私は「漢詩」が好きだ。
ただ読むだけで悠久の世界、自然の世界に浸る楽しさ、
そして漢字にはひとつひとつ意味があるので、西洋の詩にはない立体感が味わえる。
もちろん日本人の漢詩も素晴らしい。
夏目漱石、乃木大将・・・。
今日は素敵な漢詩を倉西雅子さんのサイトで発見。
我不忘弘安元寇
妄語流言支間諜
鎌倉武士猶不滅
死守尖閣沖縄島・・・(横にお読みください)

koreyjpsさまの作。さすが「国士」!!
憂国の詩、心打ちます。
このかたは毎日、倉西雅子さんのブログにコメントされている方。
倉西雅子さんはあの頭山満翁の血を引く才女。学者である。
勇気と才知に満ちたエントリは読んでいて爽快。
http://blogs.yahoo.co.jp/gakumonnoiratume/67889020.html#67891894
ところで以前から私が「寄り道」しているサイトがある。
漢詩を関西弁で「訳」?しているサイト。
「大爆笑」間違いなし。
ぜひ、ご覧ください。http://home.att.ne.jp/wave/ayumi/SakeLave/SakeLave.htm
『月下獨酌』其の一
独酌無相親 独り酌みて相ひ親しむ無し
挙杯邀明月 杯を挙げて明月を邀へ
対影成三人 影に対して三人と成る
月既不解飲 月既に飲むを解せず
影徒随我身 影徒らに我が身に随ふ
暫伴月将影 暫らく月と影とを伴って
行樂須及春 行樂須らく春に及ぶべし
我歌月徘徊 我歌へば月徘徊し
我舞影零乱 我舞へば影零乱す
醒時同交歓 醒むる時同(とも)に交歓し
醉后各分散 醉ひて后は各おの分散す
永結無情遊 永く無情の遊を結び
相期獏雲漢 相ひ期せん 獏(はる)かなる雲漢に
この漢詩は李白くんです
月見酒(その1)
春の夜、花見でもと酒徳利を持ち出したけど
一緒に遊んでくれる友達だれも来ぉへんねん
乾杯して夜空からキレイな月を招いたら
ワシの影と合わせて三人のツレになった
でもな
お月さんは、全然お酒飲まれへんし
影法師は、ワシに付いてくるだけや
まぁエエ
暫く、こいつらと春が行かんウチに楽しんでみよか
ワシが歌うたら、お月さんは夜空をウロウロ歩いて
ワシが踊ったら、影法師は地べたをユラユラ揺れる
起きてるときは、一緒に遊び楽しんでぇな
酔いつぶれてしもたら「ほなサイナラ」や
お月さまと影法師この感情のないモンとは
ずぅぅぅっと永遠に仲良くいられるんやし
ワシら三人は
「夜空の天の川で一緒また会おな」て約束するねん
