今日はめずらしく栄養相談がない日だったので、
入院患者様の栄養管理業務が中心の1日でした。
『栄養管理』とは、
「食事を食べられているか?不足はないか?」を
患者の食事量や体重の変化、血液データなどから判断し、
適切でない場合、その原因を探し、
適切な食事量に戻す解決方法を検討することです。
10年前に比べ、入院患者様の高齢化が一段と進んでいるのが現状です。
日本社会の縮図を見ているといっても過言ではありません。
ご高齢の方の場合、体調不良を訴えられ、入院となった場合、
程度の差はあれ、痴呆症状が出現するケースが多いように思います。
外来でお元気な姿を拝見したりしていると、
その変わりようにショックを受けることもしばしばです。
体調不良が主な引き金となって、食欲低下を起こすのですが、
入院後、痴呆症状が出現し、食事に興味を示さなくなるケースもあります。
「食事を摂らない」ということは当然栄養失調を引き起こしますし、
そうなると、治療の効果も上がらなくなります。
今日は、昼食時に食事量チェックを兼ねて
ベッドサイド訪問をしましたが、
上記に述べたような患者様もおられ、
暗礁に乗り上げたような気持ちになりました。
「今、食べたいものはありませんか?」の問いかけに、
「なんにもいらん!」との返事。
昼食の介助を試みても「いらん!」の返事。
ほんの1週間ほど前、
「うどん、おいしかった。」とおっしゃた方とは別人のようです。
明日、ご家族のおられる時間に再チャレンジしようとは思っていますが…。
一方、うれしいこともありました。
ICU入院された方が、今日から食事が再開され、
ブレンダー食(ミキサーした食事にとろみをつけた形態の食事)を食べたとき、
「うまいなあ。ジャガイモの味がするわ。」
と言ってくださったこと。
回復の兆しが垣間見られ、ホッとしました。
ご高齢の方は、食欲が体調のバロメーターだと
つくづく感じた1日でした。
入院患者様の栄養管理業務が中心の1日でした。
『栄養管理』とは、
「食事を食べられているか?不足はないか?」を
患者の食事量や体重の変化、血液データなどから判断し、
適切でない場合、その原因を探し、
適切な食事量に戻す解決方法を検討することです。
10年前に比べ、入院患者様の高齢化が一段と進んでいるのが現状です。
日本社会の縮図を見ているといっても過言ではありません。
ご高齢の方の場合、体調不良を訴えられ、入院となった場合、
程度の差はあれ、痴呆症状が出現するケースが多いように思います。
外来でお元気な姿を拝見したりしていると、
その変わりようにショックを受けることもしばしばです。
体調不良が主な引き金となって、食欲低下を起こすのですが、
入院後、痴呆症状が出現し、食事に興味を示さなくなるケースもあります。
「食事を摂らない」ということは当然栄養失調を引き起こしますし、
そうなると、治療の効果も上がらなくなります。
今日は、昼食時に食事量チェックを兼ねて
ベッドサイド訪問をしましたが、
上記に述べたような患者様もおられ、
暗礁に乗り上げたような気持ちになりました。
「今、食べたいものはありませんか?」の問いかけに、
「なんにもいらん!」との返事。
昼食の介助を試みても「いらん!」の返事。
ほんの1週間ほど前、
「うどん、おいしかった。」とおっしゃた方とは別人のようです。
明日、ご家族のおられる時間に再チャレンジしようとは思っていますが…。
一方、うれしいこともありました。
ICU入院された方が、今日から食事が再開され、
ブレンダー食(ミキサーした食事にとろみをつけた形態の食事)を食べたとき、
「うまいなあ。ジャガイモの味がするわ。」
と言ってくださったこと。
回復の兆しが垣間見られ、ホッとしました。
ご高齢の方は、食欲が体調のバロメーターだと
つくづく感じた1日でした。