jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

必殺の一曲・・・・・ STACCATO SWING / GONE WITH GOLSON

2015-07-02 | ジャズ・ts

 

 

 

一昔前、ネット上であのゴルソン・ハーモニーを「ダサイ」という風評が流れた時期が有りました。

 

しかも、恰も自分が言い始めた如く「我も我も」と追従者が現れる始末。 

確かにその筋の専門家から、ゴルソンの編曲は中途半端な部分が・・・・・、と指摘されていますが、自身がts奏者でもあり、なるべくソリストの自由を縛らず、最大限にパフォーマンスできる編曲を優先したのでしょう。

 

 

この作品はプレステッジのNEW JAZZ3部作の一枚目のセッション(№.は2番目)。

このカヴァがなぁ・・・・・・・・、よう分かりません。だから、3部作の中で一番、地味な印象を与えているかもしれませんね。

 

でも、TOPのレイ・ブライアントが作曲した‘Staccato Swing’、コレが凄くイイ!

 

まず、浮遊感あるtsとtbのユニゾンの柔らかなイントロの後、ブライアントがテーマの前半パートを弾き、続いてユニゾンでほのかに哀愁が漂うメロディを。いやぁ~、この展開いいですよ。

 

そして、フラーの躍動感溢れるプレイ、彼自身屈指の名ソロの一つに挙げられるでしょう。

その後のブライアントの小気味良いピアノ・ソロ、これまた素晴らしいですね。シングル・トーンで実に歯切れがよく、さすが作曲者、曲想にピッタリ、聴きものです。

 

二人の好ソロを受け継いだゴルソン、徐々にヒート・アップしながらもコントロールを利かせた熱演とでもいうのでしょうか、これもGoo。 

 

とにかく、5分弱とやや短い演奏ですが、一発で殺られる。

 

パーソネルは、

BENNY GOLSON (ts)、CURTIS FULLER (tb)、RAY BRKANT (p)、TOM BRUANT (b)、AL HAREWOOD (ds)

1959年6月20日録音

 



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2 コメント

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レイ・ブライアント (azumino)
2015-07-05 10:22:14
こんにちは

プレスティッジNEWJAZZ三部作は、良くできていて、大好きです。お話のように、「Staccato Swing」よいですね。レイ・ブライアントのしなやかなピアノソロも最高です。ところが、ブライアントが他でやっている録音が見つからず、どこかにあれば聴いてみたい。

2曲目は、「枯葉」ですが、この「Staccato Swing」には、気のせいかもしれませんが、枯葉を示唆する部分が出ているように思います。ことさらそうでなくても、この1~2曲目の流れは、自然で気持ち良く聴けます。
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Unknown (dodge(bs))
2015-07-05 19:48:52
こんばんは、
 
こちらは鬱陶しい梅雨空が続いています。
「Staccato Swing」の別ヴァージョン、僕も知らず聴いてみたいです。 

 
「枯葉」のアレンジもなかなか手が込んでいますね。ゴルソンのtsにフラーがオブリガート、そしてユニゾン、次はゴルソンがオブリガート、ソロもそれぞれ2段構成と。
 

「Staccato Swing」のエンディングをブライアントのpでフェードさせているので、このアレンジは効果的で、確かに自然の流れで聴き入ってしまいますね。 

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