大好きな
チック・コリアが
癌で亡くなった

79歳






1972年頃
私はそれまでイギリスのプログレッシブ・ロックに夢中だった
バンドの練習スタジオが高くて、学生の私たちにはキツくて、色々探していた
メンバーが通う大学の、ジャズ・クラブの練習スタジオを借りるために、そのクラブにバンドごと入部した
「お前らこの部に入ったんだから、ロックばっかやってないでジャズもやれ」
と、先輩が紹介してくれたのが
チック・コリアのアルバム
『Return To Forever』

4ビートのジャズにイマイチ入り込めていなかった私に
チックの音楽はジャストミートした

夢中で聴いた

1973年
チックのバンド『Return To Forever』が
来日した
チック・コリアpf.elp 
当時18歳のスタンリー・クラークb.elb
レニー・ホワイトdrs
ビル・コナーズelg
というメンバー

もうその演奏に完全にノックアウトだった

以来、チックのアルバムはほとんど買って聴きまくった

チックは
何を聴いても、プレイにどこにも怪しいところがない
計算された音を確実に奏でている
それが本当に凄いと思った

ご自分のルーツ、スパニッシュへの思いも
とても共鳴するものがあった

私のアルバム『Bright Fortune』にも
“Spain”
をカバーした
揺るぎない永遠の名曲だ

チックは23回もグラミー賞を受賞している
凄いとしか言いようがない

たくさんの凄腕ベーシストたちを育てた


最近まで毎日のようにInstagramの投稿があり
よく観ていた

何年か前から
急に痩せたのが気がかりだった


まだまだ
たくさん新しい音楽を聴かせてくれただろうに…


チック
たくさんの心躍る楽しい音楽を
本当にありがとう
これからもずっと聴き続けます

そして、私も
人の心を楽しませる仕事を
たくさんやりたいと思います


ご冥福をお祈りします

合掌



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