教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

地味子が倒せない(俺妹)

2013-08-24 00:00:50 | オタネタ全般
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」 TV未放送 最終回第16話
http://www.nicovideo.jp/watch/1376447327



いやー、見ごたえのあるラストだった。
特に、ラスボスが。

近年のラスボスは陳腐化がすぎるものが多いように思っていた。

そう、とりあえずデカブツのバケモノをラスト1~2話あたりに登場させ、そいつを倒して平和を守れば何となくハッピーエンドっぽくなる。
そんなとってつけただけのラスボスがどんなに多いかを日々残念に思っていた。

しかし!
俺妹は違ったのだ!!

地味子は強かった。
そして、今までその強大な魔力を隠し持っていた。

なぜだ?

そこまでの人生において、自分がホンキにならなければ倒せない相手など1人も現れなかったからではないのか?

つまり。
桐乃こそが地味子が最終形態をあらわにせねば倒せない、はじめての強敵だったのだ。
桐乃さえ現れなければすべて自分の思い通りになっていたと確信していたその発言こそが、地味子の強靭さに裏打ちされたこれまでの絶対の自信だったのだ。



我輩、これまで地味子のことを異性と見ることができなかった。
なぜかというと、人間っぽくなかったからだ。

俺妹のヒロインの中で、いちばんいい奥さんになりそうなヤツは誰か?

ダントツのスコアをもって地味子である。
それだけ地味子はよくできた人間である。
いや、よくできた人間に見える。

しかし!

地味子は本性がない。
いや、本性が見えない。

別の問いかけをしてみよう。
俺妹のヒロインの中で、いちばんいい恋人になりそうなヤツは誰か?

それが誰とは答えにくい。
だが我輩なら、地味子と答える選択肢はない。

なぜか?

たとえば、あやせは最高だ。
浮気でもしようものなら包丁で惨殺されるのを覚悟のうえで共に暮らす人生は最高の選択肢の1つだろう。

だが、地味子と共に暮らすその先に(家政婦がわり以外に)なにか見えるものがあるかというと・・・それが全くない。
それが本性が見えないということであり、地味子がいいと答えられない理由だ。

この距離感、どこかで見たことがあると思った。
それの答えは「とらドラ!」だった。
みのりんを見て感じる亜美ちゃんの心境がそれなのだ。



しかーし!

ついに地味子は本性を現した。

地味子はこんな娘だったのかと、我々はそのときはじめてわかった。
圧倒的な風格と理不尽な戦闘力を兼ね備えた、陳腐なラスボスがはびこるアニメ界においてなおラスボスにふさわしいラスボスだった。

すばらしい!
地味子も案外いい女じゃないか!!



こんなヤツとてもじゃないが倒せる気がしない。

もし倒せるとしたら・・・
それは愛の力でなんとやらとでも言ってごまかすしか(笑)。