８６のＣＭに感動した

海外「色々考えさせられた」　トヨタ・86の過激なCMに外国人が大絶賛
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こいつはすばらしい。
車のＣＭを見て感動したのははじめてだ。

なぜかって？

それはだな。
このＣＭが、最低で最高だからだ。

最高とは？

リクツの上での良し悪しを抜きにして、魂がそれをすばらしいと感じることだ。

最低とは？

リクツの上では全く実用に不向きなことは明白だからだ。

なんでそんなのがいいんだよ？

我輩はそういうのが好きなんだよ！！

誰も嫌がらない欠点のないモノなんてクソくらえだ。
たった１つだけでいい、比類するものがないすばらしいモノを持っている、そんなモノが大好きなんだよ我輩は。
荷物をたくさん載せられて、ちゃんと４人乗れて、運転しやすく、燃費がよく、奥さんにも気に入られやすい、そんな車には見向きもしないんだよ我輩は。

スーファミに対してメガドライブの良さがわかる男。
藤崎詩織よりも紐緒結奈のほうに惚れる男。
そういう男ならばこのＣＭは魂で理解できる。

最低で最高の車。
我輩にとってそれはユーノスコスモだ。
エンジンが潰れるまで乗った車だ。
そしてこのトヨタの８６のＣＭに、それと同じ魂を感じたのだ。



トヨタがそんな車を作れるとは夢にも思わなかった。
トヨタこそが、世界で最も欠点のない車を作るメーカーだと思っていた。
トヨタでは、最低で最高の車は絶対作れないと思っていた。
そういう車は系列のダイハツがコペンとして登場させるのがせいいっぱいだと思っていた。

だが！
それは間違いだったのだ！！

そんな会社は日本ではマツダなど少数派だと思っていた我輩の考えを改めなければならなくなった。

感動。
それは我々がしばらく忘れていた購買衝動。
その復活を応援したい。