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蔵王 純米大吟醸 昇り龍

地味ながら、目が離せない銘柄である蔵王。今まで純米吟醸までは飲んだことがあったけど、今回は、初の純米大吟醸です。

さて、お味の方は、味や香りに期待していたほどのボリューム感はなかったのですが、すっきりめながら素朴でやわらかいうまさが感じられます。このあたり、蔵王らしい~。

派手派手な吟醸酒ではないわけで、甘みも控え目でさっぱりめではありますが、酸味も弱いので冷酒でおいしくいただけます。

こってりした料理には負けそうですが、さっぱりした料理に合わせると、うまみと香りを足してくれそうです。

吟醸香はほどほどに楽しみたいけど、やさしいお酒が飲みたいという人には、断然、蔵王はオススメです。

僕の場合、濃いお酒を2杯ぐらい飲んで、そして、このお酒を飲んで、それからまた濃いお酒を飲んで・・・・みたいな飲み方がいいですね。

そういえば、このお酒。先日のワールドリカーフェアでおなじみの藤崎で、ちょっと前に購入したお酒。ワールドリカーフェアでは、蔵王のブースはなかったけど、この蔵の純吟の生原酒あたりを飲みたかったぞ~。

米不明/精米歩合 50%。(製造年月 2007年11月)
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萩の鶴 純米酒 古い(?)新酒

買って飲むのは初めての萩の鶴。今年の2月に新酒で買った純米です。そうです、これまた紛らわしい、古い新酒(?)です。

日輪田にするか、萩の鶴にするか(どちらも萩野酒造)、迷った挙げ句、酒屋さんのオススメで萩の鶴にしました。

封開けのときには、新酒だけあってフレッシュというか硬めの印象でしたが、結構軟らかくなりました。10ヶ月もあるとずいぶん変わるもんですね。結構イケます。

甘みは少なめで、すっきりさっぱり。でも、サラサラしすぎてなくて、ほどよく濃さがあります。酸味はややあり。香りはありますが、フワフワしていなくてちょっと硬い感じの香りです。

熟成香がノリ始めなのか、ほんと~にほのかに感じますが、これのおかげでわずかに甘みが増しているようです。バランスって難しいですね~。すごく微妙。

時間的な変化でいうと、たぶん、自分の好みの味という点では、今がベストでしょう。ベストといっても、好みド真ん中の味ではないのですが、十分おいしくいただけます。これ以上ちょっとでも熟成香が出ると、もうダメでしょうね。

これがもし生だったら、きっと甘みも増して、封開け直後から、かなり僕の好みの味になりそうな予感。新酒じゃなかったら、火入れでももうちょっと飲みやすいのかな。萩の鶴は、次回は新酒じゃない時期のものを試してみましょう。

米不明/精米歩合60%。(製造年月 2007年2月)
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奥の松 大吟醸雫酒 十八代伊兵衛

特別純米とか吟醸系のお酒は、よくコンビニやスーパーなどでも見かける奥の松ですが、伊兵衛までくると、かなりうまいです。高いですけどね。

でも、値段だけのことはあって、栓の形も木箱も説明書もこのクラスならでは。

飲んでみると、結構高めの吟醸香。昔の伊兵衛は、もっと個性的で独特な吟醸香だと思ったんですけど、今回のはかなりフルーティーで親しみやすい香り。造り方、変えたんでしょうか?それとも1年熟成が効いてるのか。

最初の口当たりは実になめらか。高級感がただよいます。酸味とさっぱり感が、ほのかに混じっていて、これで、味が単純じゃなくて、より深みのあるものになっています。

濃さはそれほどでもないのに、飲み込んだ後、舌に残った後味でかなり余韻が楽しめます。そして、このとき鼻に抜ける香りが、贅沢です。

高いお酒ですが、実はコレ、以前、嫁の妊娠が安定期に入った頃に福島に温泉旅行に行き、今日ぐらいはいい酒をと思い、テンションが上がった勢いで買ってしまいました。そういうときじゃないとね。でも、このお酒のおかげで、あのときの温泉では、「贅沢してる感」を満喫できました。

山田錦/精米歩合35%。(製造年月 2006年5月)
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高清水 大吟醸 しずく採り 瑞兆

あまり、日本酒マニアが手を出さないラインだと思いますが、こちら、いただき物をさらにいただいた物です。

秋田のお酒なわけですが、これが男らしい辛口の酒かと思いきや、意外とフルーティー。ちょっとすっきりしすぎ感はありますが、そこそこのふくらみもあり、やっぱりこのクラスまでくると、それなりにおいしいです。

吟醸香も味の濃さの割には強めで、フルーツ系ではないけどかなりの広がり。これが5000円ぐらいで売ってたら、買っちゃうんだけどなぁ。

自分では買わないんですが、でも、でも、いいんですよ、いただける分には。このクラスのお酒だったら、ウェルカムでございます。

山田錦/精米歩合35%。(製造年月 2007年3月)
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白瀑 純米吟醸 袋吊り中取り 生酒

封開けから2ヶ月ぐらいです。今、ちょうどいい濃さです。生酒だけあって、結構、ボリュームがありますが、濃厚というほどではありません。甘めで香りもありますが、フルーティーだったり軽快だったりという感じではありません。吟醸香がありながらも、どこかに素朴さを感じます。後味の余韻は、結構、長めに楽しめます。

まんさくにしても、白瀑にしても、秋田の地酒の雰囲気をただよわせながら、重さを出さずに、うま~く造っていますね~。(あくまでも、僕の好みを基準にした話です。)

調子に乗って飲み進めても、やっぱりうまいです。

酒こまち/精米歩合50%。(製造年月 2007年1月)
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米の力 純米 亀酔(きっすい) にブレンド!?

結構前に買った、米の力(米鶴のお酒です)の亀酔。



何気なく買ってみたんですが、この亀酔っていうのは米の名前で、裏ラベルの説明によると、亀の尾の変異種だそうです。

そっか、亀の尾系かぁ。実は、亀の尾のお酒は苦手。飲んでみたら、やっぱりあんまり得意なお酒じゃなかった。でも、封を開けてから1年以上経ってますが、全くヒネることもなく、まだ亀の尾っぽさをキープしています。(あんまり手が伸びなくて、時間が経ってしまいました。)

割とカラっとしていて、ドライな感じ。ボリューム感も少なく、後味がスパッと切れます。淡麗寄りのお酒ですが、水っぽさはないので、もうちょっと甘みと濃さがあれば好みの味になりそうなんだけどなぁ。

というわけで、ちょっと飲み頃を通り越して、甘みとバニラ系の熟成香だけが残ってしまった、松の司 純米吟醸 あらばしり生(2005年6月)、登場!(1升瓶の底、2cmぐらい残ってました。)



これをブレンドしてみましょう。ちょっとずつ足してみます。

米の力 8:松の司 2・・・あ、甘み増した。

米の力 6:松の司 4・・・きた!この比率!!かなりいい。

米の力 5:松の司 5・・・これもいい。なんか、松の司が若返った感じ。なんか、松の司の方が強くなってきた。

そっか、ブレンドすれば、ヒネる心配をせずに、すぐに甘みが出せるんだ。その後、6:4に戻してみたけど、やっぱり5:5が一番いいことが判明。さらに戻して飲みました。バニラ系の香りが、ちょっとだけチョコレートっぽくなったけど、100%米の力よりは、断然好み。

でもなんか、「あっちを足してこっちを足して」ってしていると、いつまで飲んでてもなかなかお酒が減らない。

邪道なのはわかってますが、たまには、残りちょっとのお酒で遊んでみるのもおもしろい。やっぱり、日本酒は楽しんで飲まないと!

亀酔/精米歩合60%。(製造年月 2005年11月)
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あぶくま 純米吟醸 山田錦

これは昨年、福島に遊びに行ったときに買ってきたお酒。最初は、安っぽい(?)アルコール感があってきびしいなぁと思ったので、しばらくホシザキくんの奥っちょで眠ってもらうことに。

実はこの時点であきらめていたけど、ダメもとで久しぶりに飲んでみたら、うま~い。あれ?こんなんだったっけ?

さっぱり系のやわらかな味わいなんですが、甘みが独特。香りのない桃みたいな感じで、こういうのは味わったことがない。たぶん、熟成香が少し出始めていて、それがたまたまいい具合にフルーツっぽく感じられるんだと思います。後半はそこそこ盛り上がってくるし、地味だけどなかなかおいしく仕上がりました。

でも、熟成香が本格的に出てくると、苦手な味になりそうなので、まさに今、この瞬間が我々にとっての飲み頃に違いない!というわけで、残りは一気に完飲。

料理酒にしないで半年待ってよかった~。

山田錦/精米歩合50%。(製造年月 2006年6月)
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宵の月 大吟醸 生

これは、5月の岩手旅行で買ってきました。最初は自分の好みよりも味が濃すぎたので、しばらく寝かせてみました。

香りだけ嗅ぐとやっぱり生酒らしい濃そうな雰囲気。封開け間もない頃は、たしかに濃いめでちょっと辛口でしたが、今は辛さもなくなり濃さもほどよいです。吟醸香は、フルーティーというよりは、米らしい香りがします。これまでの味の変化を考えると、個人的には今が一番飲み頃っぽいです。これ以上置くと、熟成香が出てきたり、味が抜けすぎてさすがに我々でも水っぽく感じたりするかもしれないので、飲み干しちゃいましょう。

地味だけど味はしっかりしていて、山田錦だとまたちょっと違うのかもしれませんが、これはこれでいいですね。

また岩手に遊びに行きたいけど、夏は北上、冬は南下することにしている暴飲族。周囲の流れには関係なく、今日、勝手に仕事納めにしちゃったので、そろそろ南へ向かうとしますか。

吟ぎんが/精米歩合50%。(製造年月 2006年5月)
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蔵王 純米吟醸

こういうお酒もあったんですね。宮城のお酒です。

酒屋でも売ってますが、仙台空港のおみやげ屋さんでも売ってました。なぜこれを買ったかというと、居酒屋でこの蔵王の特別純米を飲んだときに、ちょっとすっきりしすぎてはいるけど、変なクセがなくて飲みやすいので、純吟クラスはどうだろう?と思ったのがきっかけです。

さて、味の方はどうでしょう?スカスカのすっきり系ではないんですが、めちゃめちゃ素朴な味です。飾り気がない感じですね。でも、甘さと辛さのバランスはいいんです。香りが弱いので、地味に感じるんですね。別に味が特別薄いわけじゃないのに、何なんでしょう、このすっきり感。

我々暴飲族はぜんぜん地元志向が強くなくて、どうしても県外のお酒ばかりに目がいってしまうので、たまにはこういう地元のお酒も飲んでおかないと。

美山錦/精米歩合55%。(製造年月 2005年12月)
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堀の井 純米吟醸 ぎんぎんが

これまたGWに岩手で買ってきたお酒なのですが、こちらは福来屋酒店での仕入れです。ぎんぎんがで造った岩手の地酒ですから、地酒100%?

まず、第一印象としては・・・・・地味だ。香りがかなり控えめです。ピリッとくるような辛さはぜんぜんないけど、甘みもかなり少ない。物足りないといえば、物足りない。食中酒ならいいのかもしれませんが、それでもやっぱり物足りないかな。とにかく、引きが速いです。からっとした印象ですね。

これ、原酒か、生だったら、もう少し濃さが出てちょうどよかったのかもしれません。変なクセとかイヤな酸味とかも全くないし、最初の口当たりはそれなりに個性もあると思うんですけどね。機会があったら、また別の堀の井を試してみます。

それにしても、最近はぎんぎんがのおいしいお酒を目にするようになりました。地方の酒米もがんばってますね。蔵の華(宮城)もがんばれ!

ぎんぎんが/精米歩合50%。(製造年月 2006年3月)
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伯楽星 特別純米 生詰

この酒は、選んで買ったわけではない。昨年、いつも行ってる酒屋が主催している結構ビッグな試飲会に行ったときにビンゴ大会があって、その商品で当たったのだ。ノーマークの銘柄だったので、半年以上飲まずにホシザキくんの中で眠っていたがとうとうお目覚めでございます。

実は、以前、まき子さんの記事を読んだときに次の日に開けて飲んでみました。そのときは、すっきりはしているけどちょっとクセがあって好みではなかった。(だからすぐにアップしなかった。) 特別純米だし熟成なんてなぁと思いはしたが、今日飲んでみると、「あれ?クセがなくなってる。」いや、遠くの方にかすかにあるような気はするがもう全然気にならない。特別純米だと、さすがに絶賛するほどではないが、これなら悪くない。やっぱり、生って変わるんだなぁ。

そういえば、先日、平日の夕方4時ぐらいからやってる宮城のローカル番組に伯楽星の杜氏の人とかが出てたなぁ。若かった。伯楽星では、お客さんが飲む季節や売れてお客さんが飲むまでのタイミングも計算に入れて出荷しているらしく、売れ残った酒は酒屋から回収しているらしい。(全部ではないにしても、なにも、そこまでしなくても。) しかも、季節によって出荷する酒の味を意図的に変えているらしい。目指しているのは究極の食中酒とか。確かにこれなら食事中に飲むには無難な酒だ。機会があれば、吟醸以上のクラスも試してみたいなぁ。

そうそう、誤解のないように言っておくと、暴飲族は平日の夕方4時はもちろん働いている。夕方にやっているローカル番組をなぜ見られるかというと、毎日HDDレコーダーに録画しているからだ!(2人いる暴飲族のうち、あ@暴飲族ではなく、い@暴飲族の方が) でも、これがまた最高。結局、観るのは夜の10時とか11時だが、酒を飲みながら観ていると、あたかも平日の昼間に仕事もせずに酒を飲んでいるかのようなのだ。結構オススメ!!
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一滴千両 大吟醸 限定注文酒

以前、秋田に行ったとき、ある酒屋で日本酒を6升ぐらい仕入れてきた。
そのとき、酒屋の主人に聞いたところ、秋田ではすっきりしたお酒はあまり好まれないらしく、暴飲族の好みのお酒がなかった。たしかに、秋田のお酒と言えば、どっしりしているというイメージが強く、そのとき買ってきた酒も好みど真ん中という酒はなかった。でも、まんさくの花は純米吟醸以上のクラスになるとうまいと思った。

で、先日、いつもの酒屋に行ったら、この一滴千両をすすめられた。主人の話では、秋田の酒なのにぜんぜん重くないという。最初は迷ったが、久しぶりに秋田の酒を試してみたかったし山田35ならと思って買ってみた。

これは確かにうまい。やや甘めだがすっきりしてるし、華やかでフルーティー。秋田の酒のどっしりとした感じ(勝手なイメージですが)はまったくない。こういう酒もあるのかぁ。飲んだ感じ、熟成も必要ないかな。山田錦/精米歩合35%。(製造年月 2005年6月)
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