教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

追いついてみせろ(ラブライブ!)

2013-03-28 00:00:31 | オタネタ全般
「すごいなぁ・・・
おいつけないよ、こんなの・・・
私、何やってたんだろう・・・」

ラブライブ!12話。
穂乃果が弱音をはいたセリフだ。

ラブライブに限らず、人生の分かれ目を左右する選択は常にこういうものだ。

「すごい! いつか俺もそこにたどりついてみせる!」
と思ったヤツはそこにたどりつけるかもしれない。

「すごいなぁ・・・ 俺にはこんなの無理だわ・・・」
と思ったヤツは絶対にそこにたどりつけない。



わたしも多くの人生の選択肢をやってみもせずに捨ててきた。

今現在なおアニメやゲームやマンガが大好きだが、それを自分で作ってみようというほどアグレッシブには生きていなかった。
アニメやゲームやマンガ、これら創作物は、ネット上では何かしら批判のマトになりやすいものではあるものの、実際に自分で同じものを作ってみせようとすら思えないほどにクオリティーは高い。
その例にもれずわたしもそれをやってみようともせずに選択肢を捨てたのは人生の敗北の1つかもしれないと今そう思う。
今たまにペンタブでお絵かきして遊んでいるが、それもコミケに出展するレベルのものを描けるようになりたいというほどの意思はそこにはない。

かつて中学の同級生で、英単語もろくに知らんくせにありとあらゆるRPGの呪文を暗記し、オタ知識では比類する者がいないといわれる猛者がいた。
ヤツは高校卒業後に代アニに進学した。
その道においては、ヤツは勝利を得たかもしれないが、わたしはやる前から負けたのだ。

だが。
そんなわたしにも数少ない人生の転期もあった。

大学時代にオーディオ機器を見て、
「すごい! いつか俺もこれと肩をならべうるものを作ってみせる!」
と感動した。

実際、大学にもろくに行かずに食費を削ってオーディオ機器の自作に取り掛かった。

結果。
肩をならべうるものを作れたかどうかはさておきとして。
アナログ電子回路の技術屋にはなれた。
英語は同級生でいちばんできない自信があったが、アナログ電子回路はいちばんできる自信があった。
あのときの感動がなければ今のわたしは無いはずだ。



穂乃果の目標は何だ?

廃校を阻止することか?

ならば目標は達成できたのでラブライブから撤退しても許される。

ラブライブに出場し、ゆくゆくは頂点に立つことか?

ならば廃校しようがしまいがそれを目指さなければ人生の敗北である。

いったいどうしたいというのだ?