新鹿山荘控帳

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お粗末な記者会見

2011-03-15 18:02:22 | 防災関連
東京電力の原発関連の記者会見は、なんでしょうか。ひどすぎる。お粗末過ぎます。
ペパーを記者に配布するのに汲々として、記者会見が始まると画面が切り替わってからのあの間延びした時間はひどいです。
さらに会見者の広報担当の中には、その配布されるのを待つ間薄笑いで私語を交わしています。

考えなければならないのは、この記者会見の中継はその後世界に配信されているという事です。日本にいる外国記者も見ているのです。世界中が緊張して注目して、固唾を呑んで見ているのです。
原発の事故の会見なのに、世界トップの電力会社の記者会見が普通の会議室です。東電の本社ビルには記者会見場がないのでしょうか。広報活動を軽く見ている証拠です。

昨夜の会見で言いますと、5枚程度のペーパーのヘッドを読み上げる事(それも聞き取れない発声で)で数分で終わりです。これならパートのおばさんでも出来ます。

記者から内容の数値について聞かれても、担当者はその数値が5枚のペーパーの何処に書かれているか見つけられないのです。三人でこそこそ書類を捜しあっているのです。これが東京電力の本社の広報担当者の現実です。
思ったのですが、彼らは1度くらいは源発の施設を見学に行ったのでしょうか。入社してからずっと本社の広報を担当し、まったく現場を知らないのではないでしょうか。

福島県庁の廊下の壁際で記者会見している(一人で記者たちを相手にしている)福島原発の広報担当のほうが、よほど気の利いた会見をしています。

数字の羅列と、法律根拠にこだわった文章を読み上げるだけの会見では、記者の質問に満足に答えられていません。3日もたてば記者たちも多少は勉強します。そして、会見の数分前の放送で何が話題になっていたかも知らないで、当然その事象が質問されるだろうと予想も準備もしてきていません。

そんなこんなのドタバタと言いますか情けない会見が、ズーッと画面に流れているのです。昨夜は流石に局のキャスターや解説の先生方やOB方もあきれて苦笑していました。現場の皆さんの技術が、広報のレベルとは違う事を願わずにいられません。

会社上層部も原子力安全院も官邸も、なぜあんなみっともない会見をさせているのでしょうか。
苦笑した解説者が言っていました。『東電には原発の事象を説明できる優秀な人がいるはずなんですがねえ』

それにしても、これ以上悪化しないように神に祈ります。

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