ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

ココ一番(カレーじゃありません)

2016年09月24日 | 戯言
カド番大関の豪栄道が初日から14連勝で初優勝しました。

10連勝くらいまでは頑張っとるなぁ程度でしたが、失礼ながらまさかここまで「GO!GO!豪栄道!」と勢いづくとは思いませんでした。

片や3場所連続綱取りに挑戦中だった稀勢の里は5敗目で綱取り自体が振り出しに戻りました。

しかも綱取りを狙っていながら、現在の大関陣で「唯一優勝経験が無い大関」という有難くない勲章まで付いちゃいました。

この状況についていろいろな見方、解説があると思います。

大関が優勝するとすぐに「綱取り」が話題に出ます。横綱昇進の目安を2場所連続優勝かそれに準ずる成績としているのですから、当然です。

かつて優勝経験が無かった大関を横綱にして裏目に出た例もあるので、シンプルイズベストという点では解り易い目安です。

一方でシンプルだからこそ突っ込みどころ満載でもあります。

ちなみに今年の初場所から今場所14日目までの横綱・大関陣の勝ち星数を見ると・・・
白鵬:51勝。日馬富士:55勝。鶴竜:43勝。豪栄道:46勝。琴奨菊:42勝。照ノ富士:25勝。稀勢の里:56勝。

なんと稀勢の里が一番勝ち星数が多いのです。
しかも優勝、準優勝に絡んだ回数も白鵬と並んで多いのです。

白鵬:優勝2回、準優勝1回。日馬富士:優勝1回、準優勝1回。鶴竜:絡み無し。
豪栄道:優勝1回。琴奨菊:優勝1回。照ノ富士:絡み無し。稀勢の里:準優勝3回 。

これだけ安定感がありながら横綱昇進のための条件である「優勝」というシンプルなハードルが超えられない。
本人が一番解っていてふがいない思いをしているでしょうが、やはりココ一番という時に結果を出せない以上、横綱には推挙できないでしょう。

「悲運の大関」、あるいは「史上最強の大関」で終わるのか、もう何度目になるか忘れましたが次場所以降の奮起に期待しましょう。
勿論、豪栄道にもこの勢いを是非続けていただき、稀勢の里より先に日本人横綱を実現してもらいたいものです。

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