久しぶりに本の紹介です。七十七歳の歌舞伎役者・中村雅楽が歌舞伎界や演劇界に起きた事件を洒落た語り口で解き明かしていく、大人の『探偵小説』です。
戸板康二著。創元推理文庫で全5巻です。現在1,2巻が発売されています。1冊1,200円です。
この本は、20数年前、古本屋で偶然見つけた、次巻の「グリーン車の子供」を読んでから好きになったシリーズです。戸板康二は演劇評論家としては知っていましたが、こんな面白い探偵小説を書くのかと関心したのであります。
一昔前のよき東京を舞台に、地方も追々出てくるでしょうか、ぎすぎすしていない時代の歌舞伎界を舞台に、まるで、シャーロック・ホームズを読んでいるようです。ワトスンは竹野と言う新聞記者が勤めます。
演劇評論家が本業ですので、歌舞伎界の裏側、歌舞伎の知識などふんだんに出てきます。残念なのは、私に歌舞伎の知識が全くなく演目や役者の名前を目で追っているだけです。
1冊1200円ですから、文庫本としてはちと高く、買い渋っていました。が昨日いつもの様に本屋をうろうろしていますと、内田康夫の新刊が出ていました。こちらは1600円です。内田を先に買ってしまうと、ますます戸板康二を買いそびれます。それでこちらを購入した次第です。
今度の日曜日、歌舞伎座に春風亭小朝の独演会に行きます。電車の中で読みきってしまいましょう。
いい時代の探偵小説に興味があればお読みください。
戸板康二著。創元推理文庫で全5巻です。現在1,2巻が発売されています。1冊1,200円です。
この本は、20数年前、古本屋で偶然見つけた、次巻の「グリーン車の子供」を読んでから好きになったシリーズです。戸板康二は演劇評論家としては知っていましたが、こんな面白い探偵小説を書くのかと関心したのであります。
一昔前のよき東京を舞台に、地方も追々出てくるでしょうか、ぎすぎすしていない時代の歌舞伎界を舞台に、まるで、シャーロック・ホームズを読んでいるようです。ワトスンは竹野と言う新聞記者が勤めます。
演劇評論家が本業ですので、歌舞伎界の裏側、歌舞伎の知識などふんだんに出てきます。残念なのは、私に歌舞伎の知識が全くなく演目や役者の名前を目で追っているだけです。
1冊1200円ですから、文庫本としてはちと高く、買い渋っていました。が昨日いつもの様に本屋をうろうろしていますと、内田康夫の新刊が出ていました。こちらは1600円です。内田を先に買ってしまうと、ますます戸板康二を買いそびれます。それでこちらを購入した次第です。
今度の日曜日、歌舞伎座に春風亭小朝の独演会に行きます。電車の中で読みきってしまいましょう。
いい時代の探偵小説に興味があればお読みください。