ビター☆チョコ

店じまい後も変わらずご訪問ありがとう。
新居をかまえましたので
お近くにお越しの際はお寄りくださいませ。

ウー・チーロン似?

2007-02-12 | 日々のこと

日差しがめっきり春めいてきました。
今年もお雛様を飾る季節になりました。

お雛様って、子供がいくつになるまで飾り続けるのでしょうか。
娘も二十歳になったことだし、いい区切りだし(爆)
やめちゃおうかなーと洩らしたら、
「お雛様がかわいそう!」の大合唱です
     
どうせ、飾るのも片付けるのも私だもんね。
みんな気楽なものです。

でも。。。やっぱり飾りましたよ。
年に1度のことだものね。
家の中が、急に華やかになりました。

お雛様とも、娘が生まれてからの長い付き合いになるのですが
今日はなぜか、「彼」が気になって仕方ないのです。
この方、箱の上書きには「随身」って書いてます。
この「随身」の彼。。。。誰かに似てるんですよね。



誰だろう。。。しばらく考えて、思いつきました。
先週観た「墨攻」に子団という弓の名手役で出ていた
ウー・チーロンに似てるような気がするんですよね。



。。。気のせいですかね。。。
弓を持ってるから連想しちゃっただけでしょうか。

う~む。。。。妄想の春。ですね。


PascoのCM

2007-02-11 | 日々のこと

何気なく見ていたテレビのCMに目が釘づけになってしまったのでした。

Pascoの超熟のCMが「かもめ食堂」バージョンになってましたね♪

あ♪うれしい♪
なんだろ♪
なつかしい友達に会ったような♪

去年公開された「かもめ食堂」、ご覧になりましたか?

フィンランドのヘルシンキという街で
ひとりで食堂を始めたサチエと、サチエを取り巻く人々の物語です。



物語、というほどの事件も起こらないけど
「毎日、真面目にやっていれば物事はうまく回っていく」というサチエの人生観が
日頃、いろんなことでゴチャゴチャになってる私の肩の力を抜かせてくれました。

あれから1年たって、またゴチャゴチャになりつつある私の前に
こんどはテレビのCMのなかからサチエが現れました。

つい先を急ぎがちな自分を反省しちゃいますね。
大事なのは毎日、ですね。
ゆっくり、いきましょう。

映画の「かもめ食堂」のメインメニューは「おにぎり」でしたけど
CMのサンドイッチもおいしそうでした♪



墨攻

2007-02-09 | 洋画【は】行

紀元前370年頃、中国は戦乱の時代だった。
10万の兵を率いた趙国の巷淹中(アン・ソンギ)が、わずか4千人の小国、梁国に責め込もうとしていた。
梁王(ワン・チーエン)は墨家に援軍を請うのだが、墨家からの援軍は来ず
降伏を決めようとしていたそのとき、ひとりの墨家、革離(アンディ・ラウ)が梁城に到着した。
革離はたった1本の矢を放っただけで趙国の先遣隊を退けてしまう。

まずは、軽く予習が必要です。
墨家とは、墨子によって興った「兼愛」「非攻」を説く思想集団だそうです。
そしてこの時代の中国が、燕、趙、梁に分裂していて、のちに秦に統一されていくのだということも
頭に入れておいたほうが、スムーズに理解できると思います。

墨家は、できるだけ犠牲者を出さずに、血を流すことなく争いを鎮めようとする集団です。
自分からは仕掛けない。
徹底的に守るのです。
でも守りに徹すれば徹するほど、攻め込んできた敵を殺すことになってしまうのです。
墨家が自分の能力を発揮すればするほど、自分たちが理想とする「兼愛」「非攻」からはかけ離れた結果になってしまうのです。

人間って悲しいもので
生きるか死ぬか。殺すか殺されるか。
その二つに一つしかないとき、正義も理想も吹き飛んでしまって
ただ自分が生き残ることにしか集中できなくなってしまうのです。
そのジレンマの中で革離は悩み続けます。

人間の悲しさ、そして権力を持った人間のいやらしさ
そして観ている私の正義感のあやふやさ。
なんかそんな嫌らしい気持がどろどろと渦巻いているような時間でした。

革離の働きによって梁国が勝ってるときは、梁国の味方につき、
梁国の王様が革離のカリスマ性を疎んじて革離を追放してしまうと、とたんに梁国が憎くなります。
そんな内戦状態の梁国に、再び趙軍が攻め込んでくると
今度は「趙軍、がんばれ~」の自分がいます。
正義もなにもあったもんじゃありません。
結局、自分が思うところの正義というのは、
「その時に、誰に一番感情移入ができるのか」ということなのかもしれません。

「兼愛」「非攻」を唱えた墨家も消滅し、
2000年たった今でも、争いは世界のどこかで続いています。
頭では分かってるのです。戦争が良くないってことは。
分かっていても、なくならずに延々と続くむなしさ、
そんなむなしさが胸に残りました。

勉強不足なもので、理解するのに少しばかり時間が必要でした。
でも。。。勉強不足を棚に上げて言えば
もう少し墨家の背景とか、説明のようなものが欲しかったような気もします。
革離がなぜ墨家の反対を押し切って、単身梁国にやってきたのか。
そういう革離の心の中をもう少し見せて欲しかったような。。。
逸悦とのとってつけたような恋愛物語を削ってでも(爆)見せて欲しかったような気がします。

 



 








 


世界最速のインディアン

2007-02-08 | 洋画【さ】行

ニュージーランドで暮らすバート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)には40年来の夢がある。
それは伝説のバイク「インディアン」で世界最高速度をだすこと。
体は老いても、心は若い頃と同じ熱いまま。
年金暮らしのバートは倹約を重ね、廃品でバイクを改良して、バイカーの聖地ポンヌヴィル塩平原に旅立つ。
干上がった湖底がどこまでも続くポンヌヴィル塩平原で、世界最高速度を出すことだけを夢見て。

自分の夢に向かってひたすら歩き続けるバート。
早朝からバイクの騒音を出したり、家の手入れもしないものだから
近所からは苦情がきたりもするのだけれど、
苦情を言いながらも、みんながバートの夢をなんとなーく応援している。

家を抵当に入れてまでやってきたアメリカ。
ここからまたポンヌヴィル塩平原までの長い道のりを
バートは「インディアン号」と長い長い旅に出る。
誰一人知る人のいない国で、様々なアクシデントにあい
そのたびに様々な人と出会い、バートはその人たちをみな味方にしてしまう。

ゲイのお兄さんにも、インディアンのおじさんにも、ひとり暮らしのおばさんにも、
誰にでも正直で公平で、誰のことも批判したり偏見でみたりしない。
その人のあるがままを受け入れ、そして素直に接する。
そういうバートの自然な姿が人をひきつけ、誰もがバートの熱烈応援団になってしまう。

夢。
最近いろいろあって、私は「夢」というものに疑いを持っていた。
夢という言葉はあまりにも美しすぎて、夢、と言われたら最後、もう認めるしかない、みたいな。。。
でも、夢、夢、って言うけど、現実から逃げてるだけなんじゃないの、と。
将来、夢が実現する夢だけを見て、現実にはなにもしてないんじゃないの。
今、自分がやるべきことをやりもしないで「将来の夢」を語ってもらっちゃ困る。と。
夢よりも自分の足元を見ろってことで、
かなり現実的な母親目線ですね。
そしてそんな超現実的な自分が冷たいんじゃないかとも思っていた。


でも、年老いて、なお夢を追うバートの姿を見て気がついた。

『夢を持たない人間は野菜、そう、キャベツと同じだ。』

夢を実現するにはリスクも危険も伴うのだと。
そしてそれを自分で引き受ける覚悟があるものだけが「夢」を追いかけられるのだと。
誰かを無理に巻き込まなくても
魅力のある人間には求心力があって、人が自然に手を差し伸べて集まってくる。
もし夢が叶わなくても、夢を追うことでそんな人間になれたとしたら
それはそれで素晴らしいことじゃないか。
全ては本人しだい、自分しだい。
どう覚悟が出来るかってことなんだね。
そこのところをはっきり伝えたら、後は見守るしかないのかもしれない。

夢が叶ったら、それほど嬉しいことはないだろうけど。。。

こんな爽快な映画で、つい母親目線になる私ってどうなんでしょ(苦笑)
でも、そんなふうに、自分のことと照らし合わせてみてしまうことってありますよね。
夢をかなえたバートの笑顔を見ながら
「自分は一生懸命やってるのかい?」
そう問いかけるもうひとりの自分がいて、ちょっと寂しくなったりもしたのでした。







 


ららぽーと柏の葉

2007-02-07 | 日々のこと

ららぽーとに行くのに「つくばエクスプレス」に乗ってみました。
運行開始からもう1年以上たってるのに
私の住む町をかすめて走ってるのに
わざわざ乗る用事もなかったので、実は今日が初乗り。
しかも、「つくばエクスプレス」を見たのも初めて(苦笑)
「幻の電車」が、今日から「現実の電車」になったわけです。

映画を2本観るあいだに発生する駐車料金を考えたら
電車賃のほうが安く済む(爆)というセコイ発想だったんだけど
知らないところで、
自分の住む町がどんどん変わってる、ということが実感できましたねぇ。
ほとんど目立った建物が何もないところに
電車が走って、
駅が出来て、
ショッピングセンターが出来て、マンションが出来て。
野原みたいなところに
忽然と現れる駅やショッピングセンターは、なんとも「未来的」というのか
不思議な風景でした。



空の青さが建物のカラフルさを引き立てて
ここはどこ?って感じがしますね。

かなり通路もゆったりとしてるので
のんびり、買い物が出来ます。
あ、でも平日しかこないから、休日はどうなんでしょうね。
いろんなお店が入ってますけど
ちょっと私のテイストとは違うので、
いつも散歩しておやつを食べるぐらいです。

何が嬉しいって
「KIHACHI」のアイスが食べられることですね。



黒胡麻ソフト。
底にコーンフレークが入ってるんですけど
アイスは水平に食べ進みたい人なので
コーンフレークがシャクシャクのまま残っちゃうんですよね。
ある程度アイスを食べたら、
コーンフレークを混ぜて食べたほうがいいのか
いっつも迷います。
ホントはコーンフレークはいらないから
底まで全部アイスだと嬉しいんですけどね。



酢豚ランチ

2007-02-06 | 食べたり飲んだり

お茶が陶器のポットで出てくる中華料理屋さんって好きです。
昨日のランチの中華料理屋さんもポットでお茶が出てきました。
よし◎
お値段も、味も◎、でした。



酢豚のランチです。
味はしっかり濃いめ、でも全然くどくないです。
写りきりませんでしたが、スープも付いてました。
デザートは杏仁豆腐。
これで950円でした~♪
で、今はお店の14周年記念だとかで「還元お食事券」が付いてきました。
この次は半額で食べられるみたいです~♪
たぶん、いや、絶対(笑)1ヶ月以内に行こうと思います~♪

こちらのお店
池袋餃子スタジアムにも出店してたお店で
「西安宮廷餃子」という、
形のかわいい点心が有名なのだそうです。

前々から知ってはいたのですが「宮廷餃子」って聞くと敷居が高そうじゃないですか。
根っからの庶民なもので(苦笑)
今度はその「宮廷餃子」とやらも食べてみたいと思います。




寂しい夕方。。。

2007-02-05 | 日々のこと

ストーブの調子が悪いんですわ。
普通の石油ストーブ。
上にやかんをかけたり、鍋をかけておいたりできる
昔ながらのストーブです。

前はファンヒーターを使っていたんですけど
ファンヒーターだと加湿器も使わなきゃいけないし
加湿器洗うの面倒だし
いつの間にかファンヒーターは押入れから出すこともなくなりました。

朝、部屋を一気に暖めるときはエアコンも併用して
あとはストーブが一人でがんばってくれてます。
寒いときはストーブの火が赤々としてるのがほっとするし、
いつでもお湯が、ガンガンに湧いてるのも嬉しいです。

今日はストーブの上に鍋をかけといて
大根と豚バラを煮込んでおかずの1品を済まそうと思ったのに
なぜか、つかない。。。。

仕方がないので、今、エアコンを使ってるのですが、
赤々と燃えるストーブのない夕方って寒々と感じます。
ストーブの上でゆるゆると煮えた大根って、
ガスでガーッと煮たのとは違う柔らかさなんですよね。。。。

ああ。。。なんかすごく寂しい夕方。。。。


漢検

2007-02-04 | 日々のこと

漢検が人気だそうです。
今日はその漢検の試験日で、我が家にもひとり受験生がいます。
ダンナです。

たしか去年の春だったと思うのですが
3年ぶりに単身赴任から帰ってきて、
子供と「資格」の話をしていて、
漢検・英検の話になったのだと思います。
今は学校で積極的に薦めるので、子供らはそれぞれ級を持ってるのを聞いて
がぜん対抗心が出てきたみたいです。

最低でも、娘がもってる準2級は取らなければ!
ということで、秋に準2級と2級をいっぺんに受けて両方合格しました。
試験会場で試験を受けるのは、学生時代以来のことで
試験から発表まではかなりドキドキしたようです。

その合格の高揚感のまま、勢いで今回の準1級も申し込んだらしいのですが
申し込んでから参考書を見たら
ありえないほどの難しさで、自分の軽率な行動を呪ったみたいです。
受験料だってかなりかかりますから。。。

それでも細々と勉強を続けて、さっき試験会場に出かけました。
6月の試験に照準を合わせて、今回は「模試」とでも考えればいいのじゃないでしょうか。

脳細胞がいよいよ衰えてくるこの年になると
にわかに「遣り残したこと」と「まだやれそうなこと」が気にかかってきます。
何かをせずにはいられない。
このままで終わりたくない。
そういう気持が試験や習い事に気持を向かわせるのかもしれません。

もう少し早くそれに気がつけば、また違った人生があった。と考えるのか
あるいは、今まで精一杯やって、少し余裕が出来たからこういう気持になったのか
自分がどちらに当てはまるのかは分かりませんが
まだドキドキしたり、新しいことを覚えたかったり、
そんな気持があることを素直に喜びたいと思います。

 


聞き耳

2007-02-03 | 日々のこと

ウサギに表情なんかあるんかい、と言われそうですけど
一緒に暮らしてると、
その時々で、表情が変わるのがわかるんです。

テツは基本的に暇なので
そして耳が良さそうなので
いつでも玄関の音に最大の注意を払っているようです。
やっぱ、留守番は嫌なんでしょうね。

なにしろ狭い家ですから(苦笑)
居間にいると、誰かが帰ってきてフェンスを開ける音から聴こえます。
テツはその音にかなりすばやく反応します。
餌を食べていても
動きを止めて耳をたてる。
時には後ろ足で立ち上がって耳を澄ませます。



そして玄関に入ったあたりで誰が帰ってきたのか分かるらしいんですね。
娘だったら
「お姉ちゃん、おかえり~」という顔をして待ってます。
息子だったら
「なんだ、おめぇかよっ、ちぇっっ」という顔をして、元の動作にすばやく戻ります。

こんな小さな脳みそで
誰が自分の世話をしてくれるのか、誰が気まぐれに触るだけなのか
ちゃーんと知ってるみたいなんですね。

テツ的には息子はテツの下の位置にいるみたいです。


幸せのちから

2007-02-02 | 洋画【さ】行

クリス・ガードナー(ウィル・スミス)は新型医療機器のセールスマン。
絶対売れるはず、と見込んで大量に仕入れた機械は全然売れず、
生活もだんだん苦しくなってくる。
苦しい生活は、夫婦の仲をぎこちなくし、ついに妻は家を出てしまう。
クリスは5歳の息子クリストファーと2人で暮らすことになった。

クリスは父を知らずに育った。
だから自分の息子には思い切り父親の愛情を注いで育てたいと思っている。
でも、子供は愛だけで育たない。
現実には生活していくためにお金がいる。
セールスマンの仕事に見切りをつけたクリスは別の道を歩こうとする。
それは証券会社の証券マンになることだ。
証券会社で半年間の研修を受ける。
それも無給で。
研修が終わっても、たくさんの研修生の中から採用されるのはただひとり。
宿無し、文無し、子連れのクリスにとって大きな賭けだ。

普通ならそんな懸けはしない。
でも、これは実話なのだ。
普通の男が自分の力を信じて、懸けて、そして・・幸せを掴み取った。
幸せはただぼんやりと待っているものでなく
自分の力で掴み取るものなのだ。

人生が不意に暗転した時、私たちは「なにか」に祈る。
特別信心深くなくても、つい祈ってしまう。
助けてください・・・と。
もし神様がいるとして
神様はそんな時何かヒントをくれるのだと思う。
でもそれは分かりやすい形のものではないのかもしれない。
今の状況よりも、もっと困難なことに感じるのかもしれない。
でもその中になにかチャンスを見つけるのか
あるいは、ぼんやりと見送ってしまうのか
それが人生の岐路になるのかもしれない。

実話だから、物語の行き着く先は分かっているのだけど
あまりにも続く困難に
つい、眉間にシワが寄ってしまう。

疲れ果てて、明日の希望も何もない夜。
それでも傍らの子供を笑わせ、安心させ、駅のトイレで抱きしめて眠る夜。
クリストファーに折に触れ語りかける言葉は
まるで挫けそうになる自分を奮い立たせるための言葉のように聴こえた。

天性の聡明さもあるかもしれないけれど
自らの努力と、持ち前の明るさでつかんだ成功はとても輝かしいものに思えた。

この映画はサクセスストーリーではないと思う。
父と息子の愛と信頼の物語だ。
自分ひとりが生きていくためだけなら、こんなにはがんばれない。
守ろうとした小さな息子が、しっかりと後ろから押してくれていたのだと思う。