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読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

解放される個人と管理される個人の「極端な未来 政治・社会編」(ジェームス・キャントンph.D著)

2008-12-04 05:09:58 | Weblog
~30年以上、アメリカ・ホワイトハウスで大統領をはじめ各スタッフに未来予測のアドバイスをしている著者が語る、私たちを取り巻く未来の世界。10年後、20年後の未来は、私たちの生活をどう変えていくんだろう。激変するアメリカと世界の姿が垣間見れる一冊。~ . . . 本文を読む

西洋音楽の日本への受容を描く、「国家と音楽~伊澤修二がめざした日本近代~」(奥中康人著/春秋社刊)

2008-10-26 08:56:48 | Weblog
~明治維新期、急進的に西洋音楽を輸入した日本。しかしその目的は、西洋芸術音楽を吸収し芸術音楽家を育成することではなく、中央集権国家の確立と欧米並の文明国家としてのアピールを急激に実現することにあった。日本人が欧米のスタンダード音階(ドレミ)を歌えるようになること、有機的な国家意識をもつことなどが急務であり、恰好の教育手段として「唱歌」は使われたのである。「唱歌」の重要性を深く認識していた東京芸術大学音楽学部の創設者伊澤修二。その生涯を通して、当時の為政者側のもくろみを知り、国家形成に果たす音楽の役割を考える。~ . . . 本文を読む

10月15日、時代を揺るがした三つの事件とその映画

2008-10-15 07:51:37 | Weblog
今日10月15日の歴史を遡ると、時代をゆるがる三つの事件が起きています。1894年のフランスにおける「ドレフュス事件」。1941年の日本における「ゾルゲ事件」。1962年のアメリカ、ソ連、キューバにおける「キューバ危機」。そして、これらの事件を扱った映画が製作されています。それが、「逆転無罪」(イギリス/1991年)、「スパイ・ゾルゲ」(日本/2003年)、「13デイズ」(アメリカ/2000年)という三つの映画でした。 . . . 本文を読む

「ブレア・ウィッチ・PJ」+「ミスト」=「クローバーフィールド/HAKAISHA」(米/2008年)

2008-10-06 08:52:57 | Weblog
~巨大都市ニューヨークを舞台に、“未知の何者か”が大規模な破壊を繰り広げるSFパニック・アクション超大作。『M:i:III』のJ・J・エイブラムスによる徹底した秘密主義の下、“映画史上初めてタイトルも隠した映画”として全世界で話題が集中。監督はテレビドラマ「フェリシティの青春」シリーズなどを手掛けたマット・リーヴス。自由の女神の頭部が破壊され、突然眼前に落下してくるパニック映像や、巨大都市を崩壊と破滅に追い込む“HAKAISHA”など未曾有の展開に期待。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

追悼;水野晴郎さんとお茶の間を魅了した映画解説者たち

2008-06-11 16:20:20 | Weblog
映画評論家の水野晴郎さんが昨日午後3時5分、肝不全のため東京都内の病院で亡くなりました。水野さんと言えば、「いやぁ、映画って本当にいいもんですね」の名文句、「シベリア超特急」シリーズの監督、警察マニアとして有名でした。かつては、「日曜洋画劇場」の淀川長治さん、「月曜ロードショー」の荻昌弘さん、「ゴールデン洋画劇場」の高島忠夫さんとともに「水曜ロードショー」の解説を担当されていました。今日はここに、高島さんを除いて、小森和子さんを加えて取り上げたいと思います。いつものようにウィキペディアから引用します。 . . . 本文を読む