サンタごっこ

おにいちゃんが、としょかんの“ほん”をみたあと、ママにいった。
おにい　「ママ～、サンタのふく、だして～」
ママ　　「え～、うえ（やねうら）にあるんだけど…」
おにい　「“サンタ”ごっこ、したいんだよなあ…ダメか。」
ママ　　「…いいよ、だすよ。」
おにいちゃんの“ダメか～さくせん”は、せいこうした。
ぼくたちは、めでたく“サンタ”になれた。

おにい　「よし、まず“プレゼント”のじゅんびだ！」
おねえ　「うち、“そり”つくっとく～」
…だいたい、このあと「ママ、ねてて～！」となる。
ママは、ねたり、おどろいたり…おおいそがしになる。
ママ　　「“はる”なのに、“サンタ”がきた～！まちがえちゃったのかな～」
おにい　「やさしい“サンタ”なの！　ママがほしいっていうから。」
ママ　　「そうだった…ほしかった、これ。」
…ママは、しらないうちに“ほしいもの”に、かこまれていた。

卒園式

おにいちゃんの“そつえんしき”にいった。
ホールで、“そつぎょうしょうしょ”っていうのをもらってた。
「おおきくなったら、“けんどう”で“ゆうしょう”したいです！」
って、かっこよかった。
おへやで、せんせいから“おはなメダル”をもらってた。

ひとつずつ、てづくりで…おにいちゃんもうれしそうだった。
ぼくは、そのあいだカメをみてた…“ようちえん”にいるカメ。
“えんちょうせんせい”は“かめよ”っていう“おなまえ”。…だから、カメいるのかな？

きょうは“めいたんていコナン”のネクタイをつけた。
…みんな、なんでかわらって“しゃしん”とってくれた。
おうちにかえってから、みんなで“そつえんしき”ごっこした。

おねえ　「あなたは、ようちえんをがんばりました。おめでとう！」
ぼく　　「…（ペコ）」
おねえ　「ちがう！　こっちの“おてて”から！　ひとつずつ！！」
“そつぎょうしょうしょ”をうけとるのが、むずかしい。
おててを、１ぽんずつだすの…なんかいも、おこられた。
これだけ“れんしゅう”したから、“ほんばん”はだいじょうぶだ。
…あ、まだ“にゅうがく”してなかった。

名役者（患者編）

ぼくは、かなりの“やくしゃ”だ。
あるときは“いぬ”、あるときは“しょうぼうし”…
そして、きょうは“かんじゃさん”。

おねえちゃんは“かんごふさん”。
おねえ　「すごい“おねつ”ですね。“ちゅうしゃ”しときますね。」
ぼく　　「あい…いて！」
おねえ　「いたいですか？　じゃあ、“せんせい”よんできます。」

おにい　「どうしましたか？」
おねえ　「なんか、あついんですよ。」
おにい　「じゃあ、“おなか”をみてみましょう。」
おにいちゃんは、なかなかの“おいしゃさん”だ。
ぼくのびょうきは…“おねつ”だって。
しばらく、“にゅういん”することになった。
はやく“たいいん”したいな…“ベット”かたくて、いたい。
こんなことじゃ、“やくしゃ”はつとまらないな…