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日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

これからの日本の教育

2012年10月21日 | 教育・文化

 

これからの日本の教育

現在の日本の国内を見ていても、「失われた30年」となってほんとうに没落してゆきかねない状況になっています。その閉塞感はとくに、新しい若い世代に深刻なのではないでしょうか。

その根本原因に教育の問題があると思います。その象徴として、たった三年の政権維持すらもできない政治の貧困があると思います。政治家における人材の枯渇、その能力と哲学の貧困は眼を覆いたくなるほどひどいと思います。一年ごとのリリーフ政治では本当の改革はできません。何としても教育を改革して優れた指導的人材を育成しなければならないと思います。

幸いにして、インターネットやパソコン、ソフトなどの普及によって、昔に較べれば、外国語の修得なども飛躍的に容易になりつつあると思います。

下に紹介する秋田県にある国際教養大学などで行われている外国人教師による英語授業などは、明治時代に秋山好古、東郷平八郎などの軍人たちや田邊朔郎などの工学者、新渡戸稲造や内村鑑三などの学者などがすべて青年時代に直接英語で外国人学者の授業から学んだように、これからの日本の教育は、高等学校時代から英語による授業をはじめるべきでしょう。また、英語で授業ができることを教師の資格にするべきだと思います。

いじめ問題も含めて、あらゆる面において停滞し堕落した現在の教育の方法と人材の改革を、真剣に模索しながらでも強力に実行して行かなければならないと思います。

一点突破方式で模範的な教育改革に学んで、旧態依然とした現在の既成の学校、大学、高校などが自らの学校においても教育の方法の改革を行い、その成果をホームページなどで報告して行くべきでしょう。

一つの事例として、秋田県にある国際教養大学での中嶋 嶺雄学長のメッセージを紹介したいと思います。多くの大学でもこのような学長が現れて、続いて教育の改革に取り組んで行けば、日本の教育もよほど変わってゆくと思います。

国際教養大学 学長メッセージ

http://www.aiu.ac.jp/japanese/university/university04.html

 国際教養大学 中嶋嶺雄学長 

2004年4月、これまでの日本には存在しないグローバル・スタンダードの大学を創り、世界に挑戦するという決意を胸に、国際教養大学は開学しました。以来、我々が掲げる教学理念、すなわち、大学にとって不可欠な教養教育と外国語のコミュニケーション能力を培う「国際教養」は、多くの人々の共感を得てきました。

本学では、秋田杉の森に囲まれた美しい環境の中で、学生諸君に「これまでの人生で、これほど勉強したことはない」というほどに、勉学と向き合ってもらいます。「すべてを英語で学び、英語で考える授業」「外国人留学生と共に暮らす1年間の寮生活」「世界トップレベルの提携大学への1年間の留学」など、学生たちはチャレンジを積み重ねます。

勉学以外でもイベントの企画・運営やクラブ・サークル活動を通して、学生諸君は国際社会や地域社会との交流を深め、濃密な人間関係に揉まれながら、驚くほどのバイタリティーで充実した時間を過ごしています。

自らの限界に挑戦すること。そんな機会の一つひとつが、学生を一回りも二回りも大きな人間に成長させるのです。国際教養大学から世界へとつながる道は決して平坦なものばかりではありません。しかし、本学の教職員は、時に親となり、時に友人となって、みなさんを全力で支えます。

厳しい教育プログラムによって鍛えられた本学の卒業生は、我々の理念にふさわしく「世界を舞台に活躍できる人材」として、社会に羽ばたいています。それゆえ、本学に入学するみなさんにも、夢を抱き、仲間たちと困難を乗り越える「覚悟」をもっていただきたい。

国際教養大学の挑戦はこれからも続きます。ぜひ一度本学まで足を運び、キャンパスライフや模擬授業を体験してみてください。

中嶋 嶺雄
学長 中嶋 嶺雄

 

 

 


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