞鶴市の山間部で天候が急変。
すごい雨が降ってきたかと思えば、なんと雪が混じっている。
天気予報が言っていた通りで、今シーズン初の雪を見た。(まぁ、みぞれだが・・・。)
その後、車中はおしゃべりに花が咲き、まず一回目のトイレ休憩。
兵庫県篠山の西紀SA。車から降りると、息が白い。本当に、寒い。
ホットコーヒーを買い、再び走り出す。
まもなく吉川JCTで中国道に入り、神戸JCTから山陽道へ。
三木JCTから神戸淡路鳴門道へ入り、明石大橋を通過。
いつもながら、トンネルを抜けて現れる大きな橋を見ると、思わずワァ~、と言えてしまう。
普段は、あまり感情の変化が分かりにくいH君も、デジカメで橋を撮っている。
そうして、朝日に輝く明石海峡を眼下に眺め、淡路島へ。
淡路SAで休憩し、お決まりの橋をバックに記念撮影をする。
この時点で、8時半過ぎだがすでに多くの人が来られていた。
淡路島を快調に走りぬけ、次は鳴門大橋へ。
天気は良く、眼下の海もよく見えるのだが、渦の具合は今一つでした。
こればかりは、潮の干潮のタイミングのため、仕方なしと通り過ぎる。
そして、四国へ入り、高松道を走り善通寺ICを降りる。
今回も、うどんを食べ歩くことも目的のため、早速一軒目を目指す。
(うどんを含め、食べ物の話題は、道中記 その2 でまとめて紹介します。)
ちょっと迷って何とかたどり着き、一杯目。
そして、出発後すぐに、二軒目へと入り、二杯目。
そのあとは、こんぴらさんへと行き、参道近くで、三杯目。
それから、こんぴらさんの石段に挑戦する。
Fちゃんたちは、初めてのようで、特にFちゃんは心配している。
6月に私が来たときに、一緒だった鉄人A女史も、少々パテ気味だった話をしたことが理由のようである。
Fちゃんも、一時のことから思えば、ちょっとスリムになっているため、
何とかなるさぁ、で登り始める。
天気は抜群だが、やはり冬型の天候で空気は冷たい。
逆に、それが心地よく、登るに従い体も温かくなってきた。
なんやかんやと、言っている間に、本宮下の石段に到着。
いつものことだが、最後のこの石段が、曲者である。
私は、何度か経験しているため、最初から手すりを補助に登る。
しかし、あとの二人は正攻法で登ってくる。
普段は、何をやってもヘロヘロ男のH君だが、歳が若く、これくらいはなんのその。
問題のFちゃん。一時に比べてチビッと痩せたが、まだまだ肉付きはよいため、少々息が切れ無口となる。
そして、何とか登りきると、素晴らしい讃岐の景色が一望することができ、
清々しい気分で参拝を行う。
いつもながら、奥の院は、勘弁していただき、お守りを見に行く。
「しあわせさん、こんぴらさん」の通りに、黄色の幸福のお守りがたくさんある。
この前も、O姉御の幸せを願い買って帰ったのだが、まだ未達成の様子。
今回は、何かとライバルで競い合っている病友S氏に、当てつけがましくあげようと、購入した次第。
このあたりが、「敵に塩を送る。」と同じ、あっぱれな私である。
そして、下へと降りて行きました。
途中、山門を出たところの茶店で一服。
甘酒(冷)を注文し、頂く。
しょうがの風味が心地よく、参拝の後の疲れが癒され、三人は、まったりとした時間を過ごす。
その後は、再び車に乗り、山の中を目指す。
峠を越え、徳島県に入り、ここで四杯目のうどんを食べる。
それからは、どんどんと山が深くなり、秘境へ。
まずは、四国山地を横切る吉野川が削り取ってできた渓谷の「大歩危・小歩危」
自然が作り出した自然美が雄大で、少しずつ紅葉してきた山々共々素晴らしい景色でした。
また、その横を土讃線が走っており、駅舎の屋根を走りまわる猿の群れも見られました。
その後、どんどん山の中に入り、祖谷のかずら橋を目指す。
その道中、私たちにはどうしても不可解な光景を目にする。
それは、山を見上げれると、とんでもない高いところに家があちこち立っているのである。
一軒のところもあれば、数軒のところもあり、山の急斜面にりっぱな家が見て取れるのである。
登り降りの心配もしかり、畑や水田なども無く、ただ家が高い斜面に張り付いている感じなのである。
平家の落人伝説が残る土地柄ということも、影響しているのかも知れないと思い、
その土地によって違う様々な風土や土地柄を感じた。
そうしているうちに、かずら橋に到着。
すでに夕方になってきており、そして山深いところのため寒い。
それでも、多くの観光客の方が来ておられた。
この「かずら橋」。写真では見ていたが、まさにその通り。
シラクチカズラのつるを編んで作られた長さ45メートルのつり橋。
日本三名橋の一つで、渡りだすとギジギシ揺れて、とても恐い。
下の谷川が丸見えで、足元も悪く、いい歳をこきながら、腰が引けてビビリまくり。
45メートルながらも、時間がかかってしまった。
その後は、日本三大秘境に数えられる祖谷渓沿いに細い曲がりくねった道を進む。
谷底まで200メートルを超える谷を横目に、紅葉を眺めながら進むと、
断崖絶壁の上に立つ「小便小僧の像」を発見。
深い谷を目がけてオシッコをしている像である。
本当に絶景の中、気持ち良さそうな感じがするが、とてもマネできない高さ。
そして、この小便小僧を旅の目的の最後として、帰路に付きました。
徳島道の井川池田ICから乗り、川之江JCTから松山道へ。
そのころには、空には大きな満月が出ていました。
そして、坂出JCTから瀬戸中央道に入り、橋脚にライトが点灯している瀬戸大橋を渡る。
途中、与島PAで最後のうどん(5杯目)を食べて山陽道をひた走り、
帰りは時間短縮のため、中国道から名神へ入り、帰ってきました。
走行距離 860㌔。 通行料 行きは、2000円(明石と鳴門大橋を含む)
帰りは、3050円(瀬戸大橋、大阪京都の大都市圏通過のため)
ちょっとハードな一日でしたが、いい感じで過ごせました。
Fちゃん、H君 どうもお疲れ様でした。