この記事にもあるようにバスケットボール男子は、日本リーグとbjリーグが並立していたところから、このままでは国際試合自体から締め出されるところまで追い込まれてようやく重い腰があがって、リーグ統一までたどりいよいよ今週末にbリーグ戦開幕まで漕ぎ着けました。
記事には「一気」と書かれていますが、それまでのプロセスは直近に日本サッカー協会の川渕さんが関わるまでは内々の利害が絡み合って遅々としたものだった印象があります。
残念ながら男子バレーボールは1972年ミュンヘン五輪での金メダルにその後40数年間に渡って縋ってきたように思えてなりません。
強かったころの名残で世界との闘いが日本で直接視られる環境が当たり前になった結果、既に世界では決して強くないのに試合では中味に関係なく見た目でファンが騒ぎ、バックアップするテレビでも中継されていたこともあって、日本は「強い」という錯覚を抱きつつ実際には世界の進歩から取り残されていたように感じます。
「強さ」を選択するのか、「居心地よさ」を選択するのか。
会長の嶋岡さんは強かった日本時代の花形セッターでした。
万が一にも「あの頃」の栄光に縋っていないことを願うばかりです。
ひょっとするとバスケットボール同様、先達であるサッカー協会がニュートラルな方向でプロ化、地域密着を先導しない限り、身内だけでの抜本的改革は難しいのかもしれません。
ちなみにオヤジが男子バレーボールの試合をテレビで視ていたのは、今から20年前くらいまでだと思います。
最近は一切視なくなりました。同じような人、多いはずです。。。
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<バレー新リーグ構想に“抵抗勢力”…会見を阻止する動きも>
ヤフーニュース サンケイスポーツ配信 http://headlines.yahoo.co.jp/ 2016年9月21日
日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)は20日、東京都内で記者会見し、将来の完全プロ化を視野に置く「スーパーリーグ構想」を発表した。新リーグは2018年秋の発足を目指すが、すでに“抵抗勢力”がいることが判明。過去、プロ化を模索するたび頓挫してきた歴史があるだけに、機構側は一歩一歩、慎重に歩みを進める。
もどかしい感じは否めない。新構想は、22日に開幕するバスケットボール男子のプロリーグ「Bリーグ」のように一気にプロ化を目指すものではない。
Vリーグ機構の嶋岡健治会長(67)が、くぎを刺した。「間違って解釈してもらっては困るが、われわれはプロ宣言をしているわけではない」。
男子が2大会連続で五輪出場権を逃すなど低下する国際競技力。減少する競技人口。チームが観客動員を重要な経営課題と認識できないリーグの現状…。日本のバレーはじり貧状態にある。「今の状況を変えない限り、道は開けない」と嶋岡会長。チームを持つ企業の上層部に構想を打診した際には「かなりの部分で同意を得た」という。
ところが、今月17日の運営委員会で各チーム代表者に説明したところ、「いくつかのチームが猛反発した。今日の会見を阻止しようと画策したところもあります」。リーグ関係者は打ち明ける。
今回の構想では、選手のプロ契約や名称からの企業名排除は求めていない。あくまでクラブを独立法人とし、収入を増やす努力を促す。「企業主体の部活から脱却し、地域やファンを巻き込む形にしたい」と嶋岡会長。この程度の変革でも、“抵抗勢力”は大企業の福利厚生の一環というぬるま湯から離れたくないのだ。
「この構想は数段階の第一段」。佐藤直司副会長(54)は、本格的なプロ化という将来像を示唆する。一方で「これすら駄目なら(大河ドラマの)真田丸ではないが、籠城(現状維持)して滅亡を待つしかない」。強い危機感を訴えた。
記事には「一気」と書かれていますが、それまでのプロセスは直近に日本サッカー協会の川渕さんが関わるまでは内々の利害が絡み合って遅々としたものだった印象があります。
残念ながら男子バレーボールは1972年ミュンヘン五輪での金メダルにその後40数年間に渡って縋ってきたように思えてなりません。
強かったころの名残で世界との闘いが日本で直接視られる環境が当たり前になった結果、既に世界では決して強くないのに試合では中味に関係なく見た目でファンが騒ぎ、バックアップするテレビでも中継されていたこともあって、日本は「強い」という錯覚を抱きつつ実際には世界の進歩から取り残されていたように感じます。
「強さ」を選択するのか、「居心地よさ」を選択するのか。
会長の嶋岡さんは強かった日本時代の花形セッターでした。
万が一にも「あの頃」の栄光に縋っていないことを願うばかりです。
ひょっとするとバスケットボール同様、先達であるサッカー協会がニュートラルな方向でプロ化、地域密着を先導しない限り、身内だけでの抜本的改革は難しいのかもしれません。
ちなみにオヤジが男子バレーボールの試合をテレビで視ていたのは、今から20年前くらいまでだと思います。
最近は一切視なくなりました。同じような人、多いはずです。。。
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<バレー新リーグ構想に“抵抗勢力”…会見を阻止する動きも>
ヤフーニュース サンケイスポーツ配信 http://headlines.yahoo.co.jp/ 2016年9月21日
日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)は20日、東京都内で記者会見し、将来の完全プロ化を視野に置く「スーパーリーグ構想」を発表した。新リーグは2018年秋の発足を目指すが、すでに“抵抗勢力”がいることが判明。過去、プロ化を模索するたび頓挫してきた歴史があるだけに、機構側は一歩一歩、慎重に歩みを進める。
もどかしい感じは否めない。新構想は、22日に開幕するバスケットボール男子のプロリーグ「Bリーグ」のように一気にプロ化を目指すものではない。
Vリーグ機構の嶋岡健治会長(67)が、くぎを刺した。「間違って解釈してもらっては困るが、われわれはプロ宣言をしているわけではない」。
男子が2大会連続で五輪出場権を逃すなど低下する国際競技力。減少する競技人口。チームが観客動員を重要な経営課題と認識できないリーグの現状…。日本のバレーはじり貧状態にある。「今の状況を変えない限り、道は開けない」と嶋岡会長。チームを持つ企業の上層部に構想を打診した際には「かなりの部分で同意を得た」という。
ところが、今月17日の運営委員会で各チーム代表者に説明したところ、「いくつかのチームが猛反発した。今日の会見を阻止しようと画策したところもあります」。リーグ関係者は打ち明ける。
今回の構想では、選手のプロ契約や名称からの企業名排除は求めていない。あくまでクラブを独立法人とし、収入を増やす努力を促す。「企業主体の部活から脱却し、地域やファンを巻き込む形にしたい」と嶋岡会長。この程度の変革でも、“抵抗勢力”は大企業の福利厚生の一環というぬるま湯から離れたくないのだ。
「この構想は数段階の第一段」。佐藤直司副会長(54)は、本格的なプロ化という将来像を示唆する。一方で「これすら駄目なら(大河ドラマの)真田丸ではないが、籠城(現状維持)して滅亡を待つしかない」。強い危機感を訴えた。
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