「両方いいのはほっかぶり」
迫られた二択に「どっちでもいいや」と返事をしたとき、母親によく聞かされた言葉です。
意味のずれた言葉づかいは、よくわからないまま耳に残るものです。
ある様式をまねてデータを作りたいとき、作り方をしっかり自分のものにしたいのか、それともできあがったものを説明の材料に使いたいのかによって、何をおさえておかなければならないのかという力点は変わります。
使えればよいと思っている人には、作り方の説明は退屈そのものです。
作り方を知りたい人には、簡便な使い方の説明は拍子抜けになります。
作りたいのか使いたいのかの問いに、どっちもと答えた人には、使い方優先がよいかもしれません。
数表とグラフなら、そのシートをそっくりコピペして、項目と数値だけ書き換えればそれでよいのです。
(注)この記事は、相談会の後のミーティングでのHさんのお話をヒントにしたものです。