管理栄養士Atsukoの日々

 コーチングを用いた栄養・食事相談が得意です。
 専門:透析を含む腎疾患・糖尿病・生活習慣病・栄養教育

STOP CKD

2010-03-09 07:41:36 | 慢性腎臓病(CKD)
日曜日の日本慢性腎臓病対策協議会の会場に
置いてあった「世界腎臓デー」のピンバッチです。

今度の栄養相談から服につけようと思い、
頂いてきました。


微力ながら、啓発活動の一環になればと思っています

世界腎臓デー

2010-03-07 22:17:31 | 慢性腎臓病(CKD)
皆さんは3月第2木曜日が何の日かご存じですか?


答えは「世界腎臓デー」です。


各国における慢性腎臓病の患者の増加は、
国際的な問題となってきており、
日本においても例外ではありません。

日本においては国民の8人に1人が慢性腎臓病(CKD)と言われています。
また死因の第8位にまで挙げられるようになり、
そして平成20年末には約28万人(毎年約1万人ずつ増加)が
透析療法を受けるなど、
「第二の国民病」と言われるようにまでなってきました。

慢性腎臓病の発症・進展には「生活習慣」が関わっており、
生活習慣の改善や薬物療法によって
進行抑制が可能な疾患になってきているのにもかかわらず、
その重要性が十分に理解されていない状況にあります。


国際腎臓学会と国際腎臓財団連合は、世界的な規模で、
一般社会に対し、より慢性腎臓病の重要性について
認識を高めてもらうために
毎年3月第2木曜日を「政界腎臓デー」と制定して、
世界各地でキャンペーン活動を行うように呼びかけています。


今日の午後は、日本で慢性腎臓病の啓発活動の中心である
「慢性腎臓病対策協議会」主催の講演会に出席を致しました。

日本でのキャンペーン活動は
都道府県で差はあるようですが、
次第に高まっている状況のようです。

詳しくは日本慢性腎臓病対策協議会のホームページを
参照して下さい。

写真は、講演会会場に置いてあったキャンペーン時に活躍をする
「そら豆君」です。

キャンペーン時には検尿キットなどを配布したり、
食事相談等、各種相談を設けているところもあるようです。

検尿で慢性腎臓病の有無を定期的に検査したり、
万が一、慢性腎臓病と診断されても
根気よく継続的な治療を続けることによって
透析導入に至らないようにすることができます。

私も、一医療人として
微力ながら啓発活動のお手伝いをさせて頂こうと思い、
今日のブログに書かせて頂きました。

糖尿病のみならず、今後は『慢性腎臓病』にも
注意を向けていきましょう

焼うどん(低塩レシピ)

2009-03-04 19:02:04 | 慢性腎臓病(CKD)
今日の晩御飯は、「焼うどん」にしました。

お鍋に使おうと思っていたおうどんの賞味期限が迫っていたからです。

お汁が入ったおうどんは、どうしても塩分が高くなってしまいます。
で、今日も低塩レシピに挑戦してみました。

低塩にするポイントは「香辛料を使うこと」が成功の秘訣です。

おうどんは和の食材なので、
今日は2/18のブログで紹介した『柚子胡椒』を使ってみました。

それと野菜がたっぷり摂れるようにしました。

もっと上手に写真を撮りたかったのですが、
お絵かき教室から帰ってきた
おやつを食べていない腹ペコ星人が2匹いまして…

慌てて携帯で撮ったので、なんだか野菜炒めのような
「焼うどん」の写真になってしまいました。
(すみません

≪材料1人分≫
にんじん   30g(1/4本)
玉ねぎ    50g(大1/8本)
菜の花(ゆで)30g(1/6パック)
しめじ    30g(1/6パック)
うどん(ゆで)200g(1玉)
牛豚ミンチ  50g
柚子胡椒   適量(今日は、小さじ1/10杯)

(エネルギー366kcal、たんぱく質17.6g、カリウム468mg、リン202mg、塩分0.8g)

①菜の花は熱湯でさっと茹でる。

②にんじん、玉ねぎ、しめじとお肉を炒めて、柚子胡椒で好みの味付けにします。

②うどんと菜の花を入れ、熱が通ったら完成です!


お野菜は、冷蔵庫にあるものなら何でもいいです。

お肉は、昨日100g99円で買った牛豚ミンチを使いましたが、
豚スライスなどでもおいしいと思います。

ミンチは、油が多いので、植物油を使いませんでしたが、
後で栄養価計算をして意外と低カロリーだったので
びっくりしました。

別のお肉でする場合は、ごま油などを使ってもよいかと思います。
その場合、大さじ1杯(10g)で92kcalのプラスになります。

味に物足りない方は、すりごまやかつお節をかけてもいいかと思います。

まだ物足りない方は、焼きそばソースを10g(小さじ2弱)かけると
塩分0.7gプラスで、塩分トータル1.5gとなりますが、
それでもお汁のおうどんよりは塩分が少なくて済みます。


お友達の影響でマヨラーに片足を入れかけている上の娘は
マヨネーズをかけて食べていました。
(焼そばにマヨネーズをかけるのと同じと主張していました)

マヨネーズは塩分が少ない食品ですので、お勧めです。
大さじ1(12g)でエネルギー80kcal、塩分0.3gです。

ただしカロリーを気にされている方は、
カロリーハーフタイプを使われるといいですよ

柚子胡椒

2009-02-18 20:08:25 | 慢性腎臓病(CKD)
皆さんは、『柚子胡椒』ご存じですか
減塩が必要な方にお勧めの薬味です。

最近は、大手の食品メーカーからもチューブ入りタイプが
売られていますので、見かけられた方も多いのではと思います。
(チューブ入りのからし、にんにく、わさびなどと一緒に並んでいます)

実は、この柚子胡椒は、柚子と青唐辛子に塩を入れて作られています。
九州では、青唐辛子のことを胡椒と呼ぶそうで、
この名前が付いているのだとか…。

私がこの柚子胡椒の存在を知ったのは、数年前。
旦那のお土産でした。

最初、使用量が分からず、たくさん使い、
大変な思いをしました


柚子胡椒の栄養成分は公式に発表されているものがないので、
正確な塩分量は分かりませんが、
レシピから推測すると約20%前後。

薄口醤油が16%、豆板醤が17%くらいですから、
塩分量が多い部類に入るかともいます。

でも1回使用量は、青唐辛子が入っているため、
耳かき程度で十分かと思います。

もし小さじ1杯程度(約5g、たぶん辛くてこんなに使えないと思いますが)を
1日に使用したとしても、塩分は約1g。
(普通のお味噌汁1杯の塩分が1~1.5gです)

お鍋やお味噌汁に入れると、
うす味でもおいしく食べることができます。

例えば…
お鍋のときに、ポン酢をつけて食べられる方がおられると思いますが、
少量のだし汁に柚子胡椒を溶かして食べると
塩分に加え、水分の制限にもなります。

透析の方は、冬場に鍋料理で体重が増えやすい方が多いと思われますので、
お勧めです。

お味噌汁の場合は基本的に具だくさんにして、
お汁を少なくすることで減塩と水分制限ができますが、
ご自宅のお味噌汁の味が薄いと感じていらっしゃる方は、
ごく少量を入れてみてください。

本当においしく食べることができると思います。

その他、お刺身やお豆腐(冷奴、湯豆腐など)、ドレッシングなど
いろいろと使えます。

でひ、お試しくださいね

タコ飯

2009-02-05 20:12:43 | 慢性腎臓病(CKD)
今日の夕食にタコ飯を作りました。

実は、このタコ飯は、塩・しょうゆは使っていません。

ゆでダコ30gの塩分0.2gだけですので、
減塩の方にお勧めできるレシピです。

にんにく、青のり、オリーブ油、こしょうの風味が合わさって
とってもおいしいですよ。


1人分の材料は、
ごはん   150~200g
ゆでダコ  30g
たまねぎ  30g
にんにく  お好みの量
オリーブ油 10g
こしょう  お好みの量
青のり   お好みの量


作り方は、
①玉ねぎはみじん切り、タコは1~1.5cmくらいのぶつ切りにしておく。
②熱したフライパンにオリーブ油をひき、
みじん切りにしたにんにく(または、おろしにんにく)、玉ねぎを入れ炒める。
③玉ねぎが、少し透き通ってきたらタコを入れ、さらによく炒める。
④よく炒めたらご飯を入れパラパラになるまで炒める。
⑤こしょう、青のりを入れ、混ぜ合わせたら出来上がり。

たんぱく質も少ないレシピですので、
腎不全の方にもお勧めです。
エネルギー不足にならないようにするために
オリーブ油はしっかりと使って下さい。

透析の方は、たんぱく質が足りませんので、
タコを増やすか、炒り卵などをプラスして下さいね。