「アメリカは日本を護る気はない」とは、よく言われていたけれど、この記事を見たらやはりショック。
北朝鮮の核は、2月の記事では小型化し、ノドンに搭載、「日本全土」を狙う、などと産経に書かれていた。
これもアメリカの発表だった。
それにこの記事。
米ミサイル防衛の「最高機密」 日本守る気ゼロ
配信元:産経新聞
2013/03/24 18:27更新
【防衛オフレコ放談】
北朝鮮の弾道ミサイルに対処するため、米国防総省は2017年末までに14基の迎撃ミサイルをアラスカ州に配備する方針を決定した。
北朝鮮が米本土を射程に収める長距離弾道ミサイルを保有することが現実味を帯び、危機感を強めている証しだ。
日本国内に2基目となる早期警戒レーダーの配備も決め、にわかに対北朝鮮での防護網強化を加速させているが、日本政府内に「対米不信」ともいえる大きな不安がつきまとっている。
■北は米本土を射程
北朝鮮は昨年12月、長距離弾道ミサイルを発射した。過去に発射したミサイルに比べ、姿勢制御や分離技術を格段に向上。
射程は1万キロとみられ、ロサンゼルスなど米西海岸の主要都市を射程内に収めたと指摘されている。
米軍がアラスカの迎撃ミサイルを増強するのも、このミサイル発射を受けた措置だ。
アラスカとカリフォルニアにはすでに30基の迎撃ミサイルを配備しているが、北朝鮮の弾道ミサイルと核兵器の開発が「予測よりやや早く進行した」(統合参謀本部)と分析し、警戒感を強めている。
米政府が、米軍のミサイル防衛(MD)網の強化に踏み切ることは日本にとってもプラスとなるはずだ。
ところが、日本政府内には懐疑的な見方が広がっている。
■険悪な日米調整
「あのときはかなり険悪な雰囲気だった」
政府高官がそう指摘するのは、昨年12月の北朝鮮のミサイル発射に備え、日米両国の担当者が自衛隊と米軍の迎撃態勢について調整したときのことだ。
ここで昨年12月のミサイル発射の際の日米の迎撃態勢を振り返っておこう。
海上自衛隊は、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載したイージス艦を沖縄近海に2隻、日本海に1隻配置した。
一方、米海軍も4隻のイージス艦を投入。ベンフォード、フィッツジェラルド、シャイロー、ジョン・S・マケインだ。
日本側が不満を抱き、日米調整の場が険悪になったのは、この4隻という数に原因がある。昨年4月の北朝鮮によるミサイル発射に際しては、米海軍はイージス艦を7隻投入していたからだ。
3隻も減らした理由を米側に問いただすと、「修理中のイージス艦が多い」とつれない回答だった。
さらに日本側に不満を抱かせたのは、米イージス艦が展開した海域だ。
昨年4月には米イージス艦は日本海に2隻、鹿児島県沖に1隻を配置していた。これらはミサイルが日本領土・領海に落下する場合には迎撃にあたる、いわば「日本防護」のためのイージス艦と位置づけられた。
しかし、昨年12月は状況は一変。米軍の軍事オペレーションは「最高機密」にあたるため、取材では展開された海域の特定は難航を極めたが、複数の政府高官の証言を総合すると概要はつかめた。
■日本周辺は皆無
ポイントは2つある。第1に、昨年4月には配置されていた日本海と鹿児島県沖には米海軍イージス艦は1隻もいなかったということは断言できる。
では、4隻のイージス艦はどこに展開していたのか。それが第2のポイントで、グアム近傍や太平洋に散っていたようだ。
太平洋への配置は、ミサイルがハワイに向かうのを警戒するためにほかならない。
これをみれば、ミサイルの探知・追尾での情報共有は別にして、迎撃オペレーションに限っていえば、米海軍が米領土の防護しか眼中になかったと指摘せざるを得ない。
これには米海軍との「一体感」に自信を示してきた海自には落胆する幹部も多かったという。
ただ、海自内には「米軍の非」ととらえる雰囲気はない。「自分の国は自分で守る」のは自明の理だからだ。
弾道ミサイルで自国が攻撃される危険性が高まれば、持てる能力を自国向けにあてるのは当然だ。
北朝鮮のミサイルによる日本への脅威も格段に高まっている。日本を射程に収める中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程1300キロ)は150~250発保有しているとされ、ノドンに搭載可能な核の小型化はすでに終えたとの分析もある。
仮にノドンを連続発射されれば、SM3と航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)ですべて迎撃することはできない。
■北の暴言を逆手に
であれば、日本として何をすべきか。ヒントは北朝鮮が教えてくれている。
「B52が離陸するグアム島も、原子力潜水艦が出航する日本本土と沖縄も、われわれの打撃圏にあることを忘れてはならない」
朝鮮人民軍最高司令部報道官は今月21日、こう米国に警告した。
この暴言を逆手にとり、グアムも日本本土も沖縄も守るための能力を高めていくことが不可欠といえる。
その最たるものとして、北朝鮮のミサイル発射施設を攻撃できる「敵基地攻撃能力」があげられる。それを保有することにより、言葉は悪いが、「米軍を日本防護に引きずり込む」(防衛省幹部)ことの実効性も高まるだろう。(半沢尚久)
☆ 北朝鮮のミサイル発射施設攻撃は西村眞悟議員も言っていた。ミサイルが飛んでからでは遅いという。
また日本国土を戦場にしてはならないとも。
考えるだけでも恐ろしい・・・。
アメリカは多分、青山繁晴氏が言っていたように、北へ潜入し、金政権を打倒するようにするだろう。
中国はコントロールがきかなくなった金政権を見捨て、別の傀儡政権を立てるだろう。
今のうちに北朝鮮に手を打つほうが楽だから。でもできた核やその他の兵器はどうなるのか。
☆ そして今日は下記の記事だ。朝鮮戦争休戦は終わった。アメリカは北に狙われており、先に北を牽制する必要もあるのだろう。
どうも朝鮮半島統一など無理のようだ。
金正恩体制はどうなるのか、自国民を飢えさせ、軍ですら逃亡が増えているという。
内部崩壊は近いかもしれない。
私は非力で、かなり無理してこれを書いている。でも心配で書かずにはいられない。
北の局地挑発に米軍が「事実上、自動介入」へ
読売新聞 3月25日(月)10時20分配信
【ソウル=門間順平】韓国軍合同参謀本部は24日、韓国軍と米軍が、北朝鮮による韓国の島への砲撃など局地的な軍事挑発への対応を規定した「米韓共同局地挑発対応計画」に署名し、発効したと発表した。
米韓には、これまで北朝鮮との全面戦を想定した作戦計画はあったが、局地戦対応の共同計画は初めて。
計画は、2010年の北朝鮮による延坪島(ヨンピョンド)砲撃を機に検討されてきたもので、今回の発表には、米韓の強固な連携を誇示し、軍事的威嚇を強める北朝鮮をけん制する狙いがある。
合同参謀本部や韓国メディアによると、計画では韓国軍が主導して北朝鮮の局地挑発に対応。
米軍は支援的な役割を担い、在韓米軍のほか、在日米軍や太平洋軍司令部も動員する。
計画は、北朝鮮による延坪島砲撃のような黄海上の離島への砲撃、10年の韓国哨戒艦撃沈と同様の潜水艦での奇襲攻撃に加え、軍艦船での北方限界線(海上の軍事境界線)越境、特殊部隊の侵入、軍事境界線地域での軍事衝突などを想定している。
韓国軍主導の作戦への米軍の参画は、これまで米軍側が判断したが、今回の計画では韓国側との協議で要件が合致すれば参画を拒否できず、米軍が「事実上、自動介入」(聯合ニュース)することになる。
韓国軍合同参謀本部は「いかなる形態の挑発にも即時、強力に対応できる体制が完備された」としている。
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最終更新:3月25日(月)10時20分