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晴耕雨読で住まいを造ろう

都会を離れ農的暮らしをしながら、日々住まいについて考え、家造りを家族と共にDIYで実現させた日記・・その後

屋根下地を施工中

2008年04月09日 |  構造軸組と屋根工事
 破風板や鼻隠しを取付け始めました。と言っても、私は板の端を持っているお手伝いみたいなものなんですけど、あの面倒な面戸板は、自分で取り付けました。
下の画像の右から二列目の軒桁の上に、垂木の天端合わせで位置決めして釘打ち固定してある板。(一番右は 鼻隠し:垂木の軒側先端を固定する板)



まぁ、自慢するような仕事ではありませんが、それなりに道具を使って大工・・大八、大六・・くらいの仕事はしたような・・気分。それが昨日。

今日(9日)は夕方には雨が降り出し、明日も一日雨だとか・・。なんとか屋根の仕舞をやり終えたかったのですが、天窓、棟周りを残す状態までしかできませんでした。雨が降り始める前にあわてて撮影したのが下の画像。手ぶれしてます。
(新しいデジカメ・・欲しい!)



合板を張っていないところは天窓が取り付くところです。
構造用合板t=12をN50の釘で150mmピッチで打ちつけます。大工さんがコンプレッサーを段取りしてくれたのですが、「私が金鎚で打ちます」とミエ張って頑張りました。まだ全部終わってません。

コン詰めると腱鞘炎になりそうなので、合間を見てインパクトドライバーで接合金物の(残りの)ネジ止め。

今日もお疲れ様でした。


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失敗から学ぶ 2

2008年04月07日 |  構造軸組と屋根工事
 昨日の記事、引き寄せ金物の勝手違いの理由が判明!

 軒桁の引き寄せは、基本的に羽子板ボルトを使うようですが、たまたま今回リビングからの吹き抜け部に火打ち(建物角部に斜め45度に入れるもの)を化粧で見せることになっており(羽子板ボルトは見せたくない)、プレカットの設計段階で梁上から落としこむように金物を変えてくれていたのでした。
寝室側でも、最初同様の意匠でまとめるつもりでしたが、最終的には天井内に納めるよう変更したのが、これもたまたまプレカット図に最初の配慮が生きていた・・という結果です。

 それと勘違いしていることがあったので訂正しておきます。

(い)、(ろ)金物を()金物にランクアップしたと書きましたが、あの薄いステンレス製のプレートは()対応金物でした。計算上N値が0.65以下で良い所に1.2以下の効力が期待できる金物を使ったのですから、それなりに頑丈になった・・と自己満足しておきましょう。実売価格も一枚が80円ほどですから、(い)(ろ)は、すべて(は)に丸める設計の方が現場で迷うこともなくて良いかもしれません。

ただし、このプレートは土台・柱あるいは柱・横臥材の横面に取付けるプレートですので、土台が十字に組まれる場所には使えません。横面がないからです。この場合は、今回使ったような壁内に取付けるアングルタイプの金物を選択する必要があります。

 また、剛床(床を水平力に対応させる工法)の場合も、プレートを打ち付ける前に根太が組まれることもあり(しかも土台や横臥材横面に根太がぴったり取り付く)、プレート取付けのタイミングが必要になる場合もありますで注意が必要です。
 実を云うと、今回の2階床(剛床)に二ヵ所、1階に土台がT字に組まれる予定の場所が、仕口補強のために少し頭がつきだしていて十字と同じような場所もあったのでプレート打ちができず、アングル型に変更しました。

 建築金物メーカーは数社あり、それぞれ研究開発にも力を入れて切磋琢磨するのは良いのですが、Zマーク、Cマークやオリジナル物など、種類が多すぎるように思えます。


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失敗から学ぶ

2008年04月06日 |  構造軸組と屋根工事
 よく晴れた日曜です。外れた予報もこの場合は許されます。
今日は大工さんはお休み。私ひとりで、接合金物のネジ止め、バッテリーを取り換え、充電しつつ・・その合間にロフトの床と小壁の合板を部分的に張り始めました。
構造用合板をN50の釘をピッチ150で打ちつけます。
やはり二階の揺れは小さくなって、耐震効果が体感できました。

さて、接合金物を自分で取付けてみて、いくつか疑問点や反省点を書いておきましょ
う。

どのような金物が必要になるかはN値計算ソフトで求めるのですが、金物メーカーは多数あり、現実に納品するのは町の建築金物屋さんに(普通は)なります。以前書いたように、自分でカタログから選んだ金物が現場に入るとは限りません。単価の問題もあるし、できれば安いものを使いたい・・そんな気持ちも働きますから。

というより、一般的に設計事務所がそこまで設計図書に記載しているかと言うと、はっきり言って疑問。工事屋さん任せになっているのが現実でしょう。そこらを赤裸々に書いてしまうと問題なので、軽く話を流しますが、次の画像を見てください。



 これは妻側の軒桁で、妻の出部分は母屋寸法(105x105)に小さく下端をカットしてあります。その軒桁を妻梁が片引き寄せボルトで縫い付けてあります。
さらに柱と軒桁は(この部分は )ですのでホールダウンコーナー金物を、柱側に60mm、軒桁に100mmの専用ネジで固定します。(写真では軒桁への固定は未施工)
対応の金物にはネジの短い(本数は多い)タイプもあるので、せいぜい60mmネジを使うものを選択したほうが良かった・・という反省と、

そして、次の画像



反対側の部分です。なぜかこちらは軒桁の引き寄せ金物が羽子板ボルトになっていて、接合金物 の100mmネジと干渉しそうな気配です。

水平方向の引き寄せ金物はプレカット屋さんが図面化して金物の準備をするのです・・・私のチェックミスと言えばミスですが、左右の納まりが何故に違うのかが分からない。
軒桁への固定に100mmネジが使えなければ60mmで代用しておきますが、

 これは正しくない!


 同じ画像にある垂木を止めてある ひねり金物 これは当初選んだ物とは別な、ローコストな物を使用しました。
ところが、この捻っただけの金物は外壁に合板を打ち付ける場合、ねじり部分が少し邪魔になります。やはりきちんと直角に折り曲げた金物を使うべきだったと反省しています。

普通なら軒天井を張るために、このような金物はあまり気に掛けないのですが、今回も軒天井はあるものの、アイシネンの吹付け断熱を、壁から屋根裏までシームレスに施工する都合があり、その裏板として軒桁、垂木の隙間を塞ぐ面戸板を設ける必要が出てきました。

(昔は垂木を表わす軒が多く、軒桁と野地板の隙間に面戸板と呼ぶものを取付けていました。最近は洋風建物(軒天井があるので隙間が見えない)が増えることで省略されることが多くなりました)

今回は垂木@606の間に20mm程度の板を打ち付ける予定です。2x4などでは ころび止め と呼ばれているようです。


ああ、面戸板(めんどいた)は 面倒 ・・・。


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春の陽気は気まぐれ

2008年04月05日 |  構造軸組と屋根工事
 雨降りの前にと考えていたのに、雨は一日延びて月曜になるそうです。
ラッキー!と思いつつも、ひとつ段取りに狂いが生じました。
破風板、鼻隠しの板が「月曜日に納品になります」・・だって。

なんで?と尋ねると「鼻隠しを6m物x4丁で注文受けたので・・」
つまり、長い品物なので別挽きになるとのこと。

それって、最初に言ってよ~。

破風板(屋根の妻側に張る広幅の板)を途中でジョイントするとカッコ悪いけど、鼻隠し(垂木の先に取付ける板)なら、どこでジョイントしても構わないのだから、4mx6丁でも良かったわけ。
注文してから数日経過しているから現場で大工さんと

「山に 採りに行ったんかな?」

なんて冗談言ってました。。。



 これはアプローチ側の高い所から見た 安乎の家

手前の田圃は、やがて耕されて、代搔き、田植えと色が変化していきます。家の方も、やがて屋根に色が付き、外壁(ベニヤ下地)が張られ、色が変わっていきます。どのように見えるかが楽しみです。

 今日の作業(大工さんは都合で午前中だけ)は、材料が届かなかったので内部の間柱と鋼製束を取付け始めています。私は残りの接合金物(ほ)が数個残るのみ・・だんだん高い作業性の悪い場所ばかり残っていますが、終了まじかです。


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雨が降りだす前に

2008年04月04日 |  構造軸組と屋根工事
 今日は金曜日。日曜日には、どうやら雨と言う。

昨日に引き続き屋根の仕舞を大工さんが頑張ってくれています。
私も午後からですが、垂木を止める”ひねり金物”を打ち付けてきました。軒桁、母屋、棟木と一本の垂木に3ヵ所・・いゃー、たくさんあるわ。それと恐ろしいわ。

5時半頃には主屋も終わり、残りの車庫部分を済ませようとしたのですが・・どうやら発注数を間違えたようで12個ほど足らない。
明日一番で注文しておきましょう。
それと破風板や鼻隠しも搬入の確認電話をいれておきましょう。
そうだ、ブルーシートも用意しておかなきゃ。

何とか明日(土曜日)のうちに屋根下地だけでも打ち付けておきたい。


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垂木が乗る

2008年04月03日 |  構造軸組と屋根工事
 今日も午後から金物取付け作業をしました。
その数。。ほんと、たくさんありますね。



今日のメインイベントは主屋の垂木を乗せたことでしょう。
屋根は軽い金属屋根ですが、軒を900mm伸ばすこと、母屋の間隔が2m、1.5mと広いこともあり、45x90(杉)をピッチ606で渡し架けてあります。
この時だけ私も上にあがり大工さんの手元をしました。
日曜に雨に濡れたこともあり、5mの垂木の重いこと重いこと・・

 怖かった・・

明日からは垂木止め(ひねり金物)を釘で止めていきます。
これは私の仕事。
素人大工さん、大いそがし・・・ふ~っ。


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接合金物の取付け

2008年04月03日 |  構造軸組と屋根工事
 大事なところは大工さんにお任せして、私はその間にインパクトドライバーを持って、接合金物の取付け作業をしています。


 今の木造は金物で接合部を補強する考えになっています。軸組みから引抜き応力を求めて、それぞれの力に対応する金物を釘やネジで固定するのです。いろはが進むと大きな応力に対応していることになり、安乎の家もN値計算結果が(前ページにも書いた”いろは”の符号)”い”から”へ”まで必要となりました。

ちなみに私はN値計算ソフトに以前、壁量計算で紹介したモクゾウ ドットコムのソフト(Ncalc)を使いました。計算結果で最大なもの”へ”が4か所、これはホールダウン金物と呼ばれる種類のもので、平屋で軽い屋根なのにホールダウン金物が必要という結果には少し驚きました。もっとも基礎コンクリートと一体化するホールダウンではなく土台と接合させる1ton用で事足りますので、後で紹介する後付けコーナー金物を用いました。

あまりたくさんの種類を使うのは間違い易いので、”い”(鎹で良い)はワンランク上げて”ろ”とし、”ほ”も同様”へ”にアップグレードし3種類の金物を注文、それを取り付け始めました。また、同じような形状でも、メーカーが異なると対応力が異なることがあります。カタログなどでよく確認しておくことも重要でしょう。

実は、私も一社のカタログで金物を決めていたのですが、現実には金物店の都合や単価の違いで現場納品は思惑と異なりました。取付けネジなどは金物とセットですからめったに間違いませんが、ネジ長さが思いのほか長くなったり、いろいろ大変でした。

なお、桁や梁などの水平方向の引き寄せ金物(”に”、”ほ”など)はプレカットの設計段階で見積もりに含まれており、材木と同時に現場に入荷します。それを建前の時に大工さんが取付ながら組んでいきます。



上の画像は”
(4/7日訂正:”ろ”と思っていたら、この金物はさらにワンランクアップの””でした。つまり下の画像の金物と同じ効力があります)
外壁面で、後から構造用合板を打ち付けますので、薄いステンレス板を使っています。




これは””。面に取り付けずに壁の中に納めるタイプです。出入り口などが近くにあれば反対側の壁に。少し片方に寄っているのは、ちょうど柱の背割りと重なってしまったのでセンターをずらして取付けてあります。
これくらいまでは何とか楽に取り付けできますが、



”、””になると、固定ビスが長くてドリルで少し穴を開けておかないとインパクトドライバーのバッテリーがすぐにヘタります。この画像は、閉め込む前の画像です。ちなみに土台側に打ち込んだネジは100mmの長さがあります。
(正直な感想は、これって意味あるのかなぁ? でも立場を考えると、ネジの本数を減らすわけにもいかず・・、やはり”へ”は4本だけ別にしたほうが良かったように思えます)


この作業がけっこうタイヘン。
体力ではなくバッテリーのほうが駄目になるのです。大工さんに言わせると

「一日中そればっかりやってられないよ」
「バッテリーは休み休み使わないと、すぐに駄目になるよ」

誰かバッテリーの寿命を延ばす方法・・知りませんか?


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外部足場が組み上がった

2008年03月31日 |  構造軸組と屋根工事
 昨日はよく雨が降りました。
今朝も曇り空でしたが、降ることはないとの天気予報を信じて、朝の8時半くらいに現場へ出かけました。
土間基礎には雨水がたっぷり・・
べた基礎は、こうなっちゃうんですよねぇ。
それと、なぜか水抜きパイプを入れた付近が高くて。。。

 今日は足場を鳶職の人が架けてくれます。私が手伝うことは何もないのですが、位置決めなどの確認をするために立会いました。



簡易な鋼製足場です。主屋は棟が高いのと軒が3尺出ているし、現状周辺地盤は設計GLより低いので、平屋でもそれなりに足場の段数が必要になります。でも、経費節約のために(?)画像左手奥のほうにある車庫部分は脚立で施工するとして、足場は三方しか組んでいません。車庫側の軒高は地面から2.6mほど、なんとか仕事はできるでしょう・・と思う。
どこぞから「ちょっとの事をケチったなぁ」と言われそうだけど・・

 画像手前にある桟橋を上がって撮影したのが下の画像



小屋裏物置になるところです。手前がリビングからの吹き抜けになる部分。左側にある梁に養生紙が張ってあるのがわかりますか?
この梁は化粧として見せるつもりです。米松材で120x270、スパンは4mですから決して大きくはありません。でも、このロフト部分は、いわば見せるためのロフトのようなもので、たくさんの荷物を置くつもりはないので大丈夫でしょう。
もっともムク材なので割れるでしょうけどネ。

最近は積層材も出回っているし、それを売りにしている金物による接合工法も普及しつつあるようです。接着剤もずいぶんよくなっているのでしょうね。それに狂いがないのがいいです。
ムク材も”含水率20%以下の乾燥材”を使いなさいなどと設計仕様に決めても、まぁたいていは貯木場から引き揚げてきたばかりの米松材が多いのが現実です。乾燥材もありますが、注文住宅は部材が規格化されていないので自然乾燥材は在庫なし。乾燥材を使おうとすれば釜に入れて人工乾燥しかありません。イコール、価格がアップ・・。
そうして乾燥材を使って棟上げしても、翌日に大雨・・なんてことは良くあること。
職業的立場では乾燥材を使いたいけど、仮設の上屋まで架ける費用はかけられない(社寺建築などは別ですよ)。
これが現実ですね。

再度画像に戻って。。
梁と根太(60x90 @500)の天端が同一面になっているのは前回書いたように、構造用合板を張って一体化させ水平力に対応させる剛床。
(根太が曲がって見えるのは広角で撮影したデジカメのせい)

左右にある間柱(90x45 @455)の上にあるのが母屋105x120、下で受けている梁は4mスパン部分が120x180、3mスパン部分は105x150と小振りになっています。
なぜかというと、この壁(高さ1.5mほど)も剛床と同様の考えで、梁、間柱、母屋を縫い付けるように構造用合板を打ちつけます(N50 @150)。こうすると、高さ1.5mほどの合成梁になり、大きな梁材を用いなくとも大丈夫(この部分の梁は天井で隠します)。
例えると、紙一枚ではヘナヘナですが、L字やコの字に折り曲げると、どちらからの曲げにも強くなるでしょう。小屋裏収納部の断面は、このような考えで組まれています。

部屋にはもちろん大量の荷物が置かれるはず・・処分しても良いような物はたくさんあるのですけどねぇ~。



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祝上棟!

2008年03月29日 |  構造軸組と屋根工事
 お陰さまで今日の良き日、天候にも恵まれる中、無事に上棟を迎えることができました。

私にとっては珍しく早起きして、朝食にコーヒーとトーストを頂き、昨夜から準備しておいたもろもろの物品を車に乗せて現場へと向かいました。朝の8時前から表にいるのは海釣りの時くらいなものですが、現場に到着すると、なんと得与爺さんが来ていて、聞くと昨日の内に淡路入りしていたそうです。その上、建前のお手伝いをしてくれるという井手たちでした。猫の手(失礼)も借りたい時ですからご好意に甘えてお手伝いしていただきました。

まず柱を立てて



次は横臥材(水平に渡す、梁、桁や胴差のこと)をクレーンで吊り上げ、決められた場所へ組んでいきます。もちろんそれぞれの部材はボルトで引き寄せて固定します。



小屋裏物置になる中二階床も根太組を済ませます。この床は剛床(ごうしょう)として働くように、梁と根太の天端は同一面になるよう加工されています。この上に合板を打ち付けると根太、梁、床とが一体となって、水平に対して効力を発揮します。



棟木を納め、垂木なども屋根裏になる脇の梁上にクレーンで荷揚げしておいて、後日の作業が楽なように段取りしておき、外周壁の間柱なども仮止めした段階で、



棟上げ完了です。
少し離れた田圃の畔道から撮ったのが上の写真。



そして、今日建て前に参加してくれた人々。

皆さんに感謝!


 え、私?
私も午後からは腰に道具袋をつけて間柱の仮止め釘打ちをしました。
道具袋、金鎚は友人のお父さん(亡くなりましたが)が使っていたものを譲り受けたものです。
タムリンさん、ありがとうネ。
それと得与爺さんも、お疲れ様でした。帰りのドライブは大丈夫でしたか?


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土台敷き完了

2008年03月27日 |  構造軸組と屋根工事
 木曜日は雨だと思ったら、まったく予想は外れて好天気。
朝の7時には大工さんが、「墨出しするから」との連絡。あわてて材木屋さんへ土台を搬入してもらうようお願いの電話。私には他にも電話する用事があったので二つ三つ電話を済ませると、すでに9時。急いでアンカーボルトの座金や土台パッキンを車に積んで現場へ行ってみると、墨出しも終わり土台も搬入されていて



このような状態。大工さん、早い早い。

土台パッキンを並べて、ほぼお昼には土台敷きが完了。
使った土台パッキンは総数105枚(大小あり)
午後からボルト固定と大引きを並べて、今日は早仕舞です。

土曜日に向けて、準備完了!



大引は一般的な90x90、ピッチがメートル間なので写真で見ると余計に細く見えますね。



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屋根の形から

2008年03月08日 |  構造軸組と屋根工事
 先の話だが、棟上げが済むと、まず最初の仕上げ工事は屋根から始まる。だから今の間に屋根工事の段取りをしておく必要がある。なんでも4月からは鋼材も値上げになるらしい。いまの間に工事屋さんを通じて使用材の予約をいれておくことにした。

 今日は屋根葺き材や屋根の形について少しばかり書いておこうと思う。

 私の頭の中には、当初から瓦葺などの高級材料を使用する考えはなかった。コストを考えたのはもちろんだが、DIYで工事を考えた場合、高所作業は最初だけではなく後々のメインテナンスも考えておかなくてはならない。足場など工事の間は組んだとしても、アフターのためにもう一度足場を組むのはたいへんだ。そんなことから当初は緩い勾配の、陸屋根(ろくやね)に近い形を考えていた。このようなフラットな屋根なら、軒先や外壁の工事も脚立程度のものでも可能であり、屋根の点検も比較的楽というものだ。フラットな屋根に使える物・・つまり金属板を使った屋根。という考えが潜在的にあったのだ。

だが、この計画で平面を考えていくと、ついつい広がってしまい、床面積を小さくすることができず行き詰ってしまった。そこでフラット屋根の考えを捨て、勾配屋根を架けて小屋裏を利用するように考えが変化していった。もともと二階建てにする気はなかった。よくログハウスや輸入住宅などには急な勾配屋根をもつスタイルが採用されているが、あの急勾配は工事には危険が伴うので屋根足場というものを組む。足場というものは工事には必要だが、これは仮設工事と呼ばれるように、いくら費用をかけても最後には残らないもの(もちろん工事の出来栄え・・品質として残るのだが)。そんなわけで、屋根足場がいらなく、小屋裏も使いやすい状態という妥協点が今回の4.5寸勾配屋根。

屋根は雨をしのぐだけではなく、家の形を決める大きな要因だ。
同じ平面でも、屋根の形を幾通りも変えることは可能だが、無理に複雑な形にしないことがコストを抑え、漏水事故にも縁遠くなる。また軒先は大きめに出すつもりだったので、技術的にも合理的な切妻の形に落ち着いた。

技術的というのは、通常の和小屋(和風の小屋組み)では垂木を受ける母屋材が1mピッチくらいで入る。それを受ける小屋束(こやづか)も同じ・・ということは小屋裏に小さな柱がたくさん立ち、使い勝手が良くない。そこでいろいろ工夫した話は別の機会に書くとして、シンプルな屋根は金属板を使い瓦棒葺き・・正確には立平葺(たてひらぶき)と呼ばれる一番ローコストな葺き方を採用した。

その材料は日新製鋼:ガルバスター


溶融55%アルミ-亜鉛メッキ鋼板である。
生地のまま使い、色は付けない。(遠い将来は屋根に上がりペンキを塗っている私がいるかもしれないが・・)


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プレカット図承認

2008年02月26日 |  構造軸組と屋根工事
 最近の木造は、昔のように簡易な小屋の中で大工さんがコツコツと木材を刻むような時代ではないらしい。在来工法といえど、どんどん機械化、IT化されていくのですね。

 昨日プレカットの変更図(三回目)もできあがり、こちらの思惑と食い違いのないことを確かめて、木材加工を正式に発注した。とはいえ、まだ大工さんとの調整することが残っており、実際の建前工事はいつになるか未定・・いいかげんな発注者だなぁ・・

加工に二週間ほど要するということなので、3月中旬以降の建前工事になるが、その時までには確実に基礎の立ち上がりも完了している。



これは軸組図(短片方向)。
屋根の勾配は4.5寸、軒高さは普通なんだが、小屋裏物置をとるために床梁をあえて下げてある。土台の天端から二階の桁天までは 2.45m。だからこの部分は天井が 2.15mくらいになる。決して高くはないが、洗面やトイレなどの小部屋では支障ないし、寝室、リビングなど、大きな部屋では吹き抜けがあったり、天井を高くする遊び部分があるので、それなりに面白い空間が作れると思う。例えば、建物東側には、いわゆるLDKの大きな部屋があるが、北側からキッチン、ダイニング、南にリビングのエリアとなる。キッチンは2.35m、ダイニングは2.15m、リビングは斜め天井の吹き抜けというように変化にとむ空間が作れる。。。はづ。


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