安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

札幌旅行2017年1月 (1)

2017-01-26 20:23:24 | お出かけ・その他

先週末、友人と札幌市へ旅行に行ってきました。冬本番なので、専ら同市内で過ごすことにし、まずは藻岩山へ行き、札幌市内の夜景を観ました。また、ブログ友のデュークさんにお目にかかり、ジャズや映画の話をするなど札幌の旅を満喫しました。

1月20日(金)

(藻岩山からの夜景)

  

ホテルから市電と無料シャトルバスを乗り継いて、ロープウェイの山麓駅に到着。

  

ロープウェイ乗車中の写真。左にこんもり見えるのは円山。

  

ロープウェイからです。このあと、中間駅でモーリスカー(アプト式の電車のような乗り物)に乗り継ぎ山頂駅へ。

  

展望台には多くの観光客がいました。外国の方も多い。

  

鐘。

  

空気が澄んでいるせいかまぶしいくらいに綺麗です。寒さも半端ではありませんでした。

  

  

拡大。真ん中あたりにテレビ塔。手前中央左くらいには、観覧車が見えます。

  

札幌駅方面。光の色が鮮やかで、この夜景はなかなか素晴らしく、出かけてよかった。

  

藻岩山から街の中へ戻ってきました。イルミネーションがあちこちにあります。札幌雪祭りがもうじきですが、もっと賑やかになるのではないかと思います。

(山田敏昭ライブ)

ジャズクラブのSLOWBOAT(スローボート)へ初めて行って、ピアノトリオの演奏を楽しみました。その模様は別記事に書きます。

(ラーメン)

ライブ終了後、新ラーメン横丁でラーメンを食べました。

  

  

赤れんがというお店です。

  

赤れんがラーメンの醤油味にしました。

1月21日(土)

(二条市場で朝食と買い物)

  

ながもり食堂

  

  

乃木坂46が訪れたようです。

  

乃木坂46が食べたものと同じセットにしてみました。

  

丼にのっているもので、特によかったのは、「まぐろ」でした。

  

乃木坂46の色紙が壁に貼ってありました。僕はことさらファンではありませんが、話題の一つとして写真に収めました。

  

少し買い物もしました。二条市場や中央市場は、値段が高いですが、なんでも揃うので便利です。

旅行2日目の21(土)は、ジャズ三昧で、ジャズ喫茶の「Mituya Cafe」と「Minon's Cafe」、そして「MizuhoのCD発売記念コンサート」に行きましたが、それぞれ別記事に書きます。

(2)へ続きます。札幌旅行2017年1月(2)には、2日目の夜のジャズクラブ「Day By Day(デイバイデイ)」から3日目までを記します。


タード・ハマー SIMPLE PLEASURE

2017-01-25 20:23:04 | ピアノ・トリオ

先週末、札幌を訪れましたが、前回(昨年11月)行った際に、お世話になった方にお土産を持っていこうと、長野駅ビルの「みどり」で買い物をしました。長野らしさがあるほうがいいので、結局は八幡屋磯五郎の「七味(缶入り)」と、桜井甘精堂の「マロンクリームのダコワーズ」にしました。ほとんど考えていない定番のお土産ですが、シンプルなものでいいことにしました。Simple Pleasureというタイトルのアルバムを。

TARDO HAMMER (タード・ハマー)
SIMPLE PLEASURE (CELLAR LIVE 2013年録音)

   

タード・ハマー(P)は、バド・パウエルやバリー・ハリス、トミー・フラナガンらの系列を継ぐピアニストで、シャープ・ナインレーベルから出されているアルバムで知りました。バップ色の濃いピアノを弾く人で、僕の好みにあっているので、順次リーダー作を集めて聴いています。最新作は、この2013年録音のCDですが、充実したコンサートの模様が収められています。

メンバーは、タード・ハマー(p)、Lee Hudson(b)、Jimmy Wormworth(ds)。ベースとドラムスはベテランで、ことにWormworthは、ジャズグレイトとの共演歴が多い人です。ニューヨークのKlavierhaus Recital Hallにおけるコンサートを録音したものなので、ジャズクラブとは少し雰囲気が違いますが、拍手も入り、聴衆が楽しんでいる様子が伝わってきます。

1曲を除き、ジャズオリジナルです。K・ドーハム作「Asiatic Raes」と「Short Story」、A・ジャマル作「New Rhumba」、W・ビショップ.JR作「Uranus」、G.Treadwellという人の書いた「I'll Wait & Pray」、C・デイビス作「Kay Dee」、C・ウォルトン作「Simple Pleasure」、M・デイヴィス作「Fran Dance」、S・クラーク作{My Conception」、H・シルヴァー作「No Smokin'」、スタンダードの「The Folks Who Live on The Hill」(丘に住む人々)の全11曲。C・ウォルトンやマイルスの曲がどのように演奏されているか興味深々です。

全体に活気があり迫力のある演奏ですが、細やかで繊細さがうかがわれるバラードもなかなかよいです。「Asiatic Raes」や「Short Story」といったバップ色の濃いものでは本領を発揮していると思えますが、新しめのシダー・ウォルトン作「Simple Pleasure」でも、ハマー(p)の右手シングルラインによるソロや響きが新鮮に聴こえ、聴きごたえがあります。バラード系の「The Folks who Live on The Hill」や「My Conception」では、ハマーは細心の注意を払って弾いているようで、しっとりとした中に緊張感も感じられます。「No Smokin'」では、スピードに乗ったピアノやドラムスのソロが見事です。

【長野市からのお土産】

八幡屋磯五郎 七味唐辛子

   商品の詳細

小布施浪漫マロンクリームのダコワーズ (桜井甘精堂)

   


舩木 元著 「マイ ブラームス」(文芸社)

2017-01-24 20:19:38 | 読書

図書館で見て、面白そうだったので借りてきた本です。著者は、クラシック音楽の愛好家で、合唱の経験はあるようですが、プロの演奏者とか評論家ではなく、ブラームス愛好家としての立場から書いていて、そこに興味を惹かれました。多くの参考文献を読んでいるほか、コンサートやFM放送での聴取、ドイツへの旅行を通じて、ブラームスの音楽への愛情を語っています。

   

ブラームスついては、好きな曲が多いので、共感を覚えたり、今後のCD聴取などの参考になりました。愛好家が書く文章は、個人的な色彩が強く出るものだと思いますが、この本は、それが出すぎずに、普通の読者が読んでも違和感のないものでした。

目次は以下のとおり。気になったところは、細かく引用しました。

PARTⅠ ブラームス・・・生涯と作品

1 生 涯

2 作 品
  ①ブラームスの作品についてのキーワードは?
  ②ブラームスがオペラを作曲しなかったのはなぜか?
  ③ブラームスの好きな楽器は?
  ④ブラームスの音楽史における位置づけ

3 主要作品について
  ①ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15
  ②ピアノ四重奏曲第1番ト短調 作品25
  ③ハンガリー舞曲集
  ④ドイツ・レクイエム 作品45
  ⑤ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品77
  ⑥交響曲第4番 作品98
  ⑦クラリネット五重奏曲ロ短調

4 ブラームスと日本
  ⑥ブラームスを描いた日本人画家がいた
  ⑨東京・原宿には”ブラームスの小径”、”モーツァルト通り”が

PARTⅡ 北ドイツ音楽紀行(2004・9・27~10・4)

1 ハンブルグ
2 リューベック
3 ライプチヒ
4 ドレスデン
5 ベルリン

ブラームスの生涯については、簡便にまとめられていて、読みやすいです。また、作品の小見出しにあるように、ブラームスファンの立場から、気にかかることを疑問形式で設定し、それを解いていく書き方もしていて親しみやすい。主要作品を挙げていますが、著者の個人的好みが入っていて、その理由を読むとなるほどと思わせるものです。「ドイツ・レクイエム」を入れているところが、愛好家らしいところでしょうか。

ブラームスと日本人の章は、全く知らない事柄ばかりで、興味をそそられました。北ドイツ音楽紀行は、短時間の滞在ながらそれぞれよく取材されていて感心しました。ライプチヒやドレスデンは、著名オーケストラに歌劇場もあるので、大きな街だとかねがね思っていたのですが、この本で人口50万人程度だということを知って驚きました。

著者が書いているように、ブラームスには、低音の魅力や変奏を得意としたといった特徴があり、甘美な旋律も書いています。この本を読んで、なじみのない「ドイツ・レクイエム」や「ピアノ四重奏曲」などをまとめて聴いてみようという気持ちになりました。


ぜんこう (蕎麦 長野県長野市)

2017-01-23 20:36:40 | グルメ

長野駅東口の蕎麦屋「ぜんこう」で登山に一緒に行っているWさんと新年会をやりました。今年もロープウェーなどを使い、安全で怪我のない登山を心がけ、下山したら温泉、食事をセットで楽しむという、登山の周辺も充実しようということで二人とも一致しました。

こちらの「ぜんこう」ですが、たまに一人で寄るときは蕎麦だけなのですが、本日は、料理とお酒もいただきました。優しい味付で美味しく、値段もリーズナブルなので、小人数の宴会にも適しています。「ふきのとうのてんぷら」といった季節のものが出てくるのも魅力的です。長野駅が近いので、観光でみえた方にも利用しやすいお店です。 

  

お店の入口。1月16日(月)の大雪の日でした。帰宅して雪かきしました。

  

小上がりから入口方向を見たところ。

  

壁には、メニューが貼ってあります。

  

おでん。比較的薄味で、上品なおでんでした。

  

牛筋の煮込み。

  

ふきのとうのてんぷら。苦みがあって季節を感じます。既に雪の下にはたくさんありそうですが、採るのがたいへんだと思います。

  

てんぷら盛り合わせ。

  

そば団子。風味があり、中はもちもちです。

  

寒い日なので、鴨南蛮にしました。細い蕎麦で、僕好みです。

【ぜんこう】

住所:長野県長野市栗田1021-22 カーサ深沢 1F
電話:026-266-0134
ホームページ:ぜんこう (食べログの紹介ページです)


ダスコ・ゴイコヴィッチ EUROPEAN JAZZ SOUNDS

2017-01-22 08:57:05 | トランペット・トロンボーン

先日、東京の御茶ノ水に行って、久しぶりにオーディオ・ユニオンとジャズ東京へ寄ってきました。オーディオの方は、CDプレイヤーを買おうかと候補機種を試聴したのですが、高級機種を聴くと、当然そちらのがいいので、迷っただけで終わりました。次に、近くの横断歩道を渡ってジャズ東京へ行き、CDや中古レコードを物色。ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)の未発表音源(CD)が目についたので、購入しました。

DUSKO GOYKOVICH (ダスコ・ゴイコヴィッチ)
EUROPEAN JAZZ SOUNDS (Be! Jazz 1958~61年録音)

   

ダスコ・ゴイコヴィッチは好きなプレイヤーで、音源はかなり持っています。今回購入したCDは、1958年~61年録音のもので、バークリー音楽院に入学する前の西ドイツにおけるラジオ用の録音です。渡米前のプレイなので中身は今一つかと思ったのですが、既に強力ハードバッパーとしての姿が記録されていて、つい興奮してしまいました。

メンバーは、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)、デレク・ハンブル(as)、カール・ドレヴォ(ts)、Francis Coppierters(p)、Jonny Fischer(b)、Stuff Combe(ds)。2曲だけですが、Combeに代わりケニー・クラーク(ds)が加わっています。全く知らない人もいますが、ハンブルやドレヴォなど、ケニー・クラーク=フランシー・ボラン楽団に参加するミュージシャンの名前があります。

曲は、ジャズオリジナル、スタンダードなどです。「Almost Like Being In Love」、「Billie's Bounce」、「Mile Dave」、「Omricon」、「Perhaps」、「Sonnymoon For Two」、「Joy Spring」、「It's You or No One」、「Rhythm-A-Ning」、「Solar」、「Quicksilver」、「Salud to Birdland」、「On Green Dolphin Street」、「Les Copains」の全14曲。作曲者の記載がないのではっきりしませんが、メンバーのオリジナルもあるものと思います。

ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)をはじめ当時のヨーロッパの若手の勢いがあって熱い演奏が楽しめます。ダスコがミュートで吹く「Almost Like Being In Love」あたりには、マイルス・デイヴィスからの影響がうかがえるようですが、火を噴くような「Rhythm-A-Ning」のソロや「On Green Dolphin Street」の抑制されたプレイを聴いていると、既に実力十分で、今後の活躍を予想させるものです。サイドメンの中では、カール・ドレヴォ(ts)のソロが迫力があって面白い。入手してよかった一枚です。

【お茶の水のAUDIO UNIONとJAZZ TOKYO】

  

audio Unionの入り口。

  

1階なのでそれほど高級機種は置いてないのですが、各種スピーカーやアンプ、CDプレイヤーなどを試聴できます。椅子に腰かけて、聴かせてもらっている最中です。

  

disk UNIONのJazz TOKYO。

  

入り口には、Weekly Chartが貼ってあります。