goo blog サービス終了のお知らせ 

ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

漢詩へのあこがれ

2013年03月07日 | 日記

私は「漢詩」が好きだ。
ただ読むだけで悠久の世界、自然の世界に浸る楽しさ、
そして漢字にはひとつひとつ意味があるので、西洋の詩にはない立体感が味わえる。

もちろん日本人の漢詩も素晴らしい。
夏目漱石、乃木大将・・・。

今日は素敵な漢詩を倉西雅子さんのサイトで発見。

我不忘弘安元寇
妄語流言支間諜
鎌倉武士猶不滅
死守尖閣沖縄島
・・・(横にお読みください)


koreyjpsさまの作。さすが「国士」!!

憂国の詩、心打ちます。
このかたは毎日、倉西雅子さんのブログにコメントされている方。

倉西雅子さんはあの頭山満翁の血を引く才女。学者である。
勇気と才知に満ちたエントリは読んでいて爽快。
http://blogs.yahoo.co.jp/gakumonnoiratume/67889020.html#67891894


ところで以前から私が「寄り道」しているサイトがある。
漢詩を関西弁で「訳」?しているサイト。
「大爆笑」間違いなし。

ぜひ、ご覧ください。http://home.att.ne.jp/wave/ayumi/SakeLave/SakeLave.htm
『月下獨酌』其の一

  独酌無相親  独り酌みて相ひ親しむ無し
  挙杯邀明月  杯を挙げて明月を邀へ
  対影成三人  影に対して三人と成る
  月既不解飲  月既に飲むを解せず
  影徒随我身  影徒らに我が身に随ふ
  暫伴月将影  暫らく月と影とを伴って
  行樂須及春  行樂須らく春に及ぶべし
  我歌月徘徊  我歌へば月徘徊し
  我舞影零乱  我舞へば影零乱す
  醒時同交歓  醒むる時同(とも)に交歓し
  醉后各分散  醉ひて后は各おの分散す
  永結無情遊  永く無情の遊を結び
  相期獏雲漢  相ひ期せん 獏(はる)かなる雲漢に


この漢詩は李白くんです


月見酒(その1)

春の夜、花見でもと酒徳利を持ち出したけど
一緒に遊んでくれる友達だれも来ぉへんねん


乾杯して夜空からキレイな月を招いたら
ワシの影と合わせて三人のツレになった

でもな
お月さんは、全然お酒飲まれへんし
影法師は、ワシに付いてくるだけや

まぁエエ
暫く、こいつらと春が行かんウチに楽しんでみよか
ワシが歌うたら、お月さんは夜空をウロウロ歩いて
ワシが踊ったら、影法師は地べたをユラユラ揺れる


起きてるときは、一緒に遊び楽しんでぇな
酔いつぶれてしもたら「ほなサイナラ」や
お月さまと影法師この感情のないモンとは
ずぅぅぅっと永遠に仲良くいられるんやし

ワシら三人は
「夜空の天の川で一緒また会おな」て約束するねん




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うまくいくといいのだけれど・・・

2013年03月07日 | 政治

政府、皆保険制度を海外初売り込み 成長戦略に盛り込みへ
2013.3.7 01:30 [安倍内閣]

 政府は6日、公的医療保険に国民全員が加入する「皆保険制度」を海外へ売り込む方針を固めた。
政府が自国の保険制度を他国に“輸出”するのは初めて。政府が6月にまとめる新成長戦略に盛り込む。
安倍晋三首相が近く参加を表明する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉では、医療保険分野の市場開放が焦点の一つになるとみられる。政府は皆保険の利点を各国に訴えることで、TPP交渉を有利に進める思惑もある。

 所得が低くても良質な医療が国民全体に行き渡る皆保険制度が諸外国に浸透すれば、医療技術や介護サービスなどを官民共同で提供することも可能となる。
制度導入には社会保障費を賄えるだけの税収や保険料が確保できる一定の国民所得が必要なため、政府は経済発展が著しいインドネシアなど東南アジアをターゲットに事業展開する方針だ。

 政府は今後、厚労省に設置した「健康・医療戦略推進本部」(本部長・田村憲久厚労相)で皆保険売り込みの具体策を検討する。
これを受け、菅義偉官房長官直轄の「健康・医療戦略室」が医療分野の成長戦略を策定する。

 一方、TPP交渉をめぐっては、首相が6日の参院本会議で「公的医療保険制度の在り方は議論の対象になっていない」と発言し、2月19日の参院予算委員会でも「皆保険は守っていく。主権の問題だ」と断言している。

 それでも与党内では、米国が交渉過程で自由診療の拡大を図り、外資の民間保険加入者が増加し、公的皆保険が崩壊する可能性があると懸念する声が膨らんでいる。
こうした不安を払拭する上でも、政府は諸外国に国民皆保険の導入を促し、国際的にそのメリットを強調しておく必要があると判断した。


☆ 流れがはやくて私はわからない。マスコミの情報も安倍政権発足前後から「飛ばし記事」も多く、信用できなくなった。
  外国との交渉は熾烈を極めると思う。
  外国人は譲歩を考えない。主張は強い。
  日本人の謙譲の美徳やわび・さびなんて理解できないかと思われる。(もう、何を書いているのか、バカな私)
  日本の国益を損なわないように、お願いしたいだけだ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コレッリ以降の本格派テノーレ、二コラ・マルティヌッチ

2013年03月07日 | オペラ
   
デル・モナコ~コレッリと続いた名テノーレ、そのあとはあのドミンゴやパヴァロッティ、カレーラスと思われているかもしれません。
「3テナー」などとマスコミにもてはやされたのですから。
しかし、天下のスカラではドラマティックな主役は二コラ・マルティヌッチを起用し続けました。
アクート(高音)など樫の木のように堂々としていて声が密なのです。
戦前の名テノーレ、ペルティーレの再来とまで賞賛されました。
マルティヌッチの相手役はマリア・キアーラやゲーナ・ディミトローヴァという実力派のプリマドンナでした。
ドミンゴなどに比べ、背が低く容姿に恵まれていないので、映像の時代には不向きだったかもしれません。
しかしスカラの主要な役はほとんどマルティヌッチだったのです。
マリオ・デル・モナコに激賞され、イタリア各地で活躍、ついにスカラで地位を不動のものにしました。
今は第一線から退き、若い歌手たちを指導しています。

Nicola Martinucci in "Amor ti vieta" da Fedora di Giordano.

リサイタルで、ジョルダーノ「フェドーラ」より

Martinucci & Bocelli in concerto!

コンサートで、プッチーニ「トゥランドット」より


Martinucci master class

第一線から退いて若手歌手のレッスンをしているマルティヌッチ、
若手歌手が高音を歌うのですが音程がぶらさがっています。
これはヴェルディ「トロヴァトーレ」から、テノーレ殺しと恐れられた高音の最強音、
誰でもここは怖いところで、ドミンゴはここを歌うのを怖がり、脇役の歌手に「この部分だけ歌ってくれないか」と
頼み込んだそうですが、その脇役歌手はいつのまにか姿を消す、という騒ぎに。

マルティヌッチはその高音を輝かしい声で歌って聴かせます。
全く衰えていないのに、なぜ引退?
そうききたいほどですが、まだ歌える間に第一線を退くというのが名歌手のプライドなのでしょう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする