管理栄養士Atsukoの日々

 コーチングを用いた栄養・食事相談が得意です。
 専門:透析を含む腎疾患・糖尿病・生活習慣病・栄養教育

私の性格

2008-02-07 22:34:29 | その他
今日、車で帰宅途中、あと少しで家というところまできたと思ったら、
突然冷たいみぞれ雨が激しく降ってきました。
雷も光り、とても変な天気でした。

最近本当によく雨が降ります。
それに冬、雷が光ってたなんて記憶がありません。
おかしな天気です。

でも子供達がお腹を空かして待っているので、急ぐ心を抑え、
事故をしないよう少しスピードを落として安全運転で帰りました。

先日、えぐさんから
「いろんなことに挑戦し、生き生きと毎日を過ごしている」と
お褒めの言葉をいただきました。
本当にそう思って下さるのはありがたいことです。

今の私だけを知っている人はみんな
「よくしゃべってよく動いて、ほんとパワフルだねー」と口をそろえて言います。

でも昔の私はそうではなかったのです。

主人からも昔、よく言われたことがあるのですが、
大学時代に、とある人から初めてこう言われました。

「人のことばかり考えて自分の思っていることを言わないし、行動に移さない」と。

言われて気づきました。確かにそうかもしれないと。

でもそのときの私は、
自分自身の気持ちを言葉に出してきちんと相手に言えない子でした。

気持ちを言葉に出して言わなければとは思うけれど、
思考がストップして頭が真っ白になってしまう…そんな感じでした。
緊迫した状況のときほど、特にそうなっていました。

なぜそんなふうになってしまうのか自分でも分かりませんでした。
それに人の言葉や行動をものすごく気にして、
いつまでも悩んだりもしていました。

そんな性格のまま今の病院に就職し、
栄養相談の場でさまざまな方とお話をさせて頂くようになって、
「知識と行動」、「言葉と気持ち」が相反するということを
幾度となく体験しました。

患者さまの本当の気持ちを知るためにはどうしたらよいのか?
食事療法を実行に移して貰うためにはどうしたらよいのか?

そういう自分のジレンマを解消するために、
心理、カウンセリングという名のつく本を読むようになりました。

そこには自己分析法なるものも載っていました。
相手の心理を知るためにはまず自分を知ることが大切というわけです。

いくつかの自己分析をするうちに、
大学時代に言われたあの言葉がふと頭に浮びました。
どうして何も言えなくなってしまうのかという長年の疑問が解決したのです。

理由はこうです。

幼少からの精神的にゆがみをきたすようなさまざまな体験から
「言うと相手を傷つけ、最終的には自分も傷ついてしまう」というトラウマが
脳の思考力を低下させていた、
つまり自己防衛が無意識のうちに働いていたからでした。

それに気づいたとき
幸いにも、私の周りには本音を言える信頼できる人がたくさんいました。

それで少しずつ自分の気持ちを素直に言葉に出して言うように心がけました。

また、自分の気持ちを言ったり、書いたりすることにより、
自分のしたいこと
(今まで本当はしたかったけどできなかったことなのかもしれません)が
明確になってきました。

コーチングを学び始めてからは、
少しずつ自分のビジョンを筋道をつけて考えられるようになってきました。

人間というのは不思議なもので、
したいことやビジョンが明確になると行動的になる生き物なんですよね。

それでみなさんの印象にあるような現在の性格になった、
というより長い道のりを経て本当の私を出せるようになったという訳です。

なので自分の母親にも言われます。

「そんなによくしゃべる子だったっけ?そんな性格だった?」と…。


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2 コメント

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人は… (えぐ)
2008-02-10 20:30:27
自分を好きになることで変われるものです。
自分に自信を持つことで前向きになれるものです。
怖がらずにいろいろな人と接して
その中で、自分の良い面、悪い面を冷静に見つめ
それら全て含めて「自分なんだ」と受け止められれば、
もっと自分を大事に思えるようになれると思います。
私はそうでした。
人は、自分が不幸なときには
人の幸せを心から喜べないものです。
自分を嫌いな人は誰のことも愛せない。
自分をいたわることができれば
人の痛みも苦しみ、辛さも理解できると思います。
儒教の教えに
「仁・義・礼・智・信」というのがあります。
仁は自分を含め、広く人を愛し真心と思いやりを持ち
誠実に人と接すること。
義は人の歩んでいく正しい道のこと。
礼は礼儀礼節のことで親や目上の人に礼儀を尽くし
自分を謙遜し相手に敬意を持って接し、節度を持って行動すること。
智は人や物事の善悪を正しく判断する知恵。
信は心と言葉、行いが一致し、嘘がないことで得られる信頼のこと。
別に私は宗教家ではありませんが、
この「五常の徳」だけは生きていくうえでの教訓にしたいと思っています。
あつこさんが過去の自分との葛藤に悩み、
苦しんできたこと、私には理解できます。
本当の自分と向き合うことはとても怖かったと思います。
でも、それを乗り越えたからこそ
今のあつこさんがいるのです。
あつこさんの文面からは
いつも相手を思いやる心が伝わってきます。
妻となり、母となり、
自分が必要とされ、必要とする家族がいることは
この上なくとても幸せなことです。
そういうあつこさんだからこそ
患者さんの気持ちも理解できるのだと思います。
私の彼もあつこさんのような方に
栄養相談受を受けられたらいいのにと
つくづく思います。

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ありがとうございます。 (あつこ)
2008-02-12 22:29:06
いつも、えぐさんの言葉に励まされ、勇気づけられます。まだまだ、えぐさんの足元にも及びませんが、えぐさんのような素敵な女性になれるようこれからもがんばりたいと思います。また、いろいろとアドバイスを下さいね。
返信する

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