★ 6月7日、土曜日、京都駅の近くの会場で、西田昌司先生の講演と懇親会がありました。
お話の内容は大変素晴らしくて、1時間半があっという間でした。
その後は近くのアパホテルの小ホールで「懇親会」があり、お話を伺うことができました。
もっとはやくエントリしたかったのですが、西田先生が思いのたけをお話下さったことを、要点だけでもと思いましたが、
私も疲労感が強くてなかなか書けなくて、今になってしまいました。
でも走り書きメモですが、書いてみたいと思います。
西田昌司先生のお話。
関東や四国からも来て下さっていて、ありがとうございます。
集団的自衛権について
「戦争に巻き込まれる」「個別的、または警察などでいいじゃないか」とマスコミやある野党が言う。
自分は護ってもらうが他は護らないという卑怯な論理だ。
「普通の国」なら当然自衛権はある。
敗戦後当時の共産党の野坂参三は「それはとんでもないことだ」と言った。
それに対して当時の吉田茂は「自衛権は認めない」と言った。
今と逆さだ。
GHQが吉田茂にそう言わせたのだ。
大日本帝国憲法が停止され、アメリカの占領政策が始まった。
昭和25年、朝鮮戦争が起きた。
マッカーサーは「独立国である以上、自衛権がある」と言う。
吉田茂はこれを受けて答弁が変わる。
「独立国でないという輩がいる。しかし自衛権はあるんだ」
共産主義の国が増えてアメリカは日本に対する政策が間違っていた、「日本を叩くのではなく、ソ連を叩くべきだった」と気が付く。
マッカーサーは北の勢力を追い出すために日本に「もう一度軍隊を持て」と言う。
しかしそれはできない。新しい憲法を作ってしまったから。
そこで警察予備軍を自衛隊とする。
アメリカはこのことを日本国民に教えたくない。
半独立状態を続けてきた日本、自民党もそのままで何もしなかった。日教組だけのせいではない。
こんなことを言う人がいた。
「西田君、大日本帝国憲法には参議院はないよ」
「非摘出子」相続問題、昨年になって急遽解釈が変わった。
「状況が変わった」と言う。日本で非嫡出子が増えたと言う。
増えていない。
99%から98%になったことが「変わったこと」になるのか?
たった1%なのに社会を変えていいのか?
裁判所は「門地により差別されない」と主張、
それでは今までの裁判はどうなったかと問えば「そのままでいい、無効にすると社会が混乱する」と言う。
解釈が変わったのだ。
アメリカは尖閣に何かがあっても日本を護るか?
これも主権国家アメリカの判断でどうにでもなる。
要請を受けても断ることができるのは、イギリスがアメリカに加わらなかったことからも「主権」ある国家が決めたことだ。
これからアメリカは世界の超大国でも警察でもなくなる。
中国を抑えるのでなく共存共栄、
またアメリカは中東の石油で動いていたが、アメリカにはシェールガスがとれるようになった。
「自給自足できるな」と思い出した。
中国と戦争にならないために、日本は自分の国を護らなければならない。
まず防衛の増強だ。
阿倍総理がなかなか言えないから私が言っている。自民党では誰かが言わないといけない。
本来、それを言うのは「学者」だ。
これを言いすぎると政治家は「当選」できない。「当選しても変人とレッテル」を貼られる。
それをよいことにマスコミは占領状態を中韓とともにそう思っている。
アメリカもそう、自民党もそうだった。
まともなことを言う人がいないわけでもない。
平沼赳夫がそうだ。
こんな話をしたら安倍総理は相当なバッシングを受ける。8年前もそうだった。
占領政策は本来だったら左翼すら反対のはず、しかし共産党も「変質」した。
コミンテルンも日本が占領政策のままのほうがいいと思っている。
阿倍総理が総裁選に出る前に、私はこんな話をした。
「出るのをやめてはどうか。のせられておもちゃにされては気の毒、今の憲法はおかしいというと無効論者とされ、
憲法の精神をいかして改正というと事実上立て直せない。少なくとも明治憲法に戻したうえで改正ならわかる。
アメリカの態勢の中でしかできないではないか。憲法改正してももって非なるものになる。」と言うと
安倍さんは「西田はいつもそんなことを言うなあ」って。
8年前と違うのは国民がだんだんわかってきたことだ。
中国がいっぱい変なことをしてきているし、とんでもないと。
先日、駐日中国大使の程 永華と話をした。
先輩議員の脇雅史さんが「西田も来い」というのでついて行った。
はじめは調子よかった。
程 永華・・・なんで安倍総理は中国を仮想敵国のように言うんだ。
集団的自衛権とか、何だ!
西田・・・あなたの国もやっているではないか! なぜ日本が自衛してはならないんだ。
程 永華・・・(嫌な顔)何で安倍総理は靖国神社に行くんだ。永久戦犯がいるではないか!
日本は反省したんじゃないのか!(怒り出す)
西田・・・永久戦犯とは! そんなことは認めていない。あの戦争に置いてはたして永久戦犯なるものが悪いのか!
歴史をもう一度学ぶことだ。
程 永華大使は嫌がり、雰囲気険悪になった。
日本人がそのことをわからなければならない。
中国にわかってもらおうとする前に「日本人が理解」しなければならない。
日本がアジアの国々を「白人から解放」した。
そして戦後、日本はアジアの国々にODAを出した。
中国と同じような占領歴史観を共用している「反日」、日本が「独立国」になるのは非常に厳しい。
日本人に「自立」の意思がない。
ヨーロッパでは東西の壁がなくなった。ベルリンの壁だ。
東ヨーロッパがもう一度「独立国」となり、ソ連が崩壊した。
日本はアメリカから占領された状態が半分今も続いている。これは恐ろしい、救いようがない。
しかしやらなきゃならない。
戦後体制は「もう持たない」とみんなが感じ始めてきた。乗り越えないと日本が持たない。
阿倍総理もスーパーマンではない。
安全保障や外交保障の人だ。
せめて内政面のパソナの諮問委員の竹中など中に置いていてはいけない。
「君側の奸」を排除しなければならない。私はその座長になる。
あそこまでやった例はない。かなりデタラメをやっている。
「雇用のありかた・制度を変えたい」と利益誘導はあり得ない!!
★ 西田昌司議員、政治生命をかけています。応援よろしくお願い申し上げます。