ビター☆チョコ

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ラブソングができるまで

2007-04-25 | 洋画【ら】行


アレックス( ヒュー・グラント)は80年代に一世を風靡したポップスターだった。
しかしそれは遠い日の栄光。
今は往年のギャル達相手のしょぼい営業で食いつなぐ日々だ。
そんなアレックスに返り咲きのチャンスがやってきた。
人気歌手のコーラから新曲を依頼されたのだ。
とはいえ、長年の営業で作曲は久しぶり。
おまけにアレックスには作詞のセンスが全くない。
困り果てていたアレックスは、バイトで植木に水をやりにきていたソフィー(ドリュー・バリモア)に
作詞の才能があることを発見する。

ヒューの魅力が全開。
軽快なテンポで物語は進んでいく。
もう~~!!
とにかく・もう~~ ヒュー♪ヒュー♪ヒュー♪

ヘタレで(笑)
いいかげんで
プレイボーイで
それでもどこか憎めなくて
こんな役をやらせたらヒューの右に出るものはいない(笑)
いつも思うのだけど、ヒューはもう一生このままで、この線で行って欲しいと強く思う。

80年代、どんな歌が流行ったのかとっさに思い浮かばないのだが
そう、この80年代って時代はポップスが不毛の時代だったそうな。(なにかで読んだ記憶が)
それでもヒューが演じるアレックスの妙な腰振りダンスと
スカッと突き抜けたような脳天気な歌と
微妙な衣装が、80年代の空気を感じさせてくれる。

そしてアレックスは時代が変わった今も、その過去に生きている。
ソフィーもまたつらい過去の恋に縛られたまま生きている。
そんな二人が出会って
二人でラブソングを作るのだから、
これはもう「恋」が生まれないはずがない。

だから観客は安心して
ヒューの魅力に酔うことができる。

踊りと笑いと、そしてほろりとさせられちゃう歌と
ソフィー役のキュートなドリューも
脇で光ったコーラとソフィーの姉も
隅々まで楽しむことができる。

ここまで楽しませてもらって
エンドロールまで楽しませてくれるとは
すごい大サービス、なのでした。