なかなかDVD化されなかった名画シリーズの続きです。
「風とライオン」もDVD化されるのをづっと待っていた作品です。
ショーン・コネリーがモロッコのリフ族の首長ライズリを楽しそうに好演しています。
ストーリー:1900年初頭モロッコを欧州列強を諸国が全土を支配しようとしていた頃、アメリカ人未亡人一家がライズリに誘拐される。米国大統領ルーズベルトは人質奪還を名目に、米国もモロッコへ艦隊を派遣支配競争に加わろうとするーー。
パレスチナ紛争やクエートやイラク戦争など、現代の欧米諸国の覇権競争を想像させます。
ショーン・コネリーの独特のしゃべり方の英語が、本来アラビア語(モロッコ語)が英語で作られているのが全く違和感を感ぜず聞こえてきます。
スルタンに貢物としてライオンを献上するなど、現地の民族を馬鹿にしているところはありますが、映画自体はしっかり作られています。ショーン・コネリーが現地の部族の表現を十分に調査してからと要望しているのではと思ってしまいます。
日本の戦国時代の武将のような精神構造も共感を呼びます。先にモロッコに駐屯しているドイツ軍が悪者になっています。後発の米国の海軍陸戦隊のずる賢い占領行動もアメリカなら遣りかねないと思ってしまいます。
また、ルーズベルトの当時の生活も描かれており、開拓時代から近代国家絵の移った頃のアメリカの政治の裏社会も面白いです。
最後に、ライズリからルーズべルトに手紙が届き、そこで「風とライオン」と言う言葉が出てきます。どちらが風でどちらがライオンでしょうか。
48回アカデミー賞2部門(作曲賞・音楽賞)ノミネート作品です。
ライズリが砂浜を、長剣を掲げて馬で走るシーンはいいですよ。
「風とライオン」もDVD化されるのをづっと待っていた作品です。
ショーン・コネリーがモロッコのリフ族の首長ライズリを楽しそうに好演しています。
ストーリー:1900年初頭モロッコを欧州列強を諸国が全土を支配しようとしていた頃、アメリカ人未亡人一家がライズリに誘拐される。米国大統領ルーズベルトは人質奪還を名目に、米国もモロッコへ艦隊を派遣支配競争に加わろうとするーー。
パレスチナ紛争やクエートやイラク戦争など、現代の欧米諸国の覇権競争を想像させます。
ショーン・コネリーの独特のしゃべり方の英語が、本来アラビア語(モロッコ語)が英語で作られているのが全く違和感を感ぜず聞こえてきます。
スルタンに貢物としてライオンを献上するなど、現地の民族を馬鹿にしているところはありますが、映画自体はしっかり作られています。ショーン・コネリーが現地の部族の表現を十分に調査してからと要望しているのではと思ってしまいます。
日本の戦国時代の武将のような精神構造も共感を呼びます。先にモロッコに駐屯しているドイツ軍が悪者になっています。後発の米国の海軍陸戦隊のずる賢い占領行動もアメリカなら遣りかねないと思ってしまいます。
また、ルーズベルトの当時の生活も描かれており、開拓時代から近代国家絵の移った頃のアメリカの政治の裏社会も面白いです。
最後に、ライズリからルーズべルトに手紙が届き、そこで「風とライオン」と言う言葉が出てきます。どちらが風でどちらがライオンでしょうか。
48回アカデミー賞2部門(作曲賞・音楽賞)ノミネート作品です。
ライズリが砂浜を、長剣を掲げて馬で走るシーンはいいですよ。