ビター☆チョコ

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ジューンブライド

2007-06-08 | 日々のこと

結婚式の支払いって
最低でも8割は
現金で前払いしなくちゃいけないんだそうです。

同じような話を、今日2人の患者さんに訊いたので
そういう結婚式場が多いのかもしれません。

ひとりは、娘さんを嫁がせるお母さんで、結婚式費用は親が持つそうです。
ひとりは、10年以上バリバリ働いてきたお嬢さんが
10年間働いて貯めた貯金で結婚式を挙げるのだそうです。

さて、遠い昔の自分のことを考えてみると
今も昔も貯金なんかあったためしがないので、全部親掛かりでした。
おまけに、親掛かりで挙げた結婚式の記憶って。。悪いけど、薄いです。
写真も確かアルバムがあったはずだけど
どこに行ったものやら。。。という悲惨な状態です
すごい親不孝なことです。
同じことを娘にやられたら
私ならたぶん怒り狂います。

願わくば、自分の子供が、もし結婚するとしたら
ちゃんと自分で貯めたお金で結婚式を挙げて欲しいものです。

自分の貯金をはたいて結婚するお嬢さんに訊いてみました。
もったいなくない?(爆)
答えは
ちゃんとケジメをつけて新しい生活をしたかったから、いいの。
だそうです。

セレモニーってそういうものなのでしょうね。
なにか踏ん切りをつけるためのもの。
私も親掛かりとはいえ、ちゃんと結婚式を挙げたから
逆に結婚式に対して思い入れがないのかもしれません。
もし、何かの都合で結婚式が挙げられなかったら
たとえ幸せな結婚生活を何十年続けたあとでも、悔いが残ったかもしれません。

日本では6月はうっとおしい季節だけど
ジューンブライドという言葉は
さわやかで、きらきらと輝いてます。

どうぞ、お幸せに♪












実感

2007-06-06 | ジョニー・デップ

昨日はすごくHappyな日でありました♪
ジョニーファンの方々は皆、そうだったと思いますけど。

「学校に行こう」見ましたか?
あのエレクトーン少女を見つめるジョニーの優しい眼差しと
おもちゃの剣を持って椅子の上にちんまりと座る姿のキュートなこと。
壊れものをそっと抱くような優しいハグとか。
生きてて良かった。。
ジョニーと出会えて良かった。。
と、いつものことながら目頭が熱くなるのでした。

Happyは、その番組の前から始まってたんです。
夕方、郵便受をのぞくと
ロスに一緒に行ったtomozoさんからの素敵な贈り物が♪♪
ロスに着くなりカメラを壊してしまった私のために
tomozoさんが撮った画像、まるごと送ってくれたんです。

アナハイムの出来事が
日がたつにつれて、夢だったような気がして寂しかったこの頃。
あれは夢じゃなくて
ホントにあったことだったんだと、
たくさんの画像が教えてくれました。

私も細々とケータイで写真を撮ってたはずなのに
なんで実感がないんだろう。。と思ってました。
それはきっと、自分たちの姿がその画像の中にはなかったからなんですね。

tomozoさんが言ってたとおり
すごく無邪気で幸せそうな顔をした二人がちゃんと写ってました。
ジョニーと初対面して
足元をふわふわさせながら人ごみの中を歩いて
レッドカーペットの入り口のゲートの前で
アメリカ人のおばさんにとってもらった写真は
湯気がほんわりと立ち上ってるような。。
ホワホワとした桃色の空気が二人を包んでるようでした。
目じり、確実に5ミリほど下がってます(笑)

ああ、やっとここにこれた。
そう思ったのは、この時でした。



チャイニーズシアターの前で
ジョニーの手形に手を重ねた時。
(ああ。。手、デカイですね私。。。。)

コンクリートが太陽に照らされて
手を重ねた瞬間は暖かかったのに
しばらく置いてるうちに
コンクリート本来の冷たさが、手に伝わってきた時の感覚が
この1枚で蘇ってきました。

また、しばらく元気に生きていけそうです♪
ジョニー、tomozoさん、ありがと♪
今日はこのテンションのまま(笑)「ワールド・エンド」2度目の観賞に行ってきます♪


おひるごはんのこと

2007-06-05 | 食べたり飲んだり

お昼ご飯って、しっかり食べたいのに
できるだけ手はかけたくないという
やっかいな位置にいる。

そうなると自然に
残り物を寄せ集めて。。みたいなことに。なる。

しかし、時に、これはかなり寂しい。
残り物だから
コレといったメインがあるわけでなく
皿数だけはあるのに
妙にわびしさだけが引き立ってしまったりする。

いっそのことワンプレートに盛り付ければいいのかも。
こんな感じに。



しかし、
大皿1枚、洗い物が増えるだけだし。。
と思い直す私に
おひるごはんを語る資格はないですね(苦笑)

そんなこんなで
今日も皿数だけは多いのに
どういうわけか
わびしい昼ご飯を食べたのでした。





あるスキャンダルの覚え書き

2007-06-04 | 洋画【あ】行

ロンドンの公立中学の歴史教師バーバラ(ジュディ・デンチ)は孤独で偏屈で周囲に煙たがられている。
味けない生活がにわかに輝きだしたのは、美術教師のシーバ(ケイト・ブランシェット)が赴任してきてからだ。
若くて美しいシーバと「親友」になりたい、と願うバーバラは、シーバを観察してその様子を日記に綴る。
学校でシーバの窮地を救ったことがきっかけで、バーバラはシーバと急速に親しくなっていく。
そんな時、バーバラはシーバの秘密を目撃してしまう。

ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットという夢のような共演に惹かれて
なんの予備知識もなく、それでもいそいそと初日初回、はるばる遠征してきました。
原作はイギリスの優れた文学に与えられるブッカー賞の最終候補に残った作品だそうです。

年の離れた夫(ビル・ナイ)と子供二人に囲まれて、傍目には幸せそうに暮らしているシーバ(ケイト・ブランシェット)ですが、心の中には空洞があります。
その空洞を埋めるため、15歳の教え子と性的な関係をもってしまいます。
その二人の関係を知ったバーバラ(ジュディ・デンチ)は、シーバのスキャンダルを握って、歪んだ愛情を露にしていきます。

二人の子持ちなのに、透明感のあるシーバの美しさと、どこか頼りないふわふわとした感じや危うさは、教え子、同僚、周囲の人を魅了してしまいます。
バーバラがシーバを見つめる眼差しには、単なる友情を越えた恋愛にも似た感情が伺えました。
恋愛なら、もし報われなくも相手のことを思いやったりするものだと思うのですが
バーバラは、誰がなんと言おうと相手を独占したい。支配したい意欲に燃えます。
そのためには、どんな策略でもめぐらします。
そして、どんなに手を尽くしても、相手に受け入れられないと知ったときは
手のひらを返したように、冷たくなれるのです。
その仕打ちには狂気すら感じられました。

ブルジョワ家庭の主婦。
初老の偏屈な教師。
二人に共通してるのは「孤独」です。
違うのは
シーバは必要以上に自分の孤独を感じているのに、
孤独を感じていい境遇にいるバーバラは、それほど自分が孤独だという事を感じていないようなのです。
孤独というよりも
自分にふさわしい相手を見つけるまでは「孤高」を守るのだ。という意識を持っているのかもしれません。
バーバラにふさわしい相手。。
若くて、美しくて、恵まれた家庭を持ち、誰をもひきつけずにはいられない女性。
それは、実はバーバラが手に入れたいと望んで叶わなかったものを、全て持ってる女性なのかもしれません。

嫉妬と愛情と孤独が入り混じって、独占、執着、支配へとバーバラの気持ちは変化していきます。
バーバラが見せる表情には、その全ての感情がドロドロと渦巻いているようで
迫力のある音楽にも後押しされ、最初から最後まで緊張させられました。

誰もが心の中に孤独を抱えてるのだと思います。
なにかにはけ口を求めるのでなく
なにかを支配しようとするのでなく
ただ、時々誰かとそっと寄り添ったり、そっと離れたり
そんなことを繰り返しながら、歩いていけないものだろうか。。そんなふうに思いました。

ジュディ・デンチとケイト・ブランシェット。
この二人の演技は素晴らしかったです。
ジュディ・デンチと言えば、私としては「ショコラ」のアルマンドおばあちゃんが思い浮かびます。
アルマンドは頑固なおばあちゃんでしたけど、チャーミングな人でした。
今回のバーバラは、「鬼」です。
チャーミングの欠けらも感じられませんでした。
見事な「鬼」でした。
そして、ケイト・ブランシェット。
透き通るような白い肌、しなやかな身のこなし、目元のかすかなシワまでが美しくて
そして、その美しさを捨てて変貌する様が圧巻でした。

この素晴らしい女優さんに囲まれて
つい忘れてしまいそうになるのですが
「ラブ・アクチュアリー」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」のビル・ナイ。
私としてはかなり注目して観にいきました。
やっぱ、彼はいいです。
どんなコミカルな役を演じても哀愁を感じます。

これは私に限った事かもしれませんけど
結婚生活も長くなると、自分の感情にばかり目が向きます。
大きな不満はないけど、物足りなさを感じたり、不安になることは
なにも女に限った事ではないのだなぁ~という事を
ビル・ナイ演じるリチャードを見て感じました。
自分ひとりで孤独に陥ってないで、少し謙虚にならなくてはいけないですね。
みんな、同じように孤独を抱えているのですから。


 


 













 

 

 




 


6月と紫陽花

2007-06-01 | 

日に日に濃さを増していく紫陽花の色は
雨上がりに
いっそう色を深くする。



雨を含んだ花は重くなって
少し、お辞儀をする。

何年か前
小さな鉢植えを
ちいさなちいさな庭の片隅に植えたら
どんどん大きくなって
2階のベランダから庭をみると。。。



。。。紫陽花で埋め尽くされる日も近いかもしれない。。。

それはそれで
とてもいいことのような気がするのは
今日から6月だから。

6月には紫陽花が良く似合う。