昨日の九州北部の集中豪雨、もんのすごかったッスよ
昨日は夕方5時~7時までジュニア、そのあと飲み会の予定でした。
ジュニアの前には、なんだか竜巻注意報が出ていた・・・
そんで、多分、6時くらいからすごい豪雨になっていたようですね。
練習に集中してたから、あんまりわかっていませんでしたが・・・
練習が終わると、お迎えのお母様方が、ずぶぬれ(車なのに!!)で口々に
「すごいことになってますよ」と。
ウチと割と近いトコから通っている方も
「道路すごいですよもう、命がけで運転してきましたから」と・・・。
命がけ
まあ、やだ、オーバーな
まだこのときは、視界がヤバいくらいの豪雨の認識だった、あたし。
しかし、ホントに車に乗り込むだけで、全身ビショビショの、クツ(クロックス)ザバザバ
そして、ジュニアの小学校を出て、すぐにその恐怖は押し寄せた
ほんの数百メートル走っただけで、道路はすでに川だった。
すでに、タイヤも見えない水位。
「う、うそやろ~」
恐怖に車をストップさせると、たちまち前の車からおいて行かれて、さらに恐怖が増す。
いや、よくよく考えれば、対向車が来てるんだから、あっちに行けるハズなんである。
でも、道路が全く見えない恐怖。
歩道らしき端っこに、警官が2~3人いる。
・・・何にもしてないけどな
助けろよ~って思うけど、逆に警官が心配なほど。
あきらめて、いや、意を決して、進む
ざばざばざば~
信号停止。
『いや~っ早く逃げさして~ここはイヤ~ッ』
(すでに口から出ている、心の叫び)
後ろには、娘二人が乗っている。
し、死ぬワケにはイカンのじゃ
いつもの帰り道を選んだのがイカンかったか
よし、次の分かれ道で大通りに出よう
大通りに向けて信号をいっこ曲がると、アスファルトが見えた。
はあぁ~助かった~
いつもなら大通りを突っ切って、小さい道で帰るんだけど、信号停止して見るいつもの道は、またざばざば。
『もうあんな思いはイヤ~』
小さい道は通らず、大通りに入る。
大通りは、なんだか水しぶきが上がる程度の水位。
・・・でも、すごい渋滞だった。
渋滞くらい、何だ
かえって、まわりにたくさんの人と車がいるのが心強い
なかなか進まない渋滞。
いつもは10分かからない帰り道が、もう30分以上かかっている。
いつもなら車に酔っただのお腹すいただの疲れただの、うるさい娘たちも、弱音を吐くあたしを励ましてくれている
すんごく時間をかけて、大通りから左折する交差点へ向かう。
・・・・なんだか、水位が上がってきてるが・・・
すぐ横のどぶ川(排水路?)から、どぶどぶ水があふれている。
横に落ちてる壊れた自転車が、どんどん見えなくなっていくし
そして、さらに豪雨。雷も。
『は、早くここから出してぇ~』状態。
なんとか交差点まで進んだはいいが・・・・・・左折する先の道が・・道がああああ・・・・
そこに道なんかなかった。
川にごった広い川
そして、ハザード出してど真ん中で立ち往生している車もいる
ふ、深い・・
左折しかかったが、恐ろしくて進めなくなってしまった。
信号が変わった。
中途半端な場所に停止したウチの車をよけて、たくさんの車が深みに進んで行った。
少し先は、高架道路。
道路~
このまま直進してもやっぱり渋滞の川道路だし、ここ曲がらないと家に帰れないしで、左折して深みに進むことを、決心。
信号が変わって、さあ進もうかと思ったら。
前の車、BMWだわ、なぜか、ちっとも進まない
おいおいおい、ここ交差点の中よ~?
せっかく決心したんだから、早く行ってくれよ~
・・・・と、突然ハザードを出すBMW
止まったんかーーい
う、うしろは・・・・ピッタリ後続車がついてるやーーーん
ここは右車線、じゃあ左車線は・・・・水位が深くて、誰も通っとらーーーん
対向車線は・・・・ハザード
オマエもかーーーい
すっかり深い川の交差点に足止めをくらったあたしたち・・・
前にも後ろにも進めず、水没していくあたしたち。
このままじゃ、ウチもエンジン止まるの、時間の問題じゃん
車の底から、ちゃっぷんちゃっぷん音がする。
ざばざばもいってる。
ここで止まったら?
この豪雨と雷の中、ラケットバッグ(大切)かかえて、歩いて帰るんだな・・・?
こんなど真ん中に車捨てて・・・??
そこへ、電話が鳴った。
さっき、ジュニアで話した、家の近いお母さん。
「今、交差点に止まってるの、コーチの車ですかウチ、ちょっと後ろにいます」
振り返ってみると、交差点手前、ウチの数台うしろに赤い車。
「車、動かなくなっちゃったの」
「イヤ、ウチの車はまだ動くんだけど、はさまれて立ち往生よ」
「隣の車線は?空いてるけど?」
「左車線は深くて、誰も通ってないのよ」
・・・と、そこへ、背の高いRV車が左車線を突っ走って行った。
ざばざばざば~
「いやあああああああ~揺れる揺れる~」
もう、車じゃない、船だ船
1台通ると、みんな走り始めた
ざばざばざば~
「いやああああああああ~」
あ、通れるって教えなきゃ
電話で左車線をぬけるように言うと、すれちがいざまに手を振って、ウチを追い抜いて行った赤い車。
『ああ、アナタたちだけでも助かって・・・』
・・・・じゃねえよ
交差点に取り残された、あたしたち、3台。
ここで死ぬワケにはイカンのじゃ
ざばざばの中、小さく小さく前進バックをくりかえし、必死に方向を変える。
そして、なんとか左にぬけた
ふ、深い
でも、みんな走ってたじゃん
怖がってる場合じゃないのだった。
すでに、手足ともガタガタ震えていた。
もうざばざばというより、ずぶずぶ?
確実に、水中よ?
車って、けっこう丈夫にできてんのね
数メートル先に、スーパー。
駐車場は高くて水没していない。
ここに避難するか・・・と思ったら、駐車場入り口がうんと低くなってるらしく、1台水没している
入れない
ひいいいいいいい~
もう、悲鳴しか出ない車中
ハザード出してど真ん中で止まってる車をよけて、さらに左折して小さい道に入る。
・・・・って、曲がり口、どこ
通り慣れた道なので、カンで曲がる。
曲がってすぐ、グンと道路が高くなった感覚。
わあ、中央線が見える
道路ってわかる
水没はしてるものの、タイヤがちゃんと出てるのがわかる。
車の高さまで水を跳ね上げながら、もうすぐ、マンション。
マンション、見えた
マンションの駐車場、ちょっと小高くなってて、無事
んが、その入り口が、深い川
最後の難関だけど、マンションの住人のみなさんが、駐車場に集まっていた。
もう、はまろうが溺れようが帰るんだもんね
ざばーーんと駐車場に到着
皆さんに「お帰り~!大丈夫~!?」と迎えられ、もう半泣きだった
「生きて帰れたよ~」
マンションには、立体駐車スペースがある。
地下3階。
なんで住人が集まってるかって、地階の車が1台、水没しちゃってたのだった。
ボディが半分水に浸かって、空しく警報音が鳴り響いていた。
帰り着いたの、8時過ぎ。
10分足らずの道のりが、1時間以上。
でも、生きて無事に帰れたんだもん
まだ帰って来ない家族を待つ住人、多数。
JRは早くから運休していた。
(でも、地下鉄、西鉄電車は動いていた、不思議)
バス、タクシー、車はほぼダメ
歩きは・・・・腰下びしょぬれね。
まあ、でも、歩きがうらやましかった車中でした。
あとで聞いたら、娘たちはあの交差点で手を握り合って震えていたそうな。
・・・そりゃそーだ
あ、飲み会・・・って、それどころじゃなかった
今まで、ニュースで川のような洪水の映像を見ても、正直ピンとこなかった。
すごいとは思っても、恐怖までは感じなかったなあ。
この日、水路に軽自動車が流されて亡くなったニュースもあった。
他に車がいなかったら、深さがまったくわからない。
深みにはまったら最後、車は浮いて流されてしまう。
ひいいいいい~
流されるほどの水量の中、車外に出たって、人間も流されるさあ
こわいいいいい~
こわいこわい、集中豪雨なのであった。
周りの人はのんきに
「いい経験したね」
とか言うけど、いいワケないッスよ
ああ、無事に生きて帰れてホントよかった
車も無事・・・なのか?
今日走らせてみたら、停止したときどこからか「ちゃっぷちゃっぷ」と音がするんだが・・・??
明日は、高学年女子ドッジの区大会でしたわ。
ああ、落ち着かないわ・・・
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昨日は夕方5時~7時までジュニア、そのあと飲み会の予定でした。
ジュニアの前には、なんだか竜巻注意報が出ていた・・・
そんで、多分、6時くらいからすごい豪雨になっていたようですね。
練習に集中してたから、あんまりわかっていませんでしたが・・・
練習が終わると、お迎えのお母様方が、ずぶぬれ(車なのに!!)で口々に
「すごいことになってますよ」と。
ウチと割と近いトコから通っている方も
「道路すごいですよもう、命がけで運転してきましたから」と・・・。
命がけ
まあ、やだ、オーバーな
まだこのときは、視界がヤバいくらいの豪雨の認識だった、あたし。
しかし、ホントに車に乗り込むだけで、全身ビショビショの、クツ(クロックス)ザバザバ
そして、ジュニアの小学校を出て、すぐにその恐怖は押し寄せた
ほんの数百メートル走っただけで、道路はすでに川だった。
すでに、タイヤも見えない水位。
「う、うそやろ~」
恐怖に車をストップさせると、たちまち前の車からおいて行かれて、さらに恐怖が増す。
いや、よくよく考えれば、対向車が来てるんだから、あっちに行けるハズなんである。
でも、道路が全く見えない恐怖。
歩道らしき端っこに、警官が2~3人いる。
・・・何にもしてないけどな
助けろよ~って思うけど、逆に警官が心配なほど。
あきらめて、いや、意を決して、進む
ざばざばざば~
信号停止。
『いや~っ早く逃げさして~ここはイヤ~ッ』
(すでに口から出ている、心の叫び)
後ろには、娘二人が乗っている。
し、死ぬワケにはイカンのじゃ
いつもの帰り道を選んだのがイカンかったか
よし、次の分かれ道で大通りに出よう
大通りに向けて信号をいっこ曲がると、アスファルトが見えた。
はあぁ~助かった~
いつもなら大通りを突っ切って、小さい道で帰るんだけど、信号停止して見るいつもの道は、またざばざば。
『もうあんな思いはイヤ~』
小さい道は通らず、大通りに入る。
大通りは、なんだか水しぶきが上がる程度の水位。
・・・でも、すごい渋滞だった。
渋滞くらい、何だ
かえって、まわりにたくさんの人と車がいるのが心強い
なかなか進まない渋滞。
いつもは10分かからない帰り道が、もう30分以上かかっている。
いつもなら車に酔っただのお腹すいただの疲れただの、うるさい娘たちも、弱音を吐くあたしを励ましてくれている
すんごく時間をかけて、大通りから左折する交差点へ向かう。
・・・・なんだか、水位が上がってきてるが・・・
すぐ横のどぶ川(排水路?)から、どぶどぶ水があふれている。
横に落ちてる壊れた自転車が、どんどん見えなくなっていくし
そして、さらに豪雨。雷も。
『は、早くここから出してぇ~』状態。
なんとか交差点まで進んだはいいが・・・・・・左折する先の道が・・道がああああ・・・・
そこに道なんかなかった。
川にごった広い川
そして、ハザード出してど真ん中で立ち往生している車もいる
ふ、深い・・
左折しかかったが、恐ろしくて進めなくなってしまった。
信号が変わった。
中途半端な場所に停止したウチの車をよけて、たくさんの車が深みに進んで行った。
少し先は、高架道路。
道路~
このまま直進してもやっぱり渋滞の川道路だし、ここ曲がらないと家に帰れないしで、左折して深みに進むことを、決心。
信号が変わって、さあ進もうかと思ったら。
前の車、BMWだわ、なぜか、ちっとも進まない
おいおいおい、ここ交差点の中よ~?
せっかく決心したんだから、早く行ってくれよ~
・・・・と、突然ハザードを出すBMW
止まったんかーーい
う、うしろは・・・・ピッタリ後続車がついてるやーーーん
ここは右車線、じゃあ左車線は・・・・水位が深くて、誰も通っとらーーーん
対向車線は・・・・ハザード
オマエもかーーーい
すっかり深い川の交差点に足止めをくらったあたしたち・・・
前にも後ろにも進めず、水没していくあたしたち。
このままじゃ、ウチもエンジン止まるの、時間の問題じゃん
車の底から、ちゃっぷんちゃっぷん音がする。
ざばざばもいってる。
ここで止まったら?
この豪雨と雷の中、ラケットバッグ(大切)かかえて、歩いて帰るんだな・・・?
こんなど真ん中に車捨てて・・・??
そこへ、電話が鳴った。
さっき、ジュニアで話した、家の近いお母さん。
「今、交差点に止まってるの、コーチの車ですかウチ、ちょっと後ろにいます」
振り返ってみると、交差点手前、ウチの数台うしろに赤い車。
「車、動かなくなっちゃったの」
「イヤ、ウチの車はまだ動くんだけど、はさまれて立ち往生よ」
「隣の車線は?空いてるけど?」
「左車線は深くて、誰も通ってないのよ」
・・・と、そこへ、背の高いRV車が左車線を突っ走って行った。
ざばざばざば~
「いやあああああああ~揺れる揺れる~」
もう、車じゃない、船だ船
1台通ると、みんな走り始めた
ざばざばざば~
「いやああああああああ~」
あ、通れるって教えなきゃ
電話で左車線をぬけるように言うと、すれちがいざまに手を振って、ウチを追い抜いて行った赤い車。
『ああ、アナタたちだけでも助かって・・・』
・・・・じゃねえよ
交差点に取り残された、あたしたち、3台。
ここで死ぬワケにはイカンのじゃ
ざばざばの中、小さく小さく前進バックをくりかえし、必死に方向を変える。
そして、なんとか左にぬけた
ふ、深い
でも、みんな走ってたじゃん
怖がってる場合じゃないのだった。
すでに、手足ともガタガタ震えていた。
もうざばざばというより、ずぶずぶ?
確実に、水中よ?
車って、けっこう丈夫にできてんのね
数メートル先に、スーパー。
駐車場は高くて水没していない。
ここに避難するか・・・と思ったら、駐車場入り口がうんと低くなってるらしく、1台水没している
入れない
ひいいいいいいい~
もう、悲鳴しか出ない車中
ハザード出してど真ん中で止まってる車をよけて、さらに左折して小さい道に入る。
・・・・って、曲がり口、どこ
通り慣れた道なので、カンで曲がる。
曲がってすぐ、グンと道路が高くなった感覚。
わあ、中央線が見える
道路ってわかる
水没はしてるものの、タイヤがちゃんと出てるのがわかる。
車の高さまで水を跳ね上げながら、もうすぐ、マンション。
マンション、見えた
マンションの駐車場、ちょっと小高くなってて、無事
んが、その入り口が、深い川
最後の難関だけど、マンションの住人のみなさんが、駐車場に集まっていた。
もう、はまろうが溺れようが帰るんだもんね
ざばーーんと駐車場に到着
皆さんに「お帰り~!大丈夫~!?」と迎えられ、もう半泣きだった
「生きて帰れたよ~」
マンションには、立体駐車スペースがある。
地下3階。
なんで住人が集まってるかって、地階の車が1台、水没しちゃってたのだった。
ボディが半分水に浸かって、空しく警報音が鳴り響いていた。
帰り着いたの、8時過ぎ。
10分足らずの道のりが、1時間以上。
でも、生きて無事に帰れたんだもん
まだ帰って来ない家族を待つ住人、多数。
JRは早くから運休していた。
(でも、地下鉄、西鉄電車は動いていた、不思議)
バス、タクシー、車はほぼダメ
歩きは・・・・腰下びしょぬれね。
まあ、でも、歩きがうらやましかった車中でした。
あとで聞いたら、娘たちはあの交差点で手を握り合って震えていたそうな。
・・・そりゃそーだ
あ、飲み会・・・って、それどころじゃなかった
今まで、ニュースで川のような洪水の映像を見ても、正直ピンとこなかった。
すごいとは思っても、恐怖までは感じなかったなあ。
この日、水路に軽自動車が流されて亡くなったニュースもあった。
他に車がいなかったら、深さがまったくわからない。
深みにはまったら最後、車は浮いて流されてしまう。
ひいいいいい~
流されるほどの水量の中、車外に出たって、人間も流されるさあ
こわいいいいい~
こわいこわい、集中豪雨なのであった。
周りの人はのんきに
「いい経験したね」
とか言うけど、いいワケないッスよ
ああ、無事に生きて帰れてホントよかった
車も無事・・・なのか?
今日走らせてみたら、停止したときどこからか「ちゃっぷちゃっぷ」と音がするんだが・・・??
明日は、高学年女子ドッジの区大会でしたわ。
ああ、落ち着かないわ・・・
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