新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

里の鳥「シメ」とプレデター

2008-05-06 18:00:03 | 里の鳥
GW最後の日、あまりにもいい天気でいつもの森に出かけました。
見かけたのは、カワセミとバンとカイツブリ、シジュウカラなど。カワセミの撮影スポットのは、2ヶ所に合計数十名のカメラマンが、子供の足ほどある望遠で一斉撮影です。かわせみが動くと遠くからでもシャッターの音が聞こえるほどです。

わたしは何時ものとおり、カメラ片手にあちこち鳥を探す旅。

偶然、森の一番北側、行き止まりの森に出ました。ほかと違ってナラやクヌギの雑木林、それもかなり大きな森になっていました。ここまでは誰も入ってこず、わたし一人で歩いていますと、キツツキ独特の鳴き声、それも何時ものコゲラより大きな声でした。頭の上を通り過ぎ、前方の木にとまったのを見ると、コゲラより二回りは大きく、全体に薄いミドリで、頭から赤い模様が肩口まで鮮やかに見えます。
あわててカメラを構えましたが、間に合わず飛び立つ姿が流れてしまい、駄目でした。

肉眼では、はっきり焼き付けましたので帰宅後確認すると、アオゲラでした。次回は何とかベストショットを。

全く静かな森の中、青い空をバックに15メートルくらいの緑の木陰と言うか木々の中を、気配を消してじっと見上げていました。行き止まりの一番奥ですから誰も来ません。自分の気配を消して、木々と同化して、じっと鳥を待っているとふと思い出しました。

「プレデター」の兵士、インディアンのビリーです。彼だけが森の中にいる「プレデター」の気配を感じることが出来るのです。その彼がじっと、高い梢を見上げる。そこの「プレデター」の気配を感じる。

そんな感じがしてきました。

30分位して何か動いています。鳥が枝を伝っています。若葉が日の光を通してきれいな緑になっていますが、それでも光量不足でしたが、何とか撮影できたのが下の写真です。他の写真を総合して、「シメ」のようです。これも次はベストショットを。


コメント
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