goo blog サービス終了のお知らせ 

安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ビル・チャーラップ「AND THEN AGAIN」、久しぶりに上田市のジャズ喫茶「A列車」へ。

2025-04-27 19:30:00 | ピアノ・トリオ

久しぶりに上田市のジャズ喫茶「A列車」へ寄って、マスターと四方山話など。こちらのお店には、ヨーロッパのピアノトリオのCDが多数あります。安曇野市宅では、アメリカのピアノトリオを聴きました。

BILL CHARLAP (ビル・チャーラップ)
AND THEN AGAIN (BLUE NOTE 2023年録音)

   

ビル・チャーラップ(p, 1966年生)は、日本のレーベルにも録音するなど多数の作品がありますが、かつて似た内容のものが続き、若干飽きていました。しかし、復帰したBLUE NOTEレーベルで作った「STREET OF DREAMS」(その記事)が良かったので、本作「AND THEN AGAIN」をレコードで入手しました。

メンバーは、ビル・チャーラップ(p)、ピーター・ワシントン(b)、ケニー・ワシントン(ds)。この3人によるトリオは、1997年から活動を行っています。本作は、2023年9月9日に、ニューヨークのジャズクラブ「 Village Vanguard」でライブ録音されたものです。

曲目は、次のとおり。

1  And Then Again (Kenny Barron)
2  All the Things You Are (Oscar Hammerstein Ⅱ, Jerome Kern)
3  'Round Midnight (Thelonious Monk)
4  In Your Own Sweet Way (Dave Brubeck)
5  Darn That Dream (Eddie DeLange, James Van Heusen)
6  Sometimes I'm Happy (Irving Caesar, Vincent Youmans)
7  The Man I Love (George Gershwin, Ira Gershwin)
8  A Ghost of a Chance (Ned Washington, Victor Young)
ケニー・バロン作曲の「And Then Again」は、余り知られていませんが、あとの7曲は、有名ジャズオリジナルとスタンダード曲です。ライブということもあって、よく知られている曲を選択したのでしょうか。

このトリオの演奏は、ライブにおいてもサウンドが洗練されていて、驚きます。特にビル・チャーラップ(p)のピアノのタッチは、端正極まりなくて、聴いていて清々しい。「And Then Again」では、ライブのせいか3人とも熱を帯びたプレイを行い、チャーラップが速いパッセージを弾いていて胸がすくようです。「The Man I Love」も途中アップテンポでやっていてライブ録音らしく、「 All the Things You Are」や「'Round MIdnight」という名曲も素晴らしい。ケニー・ワシントン(ds)のブラシプレイが美しい。

(参考)本作より「And Then Again」が聴けます。

And Then Again (Live)

【ビル・チャーラップ・ホームページ】

Bill Charlap

(安曇野市宅で聴いているところ)

飾ってあるレコードは、この連休前半に聴く予定のピアノトリオのレコード。右から、アーマッド・ジャマル「AHMAD JAMAL」(ARGO オリジナル盤)、本作「AND THEN AGAIN」、ソニー・クラーク「SONNY CLARK TRIO」(BLUE NOTE  United Artist盤)。

【ジャズ喫茶 A列車】

住所:長野県上田市中央3丁目9-1
電話:080-2680-0011
ホームページ:ジャズ喫茶A列車 | 上田市 | TOP (a-train-jazz.com)

お店のあるビルの入口。この1階奧にA列車があります。

店内。スピーカーは、JBL4343B(ウーハーは2231A)です。

カウンター

CDは約1,000枚あるそうです。

部屋の右の壁に沿った席にいつも座ります。リスニング席で、会話はこの席では禁止です。

珈琲。器も凝っています。

(以下、かかったCD。一枚の中から2~3曲をかけています。)

ニルス・ラン・ドーキー(p, デンマーク)「Yesterday's Future」。親しみやすいアルバムでした。

ブラッド・メルドー(p)「Solid Jackson」。僕が持参したCDです。

フランコ・アンブロゼッティ(tp, スイス)「Cheers」。参加メンバーがケニー・バロン(p)など豪華。曲目はスタンダードが主です。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (takuya979)
2025-04-27 20:42:47
2019年8月Village VanguardでBill Charlap Torioに全くの偶然で出逢いました。一番乗りだったこともありピアノのすぐ前のテーブルを確保。終演後に握手もしてもらいました。その日がニューヨーク最後の日。最高の夜になりましあた。
返信する
Unknown (azumino)
2025-04-28 09:49:56
takuya979さん こんにちは

ビル・チャーラップ・トリオをヴィレッジ・ヴァンガードでお聴きされたとは、羨ましいです。しかも、握手まで。

ビル・チャーラップは、来日もしていますが、僕はライブを聴いたことがないので、いつか聴きたいと念願しています。しかし、ニューヨークに行くわけにもいかず、念願だけで終わるかもしれません。

このライブアルバムは、トリオの3人が快調です。また、観客を含めて会場の雰囲気が良く、録音もいい音でとれています。大事にしたいアルバムです。
コメントありがとうございます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。