先日、新潟県上越市の岩の原葡萄園に行きました(その記事へのリンク)が、お土産にワインの深雪花(MIYUKIBANA )とレストラン「金石の音」で作っているパウンドケーキを購入しました。珈琲とともにパウンドケーキをいただきましたが、レーズンも入りしっとりとした食感は癖になりそうです。しっとりとしたヴォーカルを。
MARGARETA BENGTSON (マルガリータ・ベンクトソン)
WHERE THE MIDNIGHT SUN NEVER SETS (Spice of Life 2009年録音)
マルガリータ・ベンクトソン(vo, 1966年生)は、スウェーデンのアカペラ・グループ「The Real Group」で1984年の結成時から2006年までソプラノを務め、現在はソロ歌手として活動しています。これはソロになって第2作目のアルバムですが、実力と実績のある歌手で安定感抜群の歌唱が聴けます。
歌の伴奏は、曲目により楽器編成とメンバーがかなり替わり、小さなコンボからビッグバンドに近い編成もみられます。アンドレアス・ウーべリ(g)、ディッケン・ヘドレニウス(tb)、ペーター・フレッドマン(cl)、オーヴェ・ルンディン(p)、ペーター・アスプルンド(tp)といった人が参加しています。
曲目は次のとおり。
1 Stardust (Hoagy Carmichael)
2 Speak Low (Kurt Weil)
3 The Midnight Sun Will Never Sets (Quincy Jones)
4 Dat Dere (Bobby Timmons)
5 Spring is Here (Richard Rodgers)
6 Honeysuckle Rose (Thomas Waller)
7 I Get Along Without You Very Well (Hoagy Carmichael)
8 My Funny Valentine (Richard Roders)
9 Leaving London Seeing Stockholm (Margareta Bengtson)
10 My Hidden World (Margareta Bengtson)
11 Inga Rikedomar (Traditional)
スタンダードが8曲、マルガリータ・ベンクトソンの自作2曲にスウェーデンの民謡1曲という選曲です。ベンクトソンのオリジナル曲も違和感がなく、作曲の才能も相当なものです。「The Midnight Sun Will Never Sets」はクインシー・ジョーンズ作。
マルガリータ・ベンクトソン(vo)が実力を発揮した優れたアルバム。彼女の声はソプラノで美しく、高音域も軽く出していて、さすがに世界トップクラスのグループで活躍していただけのことがあります。遅めのテンポのものが雰囲気が良く出ていて、「Stardust」や「Spring is Here」、取り上げてくれたのが嬉しい「I Get Along Without You Very Well」では情感がひたひたと伝わってくる感じです。「Speak Low」や「The Midnight Sun Will Never Sets」はスケールの大きな歌唱と巧みな編曲に感嘆。
CDのブックレットから。かっこいいです。
【Margareta Bengtson ホームページ】
(参 考)
クインシー・ジョーンズ作の「The Midnight Sun Will Never Sets」が収録されたアルバム「HARRY ARNOLD+BIG BAND+QUINCY JONES=JAZZ!」(Mercury 1958年録音)。同曲におけるアルネ・ドムネラス(as)のソロは有名。この曲をCDのタイトルにもってきたマルガリータ・ベンクトソンのセンスが良い。
【岩の原葡萄園からのお土産】
リーフレットももらってきました。
本品は、「日本ワインコンクール2019」で 銅賞を受賞しています。購入したのは360mm。
以下、岩の原葡萄園のホームページからお借りしました。
【マスカット・ベーリーAと樽熟成が生み出す絶妙なハーモニー】
完熟したマスカット・ベーリーAを厳選して醸造。
果皮や種からの香味成分をしっかりと抽出後、樽の中でじっくりと熟成を重ねました。
濃縮感のある果実味が、ふくらみのあるまろやかさを醸し出す赤ワインの傑作です。
「深雪花(みゆきばな)」は、その酒質を可憐な雪椿にたとえて命名。
ラベルの絵は陶芸家・齋藤三郎氏による雪椿。
パウンドケーキ
飲み物は軽めの珈琲にしました。
パサつかず、レーズンの美味しさも味わえるパウンドケーキで、午後のお茶に相応しいものでした。