海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

土砂の陸揚げはなかったが、護岸の整備が行われる。

2018-12-08 22:25:15 | 米軍・自衛隊・基地問題

 8日(土)は天候不良のため海上行動は中止となった。瀬嵩の森から大浦湾の様子を見ると、土砂を積んだガット船や陸揚げに使うランプウェイ台船に動きはなかった。K9護岸には作業員やダイバーが来て作業を行っていたが、重機は使っていなかったので、整備はほとんど終わっているかもしれない。

 午前9時半ごろまで見ている限り、この日の土砂作業はなさそうだった。沖縄は雨模様の天気が続いているが、天候を見ながら週明けには土砂の陸揚げが始まるだろう。赤土が大量に混じった岩ずりであり、雨が降れば汚濁した水が海に流れ込む。そうでなくても海に投下されることで、護岸で締め切られた海の生き物は死滅する。

 来週以降、ぜひ多くの県民がゲート前の阻止・抗議行動に参加してほしい。フランスを見れば分かるように、市民が怒りを行動で示さない限り、政府が方針を変えることはない。隣の韓国や台湾でも市民の街頭での行動が政治を大きく変えてきた。選挙で1票入れて終わりではない。

 松田ぬ浜から見るとK2~K3護岸では天端(上面)の整備が行われていた。K4護岸では天端に根固め用袋材を設置する作業が行われていた。K4護岸の作業は高波対策と思われ、土砂投下に向けての準備が進められていた。

 テント2は猫が増えてにぎやかだ。午前中、松田ぬ浜でプラスチックごみを拾って清掃した。マイクロプラスチックの問題が最近よく報じられているが、漂着量としては発泡スチロールやロープの切れ端が多かった。金網を隔てた基地内の漂着ゴミはさらに多いが、清掃のしようがない。

 


この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 土砂を積んだガット船が大浦... | トップ | 雨の中、資材搬入に抗議して... »
最新の画像もっと見る

米軍・自衛隊・基地問題」カテゴリの最新記事