ものを売らないサイトには、サービスとは何かを気にしていないところがあります。
お役所も、ずいぶんサービスに気を使ってくださるようにはなりましたが、それは面と向かっての場合で、ネットの手続きなどには、ずいぶん気の利かないシステムをお使いのところがあります。
国立大学の受験出願も、ネットでできるようになったと聞いて、遅れないようにやっているなと思っていましたが、それがこんな手順なのです。
出願サイトで必要事項を記入し、写真まで挿入すると受付番号が表示されます。次に受験料をコンビニから払い込みます。
その後に、また出願サイトを呼び出し、そこで受付を確認されると願書ができあがります。
そして、できた願書をプリンターで印刷して郵送しなさいということになっているのです。
こういうのを、ネット出願システム完備状態とみているのでしょうか。
計算だけはネット上で無料でできるけれども、ネットでの受付には別の手数料を取る、あの所得税確定申告システムと、どこか似たところがあります。
公共施設を借りるときの予約システムにも、奇妙なサイトがあります。
グループ活動が盛んになると利用希望が増えるので、翌々月の利用可否が抽選で決められます。
予約システムサイトには、抽選結果を確かめるページが設けてあります。
そこには、何年何月分と、その月に抽選の行われた結果だけが示されています。
その前の月の予約確定分は、またメニュ選択ページに戻ってからもう一度別のページに入りなおさないと見ることができません。
「予約確定分はこちら」とか「○月分」と書かれたボタンを一つ作れば、表の間の移動はいとも簡単にできるのですが、それがないのです。
大蛇と龍の違いは、飛べるかどうかだろうと思います。
頑固で飛べない間抜けなサイトは、かたくなに大蛇型から龍型には変わりたくないと思っているのでしょうか。
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