新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「秘文字」

2007-05-29 22:37:21 | 読書
懐かしい本が出てきたので、紹介します。
「秘文字」泡坂 妻夫、中井英夫、日影丈吉著 監修 長田順行 社会思想社
暗号書です。
私若い頃、一時期暗号に大変関心がありました。学問的というより、技術的あるいは暗号の小説に興味がありました。人形が旗を振る話しは、コナン・ドイルでしたか、六文銭は江戸川乱歩でしたね。
小説だけでなく暗号をどう作るかとか暗号化のマシンの話とか面白く呼んでいました。日本軍の暗号が解読されていたとか、ドイツの暗号は当時世界最高であったとか、欧米では、暗号解読を知的遊戯としていたとか感心したものです。

本書は、その頃発売されたもので当時(1979年2月発行)4800円とかなり高額でしたが買ってしまったのです。
永田氏の暗号の解説とその解き方の解説があり、ここで世界の暗号の歴史と主な暗号方式の解説があります。その後、上記三名の作家の短篇小説が、それぞれ異なった方式で暗号化されて掲載されております。
暗号の情報は一切提示されておりませんので、読者が独自に解読するしかありません。2つほどその頁を撮影しましたのでご覧ください、異なる作品です。


さて、回答は印刷されておらず、読者はがきを送ると、出版社から返送される仕掛けです。勿論、取り寄せてあります。開封せずにとってあります。
では、解読したかと言うことですが、一言も解読はしてません。本格的暗号ですから先ほどの解説書を読んでも簡単には理解できず、老後の楽しみにしています。

老後のお楽しみといえば、もう一冊てつかずの本があります。それはまた後日。
コメント
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