アプリのバージョンが新しくなると、それまでの欠陥が改善されているものと、通常は考えるでしょう。
本当でしょうか。
新しいバージョンは、売るために作られますから、新しい機能や安全性が増したことが宣伝されます。
以前のバージョンとの違いが、誰にでもはっきりわかるようにすれば、そのプログラム開発のノウハウもさらけ出てしまいます。
そんな説明があるはずはないので、ユーザーは不安をぬぐい切れないまま使ってみることになります。
新しいバージョンには新しい欠陥も、一緒に拵えられ組み込まれていることを覚悟しなければならず、そのアプリを使ううえで絶対安心になる時期が来ることはありません。
バージョンが新しくなるたびに要求される対価には、自らの心配料も含まれるというのですから、ユーザーは甘い顔をしていなくてもよいのです。